法律事務所へ話した内容は、依頼をしなかったとしても、厳格な守秘義務により守られ、口外されることはありません。
刑法第134条・弁護士法第23条によって、承諾を得ずに警察・検察・裁判所その他一切に口外することは、原則許されません。
また、守秘義務は弁護士を辞職しても生涯負うことになります。
万が一にも、業務で知り得た内容を口外すれば、口外した者が懲役刑を科される可能性があります。
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広瀬通中央法律事務所
| 住所 | 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町二丁目10番23号 仙台いちょう坂ハルヤマビル501号室 | 
|---|---|
| 最寄駅 | 地下鉄「広瀬通駅」徒歩3分 JR「仙台駅」徒歩7分 「本町二丁目バス停」目の前 | 
| 営業時間 | 平日:09:00〜19:00 土曜:09:00〜19:00 日曜:09:00〜19:00 祝日:09:00〜19:00 | 
| 弁護士 | 齋藤 慎也 | 
|---|---|
| 定休日 | 無休 | 
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山形県の犯罪件数と検挙率
山形県では令和2年、3,085件の犯罪が事件として認知されており、全国第38位の多さになっております。またその中では、2,587件が検挙にいたっており、こちらは全国第29位の多さになっております。
起こしてしまった事件を警察が認知した場合に、検挙に至る可能性は83.86%になります。
こちらは、全国で断トツの1位になっております。
過去数年で山形県の犯罪認知件数・検挙数・検挙率は、以下のように推移しています。
| 年度 | 事件認知件数 | 検挙数 | 検挙率 | 
| 2016 | 4,896件 | 3,156件 | 64.46% | 
| 2017 | 3,975件 | 3,009件 | 75.70% | 
| 2018 | 3,614件 | 2,618件 | 72.44% | 
| 2019 | 3,275件 | 2,289件 | 69.89% | 
| 2020 | 3,085件 | 2,587件 | 83.86% | 
参考:山形県の刑法犯認知・検挙状況(令和2年12月末確定値)、令和2年1~12月犯罪統計【確定値】
山形県では令和3年までの期間を対象に「第3次山形県犯罪のない安全で安心なまちづくり推進計画」を進めておりました。令和2年では、第1次計画を実施して以後、犯罪の認知件数が最少となりました。
 
一方で、検挙率は令和2年に急上昇し、83.86%を達成しました。今までの過去最高は平成29年の75.70%でしたが、8.16%の増加を記録しました。令和2年における検挙率の全国平均は54.86%ですが、山形県では全国平均より約29ポイント以上も上回っております。
 
このような状況から、山形県はとくに「罪を犯せば逮捕・検挙されやすい県」といえるでしょう。
警察組織による検挙とは?
検挙といえば、一般的には逮捕をして捜査を進めるイメージがありますが、逮捕されずに検挙される場合もあります。
在宅捜査になれば、身体拘束を受けずに日常生活を送りながら捜査を受けることが可能です。証拠隠滅や逃亡の恐れがないと認められれば、必ずしも逮捕されるとは限りません。
ちなみに弁護士の働きかけにより、逮捕されたが在宅捜査に切り替えてもらえた事例があります。
逮捕されると、起訴・不起訴の確定までに最長23日間の身体拘束を受ける可能性があるので、長期拘束を避けたい場合には弁護士への相談を検討しましょう。
山形県で起こった犯罪の傾向
令和3年の山形県全体の犯罪件数は3,053件になっております。犯罪の内容としては窃盗犯と粗暴犯が多い傾向にあります。
令和3年のそれぞれの認知数は、以下のとおりです。
| 犯罪名 | 認知数 | 
| 凶悪犯 | 19件 | 
| 粗暴犯 | 505件 | 
| 窃盗犯 | 1,543件 | 
| 知能犯 | 162件 | 
| 風俗犯 | 32件 | 
| その他の刑法犯 | 389件 | 
| 刑法犯総数 | 3,053件 | 
もっとも多く発生しているのが万引きや空き巣などの窃盗犯で、全体の約51%を占めています。
また、他の都道府県と比較して、その他の刑法犯よりも粗暴犯が多くなっているところが特徴的です。
| 語句 | 内容 | 
| 凶悪犯 | 殺人、強盗、放火、強姦(かん) | 
| 粗暴犯 | 暴行、傷害、脅迫、恐喝、凶器準備集合 | 
| 窃盗犯 | 窃盗 | 
| 知能犯 | 詐欺、横領(占有離脱物横領を除く。)、偽造、涜(とく)職、背任。ただし、第4章においては詐欺、横領(占有離脱物横領を含む。) | 
| 風俗犯 | 賭博(とばく)、猥褻(わいせつ) | 
山形県で犯罪が多い地区
山形県警察の調査では、令和2年に県内で認知された事件件数の市区町村上位10位は、以下の通りでした。
| 地域 | 犯罪認知件数 | 
| 山形市 | 881件 | 
| 鶴岡市 | 394件 | 
| 米沢市 | 275件 | 
| 酒田市 | 260件 | 
| 天童市 | 171件 | 
| 東根市 | 156件 | 
| 新庄市 | 126件 | 
| 寒河江市 | 122件 | 
| 南陽市 | 102件 | 
| 飽海郡遊佐町 | 64件 | 
参考:山形県の刑法犯認知・検挙状況(令和2年12月末確定値)
山形県内でもっとも多くの犯罪を認知したのは、人口約25万人を抱える山形市でした。
 
犯罪の認知件数ランキングと県内市町村の人口ランキングは完全に一致しているので「人口が多い街ほど犯罪が多く発生する」という傾向は明らかです。ただし、犯罪の認知件数が多いほど「治安が悪い」と断言できるものではありません。
 
人口10万人あたりの犯罪遭遇率を示す「犯罪率」をみると、認知件数ではランキング10位の飽海郡遊佐町(64件)で493.8ポイント、西置賜郡小国町(27件)では387.8ポイントとなっています。認知件数ランキング1位の山形市が355.6ポイントであることと比較すると、認知件数が少ない郡部のほうが犯罪に遭遇する割合が高いわけです。
 
いずれにしても、山形県警察の検挙率は非常に高いため、どの地域であるのかに関係なく、罪を犯せば逮捕・検挙されるおそれがあると心得ておくべきでしょう。
 
             
         
         
         
