山口県で刑事事件の加害者や逮捕された方の弁護・相談に強い逮捕前の相談可能な弁護士一覧
当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
弁護士の迅速・的確な刑事弁護あたり、以下を伝えましょう。
・相談者氏名、容疑がかかっている人の氏名
・相談者の連絡先、逮捕・拘束された施設(警察署や拘置署など)
・容疑がかかっている罪と、事件の詳細
・弁護士に望むこと(早期釈放、不起訴、無罪主張など)
法律事務所へ話した内容は、依頼をしなかったとしても、厳格な守秘義務により守られ、口外されることはありません。
刑法第134条・弁護士法第23条によって、承諾を得ずに警察・検察・裁判所その他一切に口外することは、原則許されません。
また、守秘義務は弁護士を辞職しても生涯負うことになります。
万が一にも、業務で知り得た内容を口外すれば、口外した者が懲役刑を科される可能性があります。
山口県の犯罪件数と検挙率
山口県では令和2年、4,137件の犯罪が事件として認知されており、全国第31位の多さになっております。またその中では、2,582件が検挙にいたっており、こちらは全国第30位の多さになっております。
起こしてしまった事件を警察が認知した場合に、検挙に至る可能性は62.41%になります。
こちらは、青森県に次いで、全国第11位の高さになっております。
過去数年で山口県の犯罪認知件数・検挙数・検挙率は、以下のように推移しています。
年度 |
事件認知件数 |
検挙数 |
検挙率 |
2016 |
6,852件 |
3,158件 |
46.09% |
2017 |
6,296件 |
3,154件 |
50.10% |
2018 |
5,419件 |
2,964件 |
54.70% |
2019 |
5,196件 |
2,874件 |
55.31% |
2020 |
4,137件 |
2,582件 |
62.41% |
参考:山口県の犯罪情勢 グラフで見る山口県の犯罪情勢(過去10年)(令和2年中)、令和2年1~12月犯罪統計【確定値】
山口県では、過去5年間で犯罪の認知件数が大幅に減少しています。検挙数も同じく減少傾向にあり、また検挙数は上昇傾向にあります。
令和2年における検挙率の全国平均は54.68%なので、山口県の方が約8ポイントも上回っていることになります。このような状況を考えれば、山口県では「罪を犯せば逮捕・検挙を受けやすい」と心得ておくべきでしょう。
警察組織による検挙とは?
検挙といえば、一般的には逮捕をして捜査を進めるイメージがありますが、逮捕されずに検挙される場合もあります。
在宅捜査になれば、身体拘束を受けずに日常生活を送りながら捜査を受けることが可能です。証拠隠滅や逃亡の恐れがないと認められれば、必ずしも逮捕されるとは限りません。
ちなみに弁護士の働きかけにより、逮捕されたが在宅捜査に切り替えてもらえた事例があります。
逮捕されると、起訴・不起訴の確定までに最長23日間の身体拘束を受ける可能性があるので、長期拘束を避けたい場合には弁護士への相談を検討しましょう。
山口県で起こった犯罪の傾向
令和3年の山口県全体の犯罪件数は3,871件になっております。犯罪の内容としては窃盗犯とその他の刑法犯が多い傾向にあります。
令和3年のそれぞれの認知数は、以下のとおりです。
犯罪名 |
認知数 |
凶悪犯 |
24件 |
粗暴犯 |
304件 |
窃盗犯 |
1,476件 |
知能犯 |
297件 |
風俗犯 |
74件 |
その他の刑法犯 |
727件 |
刑法犯総数 |
3,871件 |
もっとも多く発生しているのが万引きや空き巣などの窃盗犯で、全体の約38%を占めています。
また、その他の刑法犯の次に粗暴犯が多くなっています。
語句 |
内容 |
凶悪犯 |
殺人、強盗、放火、強姦(かん) |
粗暴犯 |
暴行、傷害、脅迫、恐喝、凶器準備集合 |
窃盗犯 |
窃盗 |
知能犯 |
詐欺、横領(占有離脱物横領を除く。)、偽造、涜(とく)職、背任。ただし、第4章においては詐欺、横領(占有離脱物横領を含む。) |
風俗犯 |
賭博(とばく)、猥褻(わいせつ) |
山口県で犯罪が多い地区
山口県警察の調査では、令和2年に県内で認知された事件件数の市区町村上位10位は、以下の通りでした。
地域 |
犯罪認知件数 |
下関市 |
880件 |
宇部市 |
543件 |
山口市 |
535件 |
周南市 |
518件 |
岩国市 |
443件 |
防府市 |
321件 |
山陽小野田市 |
180件 |
下松市 |
168件 |
柳井市 |
113件 |
萩市 |
94件 |
参考:山口県の犯罪情勢 市町別 刑法犯 認知・検挙(発生地主義)の状況(令和2年中)
山口県内でもっとも多くの犯罪を認知したのは下関市でした。約26万人の人口を抱える県内最大の都市なので、この結果は当然でしょう。
2位以下をみても、人口のランキングとほぼ一致しているので、犯罪の発生は人口と比例しているという状況がうかがえます。犯罪の発生件数が多いからといっても「治安が悪い」と決め付けられるわけではありません。
全体的に県内の治安情勢は安定しているようですが、殺人・強盗といった凶悪犯の発生はやはり人口が集中している大きな街での発生が目立ちます。とくに大きな街では事件への対応力が強化されているので、小さな犯罪でも発覚すれば検挙されやすいと考えておくべきでしょう。