【執行猶予獲得】同種前科・前歴多数の窃盗罪で起訴されるも執行猶予を獲得した事例
窃盗罪・万引き
40代男性
罪名 | 解決結果 |
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窃盗罪 | 懲役2年執行猶予4年 |
事件の内容
依頼者は、サウナの更衣室で他人の財布から現金数十万円を窃取したとして、窃盗罪で逮捕・勾留され、起訴されました。
ご相談から依頼までの経緯
依頼者は、同種の窃盗での前科・前歴が5件あり、本件の被害額も多額であったため、実刑判決を受ける可能性もありました。そこで、少しでも執行猶予の可能性を高めるため、被害者への被害弁償と、再犯防止のための環境調整活動を主な弁護活動として行っていくこととなりました。
弁護活動の結果
被害者は処罰感情がとても強く、被害弁償を受け取っていただくことはできませんでしたが、依頼者の謝罪文に確定日付を押印したり、弁護人と被害者とのやり取りを記録に残したりするなどして、被害弁償に向けた努力をしたことを形に残しました。また、地方に住む依頼者のご両親に身元引受人となっていただき、その地元の社会福祉士から就労支援や自立に向けた福祉的支援を行っていただけることとなりました。これらの点が考慮され、判決では無事執行猶予を獲得することができました。