【不起訴獲得】黙秘を貫き不起訴になった事案
窃盗罪・万引き
20代男性
罪名 | 解決結果 |
---|---|
窃盗、盗品等保管 | 不起訴 |
事件の内容
依頼者の友人が窃盗で逮捕勾留され、依頼者がその共犯者として窃盗で逮捕勾留されました。また、窃盗に加担していないとしても、自宅に盗品を保管していたとの疑いでも取調べを受けましたが、黙秘を貫いて不起訴になりました。
ご相談から依頼までの経緯
依頼者の家族から依頼者が窃盗で逮捕されたとの連絡があり、即日接見しました。依頼者によりますと、友人が窃盗で逮捕され、その盗品が依頼者の自宅にあったことから共犯の疑いをかけられているとのことでした。しかし、依頼者は、窃盗に加担していないし、盗品についても、友人が自宅に持ってきて預かってほしいと言うので預かっただけで、盗品であることを知らなかったと主張していました。事実が曲げられて起訴されることのないようにしたいということで受任しました。
弁護活動の結果
当初から依頼者には黙秘するよう助言していました。その後、取調時に依頼者が見せられた客観的証拠が乏しいことが確認でき、また、担当の警察官に対して探りを入れたり、勾留されている依頼者の友人の弁護人から情報を収集したりした結果、犯行の目撃者が存在しないことやGPSなどの客観的証拠は存在せず、依頼者の友人も依頼者に不利な供述を行っていないことが判明しました。そこで、起訴するだけの証拠がないと見込んで依頼者に黙秘継続を助言しました。取調べ時の誘導に乗って不利な供述をしてしまいそうになる依頼者に指導と激励を繰り返しました。その結果、なんとか勾留満期まで黙秘を貫くことができ、不起訴になりました。