傷害事件を証拠不十分で不起訴処分とした事例
罪名 | 依頼費用 | 解決結果 |
---|---|---|
傷害 | 40万円 | 不起訴処分 |
友人宅を訪れるために無断でマンションの駐車場を利用したところ、帰る際にその駐車場の管理者から呼び止められました。
焦って車を発進させ、逃げようとしたところ、管理者は運転席の窓から胸倉をつかみ停止させました。
その過程で管理者は腕を打撲した、引きずられて膝を怪我したと被害と訴え、警察に被害届を出しました。
依頼者は医師のため刑事罰を受けますと厚生労働省から免許停止などの行政処分を受ける可能性があった。
車を発進させたものの、アクセルは踏んでおらずクリープ減少で動いているだけだったことから、車に引きずられて膝を怪我するということは考え難かった。
また、こちらからは一切手を出しておらず、胸倉を掴んできた際に車に腕をぶつけたのではないかということでした。
弁護士が被害者に面談して話を聞いたが、示談をする気は一切なさそうであったことから、嫌疑不十分を狙って弁護活動をしていく方針とした。
警察や検察庁の呼び出しの前に供述内容を打合せ、そのとおりに供述をした結果、不起訴処分となり終結した。
医師や歯科医師は罰金刑などの刑事罰を受けると原則、法務省から厚生労働省にその旨の通知がなされ、戒告、免許停止などの行政処分を受ける可能性があります。
そのため、刑事罰を受けないようにする、つまり不起訴処分とすることが最重要となります。
本件は当初は穏便に示談をする方針も検討しましたが、相手方が到底に応じるような姿勢ではなかったことや、否認したまま証拠不十分に持ち込める可能性が十分にあると判断できたことから、否認のまま不起訴処分を目指す攻めの方針を取りました。
営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00:00〜23:59 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |