【万引き】準抗告により、罪を認めた事件で釈放を実現した事例

被疑者が万引きで現行犯逮捕された事件です。

被疑者が逮捕された後に、国選弁護人として選任され対応するに至りました。

被疑者本人が罪を認めていたため、私たちはまず被害弁償を最優先に考え、被害に遭われた店舗と交渉し、弁償を実施しました。
その上で、ご本人からは釈放後も罪証隠滅や逃亡を行わない旨の誓約書を取得しました。さらに、職場の上司からは、継続雇用の約束と、本人が罪証隠滅や逃亡を行わないよう監督する旨の電話聴取書を得て、これらを根拠に勾留取消請求を申し立てましたが、残念ながら裁判所には却下されてしまいました。
しかし、私たちは諦めず、この却下決定に対し準抗告を行ったところ、準抗告が認められ、ご本人は無事に釈放されました。