交通事故における犯罪被害者支援活動
罪名 | 解決結果 |
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自動車運転過失致傷罪 | 有罪の実刑判決 |
依頼者は、横断歩道を歩行している途中でひき逃げにあい、重度の後遺障害を負ってしまいました。
横断歩道上を歩行中に轢き逃げされ、脳がぐちゃぐちゃに変形し、全身至る所を骨折する瀕死の重傷を負い、奇跡的に徐々に回復を遂げていった被害者の支援を検察庁から支援依頼されて受任。
刑事裁判での被害者参加活動の支援と、民事手続での損害賠償請求を合わせてしていくこととなった。
加害者は、轢いた認識を一貫して否認していた。
被害者は、懸命なリハビリにより、身体的に目立った大きな後遺症は残らなかったものの、すぐに苛立つ、同時並行で作業ができない、話がくどくなり終わらない、疲れやすく突然眠りに陥る、という、明らかに高次脳機能障害と思われる症状が見られた。
そのため、数名の高次脳機能障害の専門医を受診して所要の検査を実施したが、いずれも、その可能性の指摘に留まり、後遺障害等級としては14級程度しか得られないことが予想される診断書の取得しかできなかった。
このような経過の中、刑事裁判では被害者参加が行われ、ご本人が聞きたいこと、知りたい真実について何度もリハーサルを得た上で、ご本人自らの質問を実施し、一定の成果を遂げた。
裁判結果は、否認したまま、有罪の実刑判決が下された。
その後、高次脳機能障害の権威の医師の診察を受け、ようやく、詳細な意見書の入手に至り、14級の障害等級認定が予想された当初から状況が全く異なり、6級の障害等級認定を得ることが出来、保険会社と交渉の結果、当初予想された300万円の賠償金から大幅に増額され、約6500万円超の賠償金を得ることが出来た。
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