強盗致傷事件で不起訴処分

酒を少量飲んだだけで人格を失い自分の行動を自制できないという被疑者が、接待で酔ってタクシーで帰宅し降車する際に代金を支払わず逃げようとして運転手に暴力をふるい指を骨折させた事件

逮捕後ご両親から相談を受けて受任。

被疑者に接見に行くと、ご両親の説明どおり依頼者は全く事件のことを覚えていない様子で、酔いが醒めてから警察に伝えられた内容をひたすら後悔し謝罪の気持ちを持っていることが感じ取れました。その気持ちを被害者と被害者を雇用しているタクシー会社に伝え、何とか10日間の勾留期間中に示談することができました。それにもかかわらず、勾留延長の決定を受けたため、準抗告を行ったところ認められてようやく釈放されました。その後、在宅の捜査を経て不起訴処分となりました。