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大分県の犯罪件数と検挙率

大分県では令和2年、3,087件の犯罪が事件として認知されており、全国第37位の多さになっております。またその中では、1,526件が検挙にいたっており、こちらは全国第42位の多さになっております。

起こしてしまった事件を警察が認知した場合に、検挙に至る可能性は49.43%になります。

こちらは、神奈川県に次いで、全国第33位の高さになっております。

 

過去数年で大分県の犯罪認知件数・検挙数・検挙率は、以下のように推移しています。

年度

事件認知件数

検挙数

検挙率

2016

4,054件

2,290件

56.49%

2017

3,958件

2,281件

57.63%

2018

3,331件

1,885件

56.59%

2019

3,018件

1,506件

49.90%

2020

3,087件

1,526件

49.43%

参考:犯罪白書|法務省令和2年1~12月犯罪統計【確定値】

大分県では、平成15年にピークを迎えて以後、16年連続で犯罪の認知件数が減少していましたが、令和2年で微増しております。

 

検挙数は2017年までは2,000件前後で安定して推移しており、検挙率も56%前後と高水準を維持しておりましたが、2019年以降は減少傾向です。

警察組織による検挙とは?

検挙といえば、一般的には逮捕をして捜査を進めるイメージがありますが、逮捕されずに検挙される場合もあります。

 

在宅捜査になれば、身体拘束を受けずに日常生活を送りながら捜査を受けることが可能です。証拠隠滅や逃亡の恐れがないと認められれば、必ずしも逮捕されるとは限りません。

 

ちなみに弁護士の働きかけにより、逮捕されたが在宅捜査に切り替えてもらえた事例があります。

逮捕されると、起訴・不起訴の確定までに最長23日間の身体拘束を受ける可能性があるので、長期拘束を避けたい場合には弁護士への相談を検討しましょう。

大分県で起こった犯罪の傾向

令和2年の大分県全体の犯罪件数は、令和元年と比べて、69件増加しております。犯罪の内容としては窃盗犯が多い傾向にあります。

 

令和2年のそれぞれの認知数は、以下のとおりです。

犯罪名

認知数

窃盗犯

1,896件

粗暴犯

299件

知能犯

176件

風俗犯

33件

凶悪犯

30件

参考:大分県の犯罪概況(R2年)

 

大分県でもっとも多く発生したのは「窃盗犯」でした。手口別にみると、空き巣・万引き・自転車盗が多く発生していますが、前年比ではマイナス92件で減少しています。

 

そのほかの犯罪は、おおむね減少または横ばい状態でしたが、詐欺や横領などの「知能犯」は52件の増加を記録してしまいました。

大分県で犯罪が多い地区

大分県警察の調査では、令和2年に県内で認知された事件件数の市区町村上位10位は、以下の通りでした。


なお、このランキングは事件件数ではなく、人口10万人あたりの発生件数を示す「犯罪率」で順位を決定しています。

地域

犯罪認知件数

中津市

340.5/100,000件

大分市

326.1/100,000件

別府市

315.0/100,000件

玖珠郡玖珠町

223.0/100,000件

日田市

211.1/100,000件

由布市

209.6/100,000件

佐伯市

209.3/100,000件

宇佐市

204.7/100,000件

豊後高田市

185.7/100,000件

臼杵市

177.9/100,000件

参考:大分県の犯罪概況(R2年)

 

犯罪率で1位になったのは人口約83,000人の中津市、2位は約476,000人の大分市、3位は約115,000人の別府市でした。

 

人口ランキングでもトップ3を占める3つの街が犯罪率でもトップ3になるということは、人口が多い街ほど犯罪が発生しやすいことを意味しています。

 

注目すべきは、人口約14,000人の玖珠郡玖珠町が、約63,000人の日田市、約67,000人の佐伯市を上回って4位にランクインしている点です。人口が少ない街では、犯罪の認知件数が少なくても犯罪率が高くなることがあるので、市民が「この街は治安が悪い」と感じているケースも少なくありません。