ATMで置き引きをしたものの示談が成立し不起訴となった事例
窃盗罪・万引き
50代女性
罪名 | 依頼費用 | 解決結果 |
---|---|---|
窃盗罪 | 40万円 | 不起訴処分 |
事件の内容
依頼者は銀行のATMに現金の入った封筒が置き忘れていることに気が付きました。
自宅に持ち帰りましたが、警察に捕まることを恐れ、他のゴミと一緒に捨ててしまいました。
ご相談から依頼までの経緯
2か月ほどしたある日、警察から電話があり、出頭しました。
封筒を持ち帰ったこと、捨ててしまったことを話しましたが、警察はお金を捨てたことについて信じてはくれませんでした。
そこで、今後の対応について当事務所に依頼をしました。
弁護活動の結果
封筒を持ち去ってしまったことは間違いなく、他方、お金を捨てたことを信じてもらえないのも無理はないと依頼者は理解していました。
そこで、弁護士を通じて、被害者に賠償をして示談を成立させることで起訴猶予を目指すこととしました。
被害者いわく封筒には12万円が入っていたそうで、12万円に迷惑料3万円を加えた15万円をお支払いすることで示談が成立しました。
依頼者は引き続きお金は捨ててしまったと主張をしましたが、示談が成立していることを考慮して、検察官は不起訴処分(起訴猶予)としましたので、本件は起訴されることなく解決となりました。