強制わいせつの被害届取り下げとなった事例
痴漢・わいせつ
30代男性
罪名 | 解決結果 |
---|---|
強制わいせつ | 被害届取下げ |
事件の内容
依頼者は、マッサージ店にマッサージ師として勤務していましたが、ある日の客から「施術中に胸や下腹部を触られたり、恥ずかしい体勢にされたりした」等の苦情を受け、警察に被害届を提出されました。
その後、マッサージ店に警察がマッサージ店にやってきて、事情聴取が行われました。
依頼者は、あくまで施術の一環と主張したものの、被害者と警察には聞き入れてもらうことはできず、捜査が継続されることになりました。
ご相談から依頼までの経緯
依頼者は、逮捕されてしまう不安から、ご相談に来ました。
弁護士が依頼者に事情を聞いた結果、このままでは逮捕・起訴される可能性が高いと判断し、事件を受任しました。
依頼者の私選弁護人として、ただちに警察に弁護人選任届を提出し、被害者にコンタクトを取りました。
強制わいせつとして、依頼者が故意に行為を行ったと主張していましたが、手が胸に当たった可能性は否めず、下腹部のつぼを確かだとして、「被害女性に不快な思いをさせてしまったことは確かでる」と思うに至り、示談交渉を進めることを承諾しました。
弁護活動の結果
しかしながら、弁護士が被害女性の気持ちに寄り添って交渉を進め、依頼者が「深く反省していること」「謝罪の気持ちを強く持っていること」「示談することで、被害女性の心理的な負担を軽減できること」について丁寧に説明し、2週間程度で、示談を成立させました。
示談書と併せて、被害届取下げ書を作成し、ただちに警察に提出しました。
告訴状を提出しない旨の条項も示談書に組み込まれていたため、依頼者が逮捕・起訴されることはなくなり、不安から解放されることができました。