【侵入盗】4件の余罪があった事案について、保釈許可・執行猶予となった事例
| 罪名 | 解決結果 |
|---|---|
| 建造物侵入及び窃盗罪 | 懲役2年、執行猶予3年の判決 |
事件が起きた当時、大学生だったFさんは、ご友人4~5名とともに計画を立て、夜間に誰もいない工場などの施設に繰り返し侵入し、物品を盗み出すという、いわゆる「侵入盗」の行為を行っていました。
Fさんと共謀していたご友人たちは、侵入盗の最中に工場の管理者からの通報を受けて現場に急行した警察官に逮捕されてしまいました。
この事実を知ったFさんのご両親からご相談を受け、すぐにご本人と接見しました。その際に、Fさんから被害者の方々への心からの謝罪と、可能な限りの弁償をする意向を強く示されたため、弊所が弁護を引き受けることとなりました。
Fさんは、20日間にわたって勾留された後に、建造物侵入および窃盗の罪で起訴され、4件の同様の犯行に関しても追起訴がされました。しかし、弁護活動により、全ての被害者の方々と示談が成立しました。
その後、弊所は迅速にFさんの身柄を解放するため、最初の起訴がなされた時点で保釈請求を行いました。
保釈の許可を得るにあたり、常習性があるという点が懸念材料でしたが、弊所はFさんにとって有利となる以下の事情を、関係資料を添えて裁判所に丁寧に説明いたしました。
• 事件の関係者とは、今後一切接触しないこと
• 全ての被害者の方々への謝罪と被害弁償の準備が完了していること
• ご両親による適切な監督が期待できること
その結果、保釈金150万円での保釈許可決定が認められました。
裁判においては、示談成立を示す書類を証拠として提出しました。また、情状証人としてFさんのご両親に出廷していただき、今後二度と過ちを繰り返さないための具体的な対策や、ご家庭での監督体制について証言してもらいました。
最終的には、2年の懲役と3年の執行猶予付き判決が宣告され、Fさんは更生を目指すこととなりました。
【加害者専用相談窓口】渋谷中央法律事務所
| 住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-9-9梅原ビル9階K-09 |
|---|---|
| 最寄駅 | 渋谷駅 徒歩3分 |
| 営業時間 |
平日:00:00〜24:00 土曜:00:00〜24:00 日曜:00:00〜24:00 祝日:00:00〜24:00 |
