無実の疑いがあることを強く訴え、勾留請求を退けることに成功し、その後、不起訴となったケース
| 罪名 | 解決結果 |
|---|---|
| 暴行罪 | 早期釈放し不起訴処分 |
身に覚えのない暴行事件の容疑で逮捕された依頼者について、無実の可能性を強く訴えた結果、早期に身柄が解放され、その後、不起訴処分を得ることができたケース。
相談者は、警察から暴行事件の容疑者として出頭要請の連絡を受けていました。しかし、本人には暴行に関わった記憶が全くなく、私は事情聴取には応じつつ、何か異変があればすぐに連絡するよう助言していました。
相談者からの説明によると、事件は中国籍の男性が被害者に暴行したとされるもので、現場に残っていた携帯番号が相談者の番号と一致したことから、誤って容疑をかけられたようでした。当然ながら、相談者には全く心当たりがありません。
ところが、警察署に出頭した直後、そのまま逮捕されてしまい、すぐに私のもとへ連絡が入りました。
今回の件では、逮捕前から状況を把握していたこともあり、迅速に弁護活動へ着手することができました。
事件の中心となる証拠といえば、前述のとおり「現場に残されていた携帯番号が一致している」という一点のみでした。
日本で生活を始めたばかりの外国人は、まだ自分名義の携帯番号を持っていないことも多く、その間、知人同士で番号を貸し借りする慣習があります。私はこうした背景事情を裁判所に説明し、この証拠だけでは相談者が暴行に関与したと断定できないと主張しました。
その結果、勾留の必要性は認められず、裁判所は勾留請求を却下。相談者はすぐに釈放されました。
その後も追加の取り調べは行われず、最終的に不起訴処分が下されました。
舟渡国際法律事務所
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