保護観察処分後数か月の非行にもかかわらず、再度の保護観察処分を獲得
少年事件
10代男性
罪名 | 解決結果 |
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公務執行妨害罪 | 保護観察処分 |
事件の内容
保護観察処分が出てから数か月後であったにもかかわらず、警察署へ爆竹を投擲し、逮捕・勾留・鑑別所送致された事例
ご相談から依頼までの経緯
少年は前歴がいくつかあり、事件当時からわずか数か月後にも非行を行っておりました。
親御さんは、少年院送致もありうると理解されていたものの、少年の将来のため、少年院ではなく一般社会で生活を送らせてあげたいと思い、当職へご依頼されました。
弁護活動の結果
少年からよく話を聞いてみると、今回は他人に流されて行った犯行であるため積極的に関与していたものではないこと、本件非行から本件非行まで相当程度時間が経過しており、少年の日頃の生活状況を見ると内省が非常に深まっていたことがわかりました。 この点をどれだけ家庭裁判所にアピールできるかがポイントと判断し、当職自身も何度も家庭裁判所へ足を運び少年が今後をどのように考えているのか、本件非行についてどのように反省しているのか、逮捕されて以降の考えの変化などを資料や口頭で説明をしてきました。 少年自身の人柄もあり、結果として再度の保護観察処分となり、解決しました。裁判において、裁判官のみならず裁判員に検事の求刑よりも軽い刑となりました。