会社員が業務上横領ないし背任にあたる行為を行い、会社から刑事告訴されたものの、告訴取り下げに成功したケース。
横領罪・背任罪
30代男性
罪名 | 解決結果 |
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業務上横領罪・背任罪 | 逮捕されずに示談締結にて収束 |
事件の内容
依頼人は、自己の勤務する会社と競業関係にあたる業務を目的とした法人を会社に秘密裡で立ち上げ、勤務先会社のノウハウや財産を用いて副業を行っていたところ、それが業務上横領ないし背任罪にあたるとして、勤務先会社から刑事告訴された事案
ご相談から依頼までの経緯
依頼人自体も相談時より競業行為を行った等の事実関係については自認しておりました。
会社としても損害が填補されれば被害届を取り下げる旨を主張していたため、警察にはその旨を説明した上で、早急な示談交渉に取り掛かりました。
弁護活動の結果
一括での返済が困難な額であったため、会社側との交渉は難航しましたが、依頼人を刑務所に送るよりも社会内で働いてもらい、月々少額ずつでも返済を続けていくことを誓約し、度重なる説得の上、刑事告訴の取下げに成功しました。