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覚せい剤の使用で逮捕されたが不起訴処分を得た事例

薬物・大麻
30代男性
罪名 依頼費用 解決結果
覚醒剤取締法違反 60万円 不起訴処分
事件の内容

30代の依頼者は10年ほど前に覚せい剤を使用していた時期がありましたが、それ以降は一切覚せい剤を使用することなく生活をしていました。
ところが、半年ほど前から交際するようになった女性が覚せい剤を使用する女性で、その影響で再び覚せい剤を使用するようになってしまいました。

ご相談から依頼までの経緯

自宅で覚せい剤を彼女と使用していたところ、彼女が錯乱状態となり警察に電話をしてしまい、異変を察知した警察が自宅を訪ねてきました。
驚いた依頼者は窓から逃走しました。残された彼女は尿検査の結果覚せい剤の陽性反応が出ましたが、寝ている間に依頼者に覚せい剤を打たれたと供述した結果、依頼者に対して覚せい剤の他人使用の容疑で逮捕状が出て、約1か月後、逮捕されました。

弁護活動の結果

逃走期間に覚せい剤を抜いていた依頼者は尿検査の結果、覚せい剤の反応はでませんでした。
そのため、彼女に対して覚せい剤を打ったかどうかが争点となりました。
彼女は自分で使用していたのであって、寝ている間に覚せい剤を注射するなどということは有り得ないという依頼者の話は信用できるものでした。
そこで、捜査段階では黙秘をして供述調書は作成しない方針としました。
警察からは厳しい追及を受け、黙秘を貫くことは容易ではありませんでしたが、20日間の勾留の末、処分保留で釈放となり、その後、不起訴処分となり事件は解決しました。

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