籠池夫妻の保釈金2人で1,500万円|保釈金額はどうやって決まるのか?

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2018.5.24
その他 弁護士監修記事

籠池夫妻の保釈金2人で1,500万円|保釈金額はどうやって決まるのか?

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学校法人『森友学園』の補助金詐取事件(詐欺罪)で起訴され、大阪拘置所で勾留されていた籠池夫妻の保釈を認める決定が下されました。その際の保釈金は2人で1,500万円だったそうです(籠池泰典氏800万円、諄子氏700万円)。

 

保釈金とは、起訴され、裁判を待つ期間の身柄を解くために、代わりに国に預けるお金のことです。テレビを見ると、「保釈金◯千万円で保釈されました」などのニュ-スをたまに見ますが、保釈金とはこんなに高いものなのでしょうか?

 

 

保釈金に関する誤解|実はそんなに高くない

何千万円もの保釈金を用意できる人しか保釈はできない」というものですが、保釈金はそこまで高額にはなりません。というのも、保釈金の相場は被告人の経済状況や属性などによって大きく変わってくるからです。
 

どういうことかというと、逮捕されてニュースに取り上げられるような著名人は、芸能人であったり、有名企業の役員であったり、一般的な人より財力も収入もある場合がほとんどです。経済状況の水準が上がればそれに比例して保釈金も上がります。
 

そういう著名人の保釈金の金額しかニュースで知る機会がないのでそのような誤解が生まれてしまいます。

 

保釈金の相場は150~300万円|保釈金額を決める要因は?

保釈金は、預けた被告人が「返ってこないと困る」と感じる程度の金額が設定されます。現在、一般サラリーマンの平均年収は400万円程度とされているので、平均的な保釈金の相場は150~300万円と考えられます。

 

被告人の経済力

保釈金は被告人の経済状況によって変わるとお伝えしました。ここでいう経済力とは、収入と資産です。一般的な年収が400万円なので、その半分の200万円を担保に取られれば、没収されるリスクを取ってまで逃亡する人はそういないでしょう。

 

事件の大きさ

また、保釈金には起訴された事件の程度も影響すると考えられます。刑が重くなる可能性があればそれに応じて保釈金も上がっていくでしょう。ただし、強盗や殺人などの重大犯罪を犯した被告人の保釈が認められることはないでしょう

 

 

保釈金は返ってくる

しかし、「何百万円もの保釈金を“支払う”くらいなら、おとなしく拘置所にいたほうがいい」と考える方もいるのではないでしょうか。こちらも誤解が多いのですが、保釈金は一時的に預けるお金です。

つまり、保釈期間中に罪を犯したり、国外逃亡を企てたりせずに過ごしていれば保釈金は戻ってきます。通常は裁判終了後数日〜1週間をめどに返還されます

 

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
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本記事は刑事事件弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※刑事事件弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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