大分県で少年事件に強い弁護士一覧

条件を絞り込む
市区町村
駅
現在地で検索
大分県で少年事件に強い弁護士が1件見つかりました。
利用規約・個人情報保護方針・LINE利用規約に同意の上、各法律事務所にご連絡ください。
弁護士費用は事案の内容等により異なる場合があります。
詳細は各法律事務所の料金表をご確認いただくか、直接お問い合わせください。
更新日:

弁護士 野口 大(小畑法律事務所)

住所 〒840-0801
佐賀県佐賀市駅前中央1-10-37 佐賀駅前センタービル5階
最寄駅 JR佐賀駅から徒歩1分
営業時間

平日:09:00〜18:00

初回相談無料
営業時間外
営業時間外のため電話での
お問合せは受付けておりません
【示談交渉◎】弁護士×上級心理カウンセラーが、被害者/加害者のサポートを行います。
弁護士の強み|【少年犯罪/性犯罪/窃盗】家族・本人からの連絡◎無罪獲得実績◎事前予約で休日相談◎【早期釈放・執行猶予を目指すならご相談を!】◆犯罪心理の理解から弁護のサポート◆心理カウンセラーの資格あり◆被害者相談可
対応体制
初回相談無料
休日の相談可
逮捕前の相談可
19時以降の相談
被害者相談可能
費用分割相談可能
注力案件
少年事件
性犯罪
痴漢
買春・援助交際
盗撮
不同意性交等罪(レイプ・強姦)
暴行罪・傷害罪
正当防衛
殺人罪・殺人未遂
恐喝罪・脅迫罪
器物損壊罪
住居侵入罪
詐欺罪
窃盗罪・万引き
横領罪・背任罪
薬物・大麻
覚せい剤
飲酒運転
賭博・オンラインカジノ・闇スロット
続きを見る
1件中 1~1件を表示

大分県で利用できる公的な相談窓口

当番弁護士と、少年事件を扱う2つの家庭裁判所

子どもが逮捕された場合も、当番弁護士は大人と同じ受付電話で頼めます。大分県は地方裁判所が1つなので、弁護士会も大分県弁護士会の1会です(弁護士法第32条)。大分県弁護士会は1990年9月14日に日本で最初に当番弁護士制度を始めた会で、受付は弁護士会の代表電話と同じ番号です。弁護士会の相談制度の案内では、当番弁護士と当番付添人が1つの欄にまとめられ、問い合わせ先も同じ番号になっています。

窓口 電話 使う場面
当番弁護士(大分県弁護士会)097-536-1458県内15署のどこで逮捕されても同じ番号。平日9時〜17時は事務職員が受付、夜間・土日祝は留守番電話に録音すれば24時間以内に折り返し
大分県弁護士会 法律相談センター097-536-1458面談相談の予約(平日9時〜17時・30分5,500円)
大分地方・家庭裁判所 本庁097-532-7161大分市・別府市・由布市・臼杵市・津久見市と、杵築支部・佐伯支部・竹田支部の区域の少年事件
大分地方・家庭裁判所 中津支部0979-22-2115中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市国見町・姫島村・杵築市の旧大田村と、日田市・玖珠郡の少年事件

※大分県弁護士会「刑事弁護センター(当番弁護士)」「相談制度」「相談の仕方」、大分地方裁判所「管内の裁判所の所在地」、裁判所「大分県内の管轄区域表」によります。裁判所の番号は代表番号で、家庭裁判所の少年係の直通番号は公表資料で確認できていません。当番弁護士を頼めるのは、逮捕された本人、親・子・兄弟姉妹、法定代理人、保佐人です。

