【放火→逮捕からの身柄解放、執行猶予】被害甚大にもかかわらず実刑を免れる
器物損壊罪
30代男性
罪名 | 解決結果 |
---|---|
建造物等以外放火 | 身柄解放、執行猶予 |
事件の内容
建物の一部に放火してしまい、現住建造物等放火罪で逮捕。
ご相談から依頼までの経緯
ご依頼者様の家族から連絡を受け、すぐに接見。細かい事情を聴取したところ、捜査機関に不当と思われる捜査・取調べがあると疑われたので即座に抗議。ご依頼者様には捜査機関の取調べへの対応を細かく指示し、当職自ら現地へ何度も足を運び、調査しました。その結果、早期の身柄解放につながっただけでなく、当初「現住建造物等放火罪」であった被疑事実を、起訴段階ではより軽い「建造物等以外放火罪」の起訴事実に落とす(認定落ち)ことができました。
弁護活動の結果
逮捕直後から連日に及ぶ接見、聴き取りを行い
逮捕時の被疑事実と依頼者の言い分の食い違いを徹底的に追及しました。
検察・警察とも何度も意見交換し、
時には抗議することで矛盾点を解明しました。
疑問点、不合理な点を妥協せず解決していく姿勢を徹底したことで、
捜査機関にもご理解を頂き、起訴事実が当初より軽くなりました。
被害者とも誠実に話し合い、
真摯に対応することで満額回答を頂きました。
裁判の場でも出来得る限りの情状を訴え、
被害が甚大であったにもかかわらず、執行猶予判決を獲得しました。
罪を犯してしまった方の更生・再犯防止を目指す必死の努力が、
このような最良の結果に結び付きました。