【不起訴獲得】詐欺罪で逮捕されたが、不起訴を獲得した事例
詐欺罪
50代男性
罪名 | 解決結果 |
---|---|
詐欺罪 | 不起訴 |
事件の内容
詐欺の共犯事件でした。約6年にわたって、依頼者は、共犯者と一緒に何回もある会社から金銭を騙し取っていました。
ただ、依頼者は詐欺に協力しただけで、騙し取ったお金は受け取っていませんでした。
被害総額は、4000万円超でした。在宅で捜査が進んでいましたが、ある日、その中の一部の事件で依頼者ともう1名の共犯者が逮捕されました。
余罪があったため、依頼者は、その後さらに1回逮捕されました。被害金額からすれば、起訴されれば、長期実刑も予想される事件でした。
ご相談から依頼までの経緯
依頼者は別の弁護士からの紹介で私の事務所に相談に来ました。
その時は在宅で捜査されていましたが、本人は逮捕されるとは思っていませんでした。
私は、捜査への対応の助言をして、依頼者はその日は帰りましたが、わずか数日後に依頼者は逮捕されてしまいました。
依頼者は、相談をしていた私に、警察を通じて接見を求めてきたので、即座に接見をして、弁護の依頼を受けました。
弁護活動の結果
主犯格であるもう一人の共犯者が否認しているという情報を得たので、捜査機関は、被疑者の捜査協力が必要な状況と判断しました。
被疑者が取り調べで話す内容をコントロールして、検察官が被疑者の処分を軽くする方向に誘導させることを試みました。
並行して、被害者側の代理人弁護士と交渉して、被害弁償の申し入れをしました。
最終的に、被害者側に被害弁償を行い、主犯格の裁判で依頼者が証言に協力するということで、依頼者は不起訴処分となりました。