事件になる前や、処分のあとに使える相談先

帰りの遅い日が続くなど、子どもの変化に気づいた段階で電話してください。次の窓口は、事件になっていない段階でも使えます。

窓口 電話 受け持ちと内容
大分っ子フレンドリーサポートセンター(本部)097-532-3741ヤングテレフォン。県北・県西以外の地域の少年相談(大分県庁舎新館9階)
同 県北サポートセンター0979-24-3741中津・宇佐・豊後高田警察署の管内(中津警察署内)
同 県西サポートセンター0973-24-3711日田・玖珠警察署の管内(日田警察署内)
県警 警察安全相談#9110事件かどうか分からない段階の相談(097-534-9110・平日9時〜17時45分)
県警 違法薬物相談コーナー097-537-8918子どもの周りで大麻などの薬物が疑われるとき
法務少年支援センター大分(思春期さぽ~と)097-538-4152大分少年鑑別所が地域向けに受ける非行・子育ての相談

※大分県警察「大分っ子フレンドリーサポートセンター」「警察安全相談」「問い合わせ・相談」、法務省「法務少年支援センター大分」によります。サポートセンターの受付は平日9時〜17時45分です。警察安全相談は、時間外と土日祝日は自動音声でかけ直し先を案内しています。

出典:大分県弁護士会「刑事弁護センター(当番弁護士)」、大分県弁護士会「相談制度」、大分県弁護士会「相談の仕方」、e-Gov法令検索「弁護士法」第32条、大分地方裁判所「管内の裁判所の所在地」、大分県警察「大分っ子フレンドリーサポートセンター」、大分県警察「警察安全相談」、大分県警察「問い合わせ・相談」、法務省「法務少年支援センター大分」

大分県で子どもが逮捕された・警察や家庭裁判所から呼び出されたときに保護者がすること

このページは、大分県内で20歳未満の子どもが罪を犯したと疑われた「少年事件」について、逮捕・取調べ・示談・家庭裁判所の審判という刑事手続きの中で保護者がとる行動をまとめたものです。子どもが被害に遭った事件や民事の相談は扱っていません。大人が18歳未満の相手との行為を疑われている場合は、児童買春・援助交際のページが扱います。少年事件は大人の事件と違い、検察官の不起訴で終わることがなく、処分を決めるのは大分家庭裁判所です。万引きでもオートバイ盗でもけんかでも、20歳未満ならこの流れに乗ります。大分県で少年事件を扱う家庭裁判所は、大分市荷揚町の本庁と、大分県中津市の中津支部の2か所だけです。子どもが警察署にいると分かったら、その日のうちに大分県弁護士会の当番弁護士へ電話してください。

いまの状況別・最初にすること

子どもが大分県内の警察署で逮捕された
当番弁護士の受付(097-536-1458)に電話してください。大分県弁護士会の代表電話と同じ番号で、平日9時〜17時は事務職員が受け、夜間・土日祝は留守番電話に氏名と折り返し先を録音すれば24時間以内に担当者から折り返しがあります。親は頼める人に含まれ、1回目は無料です。
逮捕されず、警察署から呼び出しを受けた
身柄を拘束しない在宅の捜査です。大分県で令和7年に刑法犯で検挙された人の77.2%は逮捕されずに捜査を受けています(大人を含む全体・算出)。呼出しの日より前に、子どもと一緒に法律事務所の相談を受けてください。法テラス大分の無料法律相談は刑事事件が対象外です。
家庭裁判所に送られ、大分少年鑑別所に入った
県内の少年鑑別所は大分市新川町の大分少年鑑別所1か所です。警察署で面会した弁護士に、家庭裁判所の審判まで付添人として続けて付いてもらうよう頼んでください。
事件ではないが、夜遊びや交友関係が気がかり
県警の大分っ子フレンドリーサポートセンター(ヤングテレフォン 097-532-3741)に電話してください。大分県中津市・宇佐市・豊後高田市の警察署管内は県北(0979-24-3741)、大分県日田(ひた)市と玖珠(くす)郡の警察署管内は県西(0973-24-3711)が受け持ち、受付は平日9時〜17時45分です。

出典:大分県弁護士会「刑事弁護センター(当番弁護士)」、警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分)」第10表、法テラス「無料法律相談に関するよくあるご質問」、法務省「少年鑑別所一覧」、大分県警察「大分っ子フレンドリーサポートセンター」

