【前歴があっても】弁護士の対応により不起訴処分を獲得したケース
罪名 | 解決結果 |
---|---|
迷惑防止条例違反 | 同種の前歴があったものの示談成立による不起訴処分を獲得 |
電車内の盗撮発覚で通報されてしまった事案
ご本人から事務所宛にお問い合せをいただき、「電車内で盗撮をしてしまい、そのことが発覚して取り調べを受けている。今後について相談したい」とのことでしたので、弁護士とのご面談をご案内しました。
事件の当日の状況を確認し、今後の流れについてご説明し、被害者との示談が必要な状況でしたので、弁護士を介して示談をすることをおすすめしたところ、ご依頼いただくことになりました。
なお、その被害者の方に対しては今回が初めての盗撮行為とのことでしたが、過去にも盗撮で立件されたことがあるとのことでした。
ご本人に弁護人選任届を記入いただき、管轄の検察庁に提出し、被害者の方と連絡を取らせてほしい旨を検察官に伝え、示談活動を開始しました。
まずはご本人からヒアリングした当時の状況と相違がないかの確認を行い、弁護士から誠心誠意の謝罪の意を伝えました。その上で、示談に応じていただける余地があるかを、示談を締結することによる被害者の方側のメリットを丁寧に伝えたうえで確認し、条件の調整に移りました。
その中で、示談金の金額だけでなく、画像の永久削除や被害者の方と今後接触をすることはないこともあわせてお約束させていただき、無事示談を成立させることができました。
今回が初めてではないとのことでしたので、盗撮に及んでしまう原因を究明してコントロールするために心療内科に通っていただき、医師による治療やカウンセリングを受けていただきました。 それらを診療明細や誓約書といった形にして、示談書の写しと被害届取下げ書と併せて捜査機関に提出し、検察官に対して不起訴処分を求めました。
約1ヶ月後、担当の検察官から不起訴処分が確定した旨の連絡があり、本件は無事に終結しました。