奈良県で刑事事件の加害者や逮捕された方の弁護・相談に強い逮捕前の相談可能な弁護士一覧
当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
弁護士の迅速・的確な刑事弁護あたり、以下を伝えましょう。
・相談者氏名、容疑がかかっている人の氏名
・相談者の連絡先、逮捕・拘束された施設(警察署や拘置署など)
・容疑がかかっている罪と、事件の詳細
・弁護士に望むこと(早期釈放、不起訴、無罪主張など)
法律事務所へ話した内容は、依頼をしなかったとしても、厳格な守秘義務により守られ、口外されることはありません。
刑法第134条・弁護士法第23条によって、承諾を得ずに警察・検察・裁判所その他一切に口外することは、原則許されません。
また、守秘義務は弁護士を辞職しても生涯負うことになります。
万が一にも、業務で知り得た内容を口外すれば、口外した者が懲役刑を科される可能性があります。
奈良県の犯罪件数と検挙率
奈良県では令和2年、5,774件の犯罪が事件として認知されており、全国第26位の多さになっております。またその中では、3,599件が検挙にいたっており、こちらは全国第22位の多さになっております。
起こしてしまった事件を警察が認知した場合に、検挙に至る可能性は62.33%になります。
こちらは、山口県に次いで、全国第12位の高さになっております。
過去数年で奈良県の犯罪認知件数・検挙数・検挙率は、以下のように推移しています。
年度 |
事件認知件数 |
検挙数 |
検挙率 |
2016 |
9,307件 |
4,524件 |
48.61% |
2017 |
9,052件 |
5,065件 |
55.95% |
2018 |
7,764件 |
4,437件 |
57.15% |
2019 |
6,616件 |
4,075件 |
61.59% |
2020 |
5,774件 |
3,599件 |
62.33% |
参考:令和元年における刑法犯の認知状況|奈良県警察、令和2年末 市町村別犯罪認知状況(確定値) 、奈良県令和2年度統計年鑑、令和2年1~12月犯罪統計【確定値】
認知件数は平成2016年から過去5年連続で減少を続けており、2020年は前年からマイナス842件減少しています。
すでに令和2年中の認知件数も5,774件で確定しているので、過去5年間で3,533件、割合にすると約38%も減少している計算です。
一方で、検挙件数は4,000~5,000件のほぼ横ばい状態が続いていましたが、令和2年は検挙率が62.33%まで改善し、検挙件数が3,000件台に突入しました。
令和2年における検挙率の全国平均は54.68%なので、奈良県の検挙率は全国平均より約7%も高いということになります。
このような状況から、奈良県では「罪を犯せば、逮捕・検挙される確率が非常に高い」といえるでしょう。
警察組織による検挙とは?
検挙といえば、一般的には逮捕をして捜査を進めるイメージがありますが、逮捕されずに検挙される場合もあります。
在宅捜査になれば、身体拘束を受けずに日常生活を送りながら捜査を受けることが可能です。証拠隠滅や逃亡の恐れがないと認められれば、必ずしも逮捕されるとは限りません。
ちなみに弁護士の働きかけにより、逮捕されたが在宅捜査に切り替えてもらえた事例があります。
逮捕されると、起訴・不起訴の確定までに最長23日間の身体拘束を受ける可能性があるので、長期拘束を避けたい場合には弁護士への相談を検討しましょう。
奈良県で起こった犯罪の傾向
令和3年の奈良県全体の犯罪件数は5,148件になっております。犯罪の内容としては窃盗犯とその他の刑法犯が多い傾向にあります。
令和3年のそれぞれの認知数は、以下のとおりです。
犯罪名 |
認知数 |
凶悪犯 |
29件 |
粗暴犯 |
469件 |
窃盗犯 |
2,436件 |
知能犯 |
329件 |
風俗犯 |
66件 |
その他の刑法犯 |
862件 |
刑法犯総数 |
5,148件 |
もっとも多く発生しているのが万引きや空き巣などの窃盗犯で、全体の約47%を占めています。
また、その他の刑法犯の次に粗暴犯が多くなっています。
語句 |
内容 |
凶悪犯 |
殺人、強盗、放火、強姦(かん) |
粗暴犯 |
暴行、傷害、脅迫、恐喝、凶器準備集合 |
窃盗犯 |
窃盗 |
知能犯 |
詐欺、横領(占有離脱物横領を除く。)、偽造、涜(とく)職、背任。ただし、第4章においては詐欺、横領(占有離脱物横領を含む。) |
風俗犯 |
賭博(とばく)、猥褻(わいせつ) |
奈良県で犯罪が多い地区
奈良県警察の調査では、令和2年に県内で認知された事件件数の市区町村上位10位は、以下の通りでした。
地域 |
犯罪認知件数 |
奈良市 |
1,652件 |
橿原市 |
785件 |
大和郡山市 |
423件 |
天理市 |
390件 |
大和高田市 |
319件 |
生駒市 |
304件 |
桜井市 |
260件 |
香芝市 |
232件 |
田原本町 |
146件 |
葛城市 |
136件 |
犯罪の認知件数をランキングすると、若干の差はあるものの、上位は人口のランキングと似た結果になりました。
とくに犯罪の発生は県政の中心であり多くの人が住む奈良市に集中しており、全体の発生件数の28.6%を占めています。
奈良市では、繁華街が栄えているため暴行・傷害などの粗暴犯や車上ねらい・自販機ねらいといった窃盗犯の発生が目立つのが特徴です。
郡部は全体的に犯罪の発生が抑えられていますが、交通の要所となっている田原本町では駅周辺の傷害・暴行、侵入窃盗、自転車盗が多く発生している状況もうかがえます。
全体的にみると、犯罪の発生件数と人口はほぼ正比例の関係にあり、とくに県内で治安が悪い地域があるわけではないようです。