大分県の少年事件の流れと、15の警察署から大分・中津の家庭裁判所までの道筋

逮捕された直後の時間制限は、大人の事件と同じです。警察は48時間以内に事件を検察官へ送り、検察官は24時間以内に勾留を請求するかを決めます。勾留は延長されても最長20日です(刑事訴訟法第203条・第205条・第208条)。ただし少年は、やむを得ない場合でなければ勾留を請求されません(少年法第43条第3項)。勾留される場合も、少年鑑別所を勾留の場所にできます(同法第48条第2項)。時間の区切りの詳しい説明は逮捕後の流れの記事にまとめています。

大人と分かれるのは、捜査を終えた後です。少年事件では、検察官が不起訴にして手続きを終えることができず、犯罪の疑いがあると判断した事件はすべて家庭裁判所へ送られます(少年法第41条・第42条)。罰金以下の刑にあたる事件は警察から直接、それ以外は大分地方検察庁を経て届きます。大分地検は大分市荷揚町の本庁と、大分県杵築(きつき)市・佐伯市・竹田市・中津市・日田市に置く5支部の体制です。家庭裁判所の審判は公開されません(同法第22条第2項)。

少年審判と逆送後の合議は「大分」と「中津」の2か所、裁判員裁判は本庁だけ

大分地方・家庭裁判所は本庁のほかに5つの支部と、家庭裁判所の豊後高田出張所を置いています。それでも少年事件を扱うのは本庁と中津支部の2庁だけで、裁判所の管轄区域表では少年事件欄も合議事件欄も「大分」か「中津」しかありません。大分県日田市と玖珠郡(九重町・玖珠町)は、支部が日田なのに少年審判は中津支部です。反対に、大分県杵築市・国東(くにさき)市・日出(ひじ)町の杵築支部の区域や、大分県佐伯市・竹田市の事件は、地元に支部があっても少年審判は大分市の本庁です。逆送されて裁判員裁判になると、中津支部の区域の事件も含めて大分地方裁判所の本庁だけで開かれます。

事件のあった市町村 受け持つ警察署(条例の区域) 地裁・家裁 少年審判・逆送後の合議 検察審査会 逆送後の控訴審
大分市大分中央(中心部)・大分東(鶴崎・大在・坂ノ市・佐賀関方面)・大分南(敷戸・判田・戸次・野津原方面)本庁本庁大分福岡高裁
由布市大分南本庁本庁大分福岡高裁
大分県別府市別府本庁本庁大分福岡高裁
臼杵市・津久見市臼杵津久見本庁本庁大分福岡高裁
杵築市(旧大田村を除く)・日出町杵築日出(日出町に所在)杵築支部本庁大分福岡高裁
国東市(国見町を除く)国東杵築支部本庁大分福岡高裁
豊後高田市・国東市国見町・姫島村・杵築市の旧大田村豊後高田・国東・杵築日出中津支部(家裁は豊後高田出張所あり)中津支部中津福岡高裁
中津市・宇佐市中津・宇佐中津支部中津支部中津福岡高裁
日田市・九重町・玖珠町日田・玖珠日田支部中津支部大分福岡高裁
佐伯市佐伯佐伯支部本庁大分福岡高裁宮崎支部
竹田市・豊後大野市(旧千歳村・旧犬飼町を除く)竹田・豊後大野竹田支部本庁大分福岡高裁

※裁判所「大分県内の管轄区域表」(平成18年4月1日現在の行政区画)と、大分県法規集「警察署の名称、位置及び管轄区域条例」別表によります。「本庁」は大分市荷揚町7-15の大分地方・家庭裁判所、「福岡高裁」は福岡市の福岡高等裁判所、「福岡高裁宮崎支部」は宮崎市の福岡高等裁判所宮崎支部です。豊後大野市の旧千歳村・旧犬飼町は豊後大野署の区域で、裁判所は本庁です。大分市の3署の境は町丁単位で入り組んでいるため、表の地名は方面の目安です。裁判員裁判は県内すべての事件が本庁です。

