【再度の執行猶予】執行猶予中の再犯で再度の執行猶予判決を獲得

強制わいせつ罪で３年間の執行猶予中だった依頼者が、執行猶予中に建造物損壊（マンション扉を損壊）をしてしまった事案

依頼者は、マンション内で響く夜間の騒音に悩まされており、発生場所と考えた他の住人の部屋の扉をハンマーで叩き、結果として３０個もの凹みが出たとして逮捕されました。当初は国選弁護人が就いていましたが、不安に感じた依頼者の父親が当事務所へご相談されました。

執行猶予中の再犯で再び執行猶予判決を獲得するのは至難の業です。それでも、裁判において、騒音騒ぎが本当にあったこと、本人が相当に病んでいたこと、被害者ら（管理組合および住人）との間で示談を締結し宥恕文言を得たこと等を主張立証し、結果、保護観察付の執行猶予判決を獲得することができました。