警察署の区域と裁判所の区域は一致しません。杵築日出署は杵築市の全域を受け持ちますが、杵築市のうち旧大田村の区域の少年審判は中津支部です。中津署と宇佐署は別の署でも、審判はどちらも中津支部が扱います。日田署・玖珠署の区域は、少年審判は中津支部、検察審査会は大分と担当が分かれます。弁護士への最初の電話では、子どもがいる警察署の名前と事件のあった町名をあわせて伝えてください。弁護士が審判の庁をすぐ割り出せるので、通える事務所をその場で選べます。

出典:裁判所「大分県内の管轄区域表」、大分地方裁判所「管内の裁判所の所在地」、福岡高等裁判所「管内の裁判所の所在地」、裁判所「全国の検察審査会一覧表」、大分地方検察庁「所在地・交通アクセス」、大分県法規集「警察署の名称、位置及び管轄区域条例」、大分県警察「警察署の紹介」、e-Gov法令検索「少年法」第22条・第41条・第42条・第43条・第48条、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」

大分家庭裁判所の審判と、大分市新川町の大分少年鑑別所

事件が家庭裁判所に届くと、最初に決まるのが観護措置、つまり子どもを少年鑑別所に入れるかどうかです。大分県の鑑別所は大分市新川町1-5-28の大分少年鑑別所だけで、「法務少年支援センター大分(思春期さぽ~と)」の名前で地域からの相談にも応じています。

家庭裁判所に着いてから24時間以内

身柄付きで送られた子どもについて、観護措置をとるかどうかを裁判所が決めます(少年法第17条第2項)。

収容は原則2週間、更新は原則1回

非行事実を争う一定の事件では、通算8週間まで延びることがあります(同条第3項・第4項・第9項)。

調査官の調査を経て審判へ

家庭裁判所調査官が子ども・保護者・学校から事情を聞き、その結果をもとに裁判官が処分を言い渡します。

観護措置は、いったん決まった後でも取り消されることがあります(少年法第17条第8項)。家で見守る人と時間割、学校や職場へ戻る段取りを付添人が書面にして示せば、自宅から調査に通う形に切り替わる可能性が上がります。鑑別所への収容が決まったら、その日のうちに取消しを求める意見書の準備を付添人に頼んでください。鑑別所は県内に大分市の1か所しかないため、中津支部で審判を受ける大分県中津市・宇佐市・日田市などの家族も、面会では大分市へ通うことになり得ます。面会に行く人と曜日を家族で先に割り振りましょう。

大分県内には少年院が中津少年学院(大分県中津市加来)と大分少年院(大分県豊後大野市三重町)の2つあります(法務省の少年院一覧)。少年院送致が決まった場合の行き先と面会の手順は、審判の後に付添人から説明を受けましょう。

家庭裁判所の処分の内訳(全国の値)

令和6年に全国の家庭裁判所で終局した一般保護事件は27,338人で、処分ごとの人数は次のとおりです。

家庭裁判所の処分 人数(割合) 処分の後の暮らし
審判不開始13,648人(49.9%)審判を開かず、調査の段階で手続きが終わる
保護観察6,372人(23.3%)自宅で生活しながら保護観察官・保護司の指導を受ける
不処分4,781人(17.5%)審判は開かれるが、保護処分は付かない
少年院送致1,769人(6.5%)少年院に入り、矯正教育を受ける
検察官送致(刑事処分相当)159人(0.6%)大人と同じ刑事裁判の手続きに移る

※法務省「令和7年版犯罪白書」による令和6年の全国値です(過失運転致死傷等とぐ犯を除く一般保護事件)。年齢超過による検察官送致と児童自立支援施設等送致は省いています。大分家庭裁判所の本庁・中津支部ごとの処分の内訳は、公表資料で確認できていません。

全国では、審判不開始と不処分を合わせて全体の3分の2ほどになります。調査官との面接より前に、処分の見通しと家庭で用意しておくことを付添人に聞いておきましょう。

18歳・19歳の特定少年と、大分地方裁判所本庁の裁判員裁判

16歳以上の少年が故意の犯罪行為で被害者を死亡させた事件は、原則として検察官へ送り返されます(少年法第20条第2項)。18歳・19歳の特定少年は、これに加えて死刑・無期・短期1年以上の拘禁刑にあたる罪も原則逆送の対象です(同法第62条第2項)。特定少年の保護処分は、6月か2年の保護観察、または少年院送致に限られます(同法第64条)。逆送後に起訴された事件の合議の裁判は大分か中津で開かれますが、裁判員裁判は中津・日田・佐伯の事件も含めて大分市荷揚町の本庁だけです。家庭裁判所が逆送するかを決める前に、被害者へのおわびと家庭の立て直しに付添人と着手してください。その取組みも、逆送を判断するときの材料になります。

出典:e-Gov法令検索「少年法」第17条・第20条・第62条・第64条、法務省「令和7年版犯罪白書」、法務省「少年鑑別所一覧」、法務省「法務少年支援センター大分」、法務省「少年院一覧」、裁判所「大分県内の管轄区域表」

非行を認めている場合と、身に覚えがない場合

認めるなら、被害者へのおわびと家庭の受け皿づくりを並行させる

子どもが非行を認めているときに付添人が力を入れるのは、被害者へのおわびと弁償、そして同じことを繰り返さないための家庭と学校の態勢づくりです。被害者の連絡先は、被害者本人が承諾すれば警察や検察を通じて弁護士に伝えられるのが一般的です。保護者が自分で被害者宅を訪ねると圧力と受け取られるおそれがあるため、連絡は付添人に任せてください。

大分家庭裁判所(本庁・中津支部)の調査官面接までに家庭で準備すること

  • 付添人を通して、被害者へのおわびと弁償を申し出ている
  • 帰宅時刻・付き合う相手・スマートフォンの使い方を家族で取り決めている
  • 学校や勤め先と、復帰に向けた話し合いを始めている
  • 何をしたか、なぜしたかを子どもが自分の言葉で説明できる

否認するなら、取調べの中身を面会のたびに弁護士へ伝える

身に覚えがないのに疑われているときは、警察署での受け答えがそのまま家庭裁判所の判断材料になります。取調べの前には、言いたくないことは言わなくてよいと告げられ(刑事訴訟法第198条第2項)、作られた調書には署名押印を拒めます(同条第4項・第5項)。録音・録画が義務になるのは裁判員裁判の対象事件などに限られます(同法第301条の2)。大分県では刑法犯の認知件数の64.6%が窃盗犯で(大人を含む)、検挙・補導された少年の55%も窃盗犯ですが、窃盗は録画が義務づけられていない罪です。面会のたびに、その日に聞かれたことと答えた内容を弁護士へ話すよう子どもに伝えてください。大分市の3署でも日田署でも佐伯署でも、弁護士とは立会人なしで会えます(同法第39条第1項)。

出典:e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第39条・第198条・第301条の2、大分県警察「犯罪統計書(令和7年分)」、大分県警察「令和7年中における少年非行の概況」

少年事件と保釈・公訴時効・在留資格

保釈は、逆送されて起訴された後でなければ使えない

保釈を請求できるのは、起訴された被告人だけです(刑事訴訟法第88条第1項・第207条第1項ただし書)。警察署で勾留されている間も、家庭裁判所で審理されている間も、保釈の仕組みはありません。この時期に子どもを家へ戻すには、観護措置をとらないよう求めるか、とられた観護措置の取消しを求めます。全国の第一審では、令和7年に勾留された被告人35,125人のうち11,132人が保釈されています(大人を含む)。大分県内の拘置施設は大分県中津市二ノ丁の中津拘置支所だけで、独立した拘置所はありません。起訴後にどの施設へ移されるかは事件ごとに異なります。逆送が決まった時点で、起訴の直後に保釈を請求できるよう弁護士に準備を頼んでください。自宅から学校に通いながら判決を待てる見込みが出てきます。

家庭裁判所で審理している間は公訴時効が止まる

公訴時効の長さは、子どもの事件でも元の罪の法定刑で決まります(刑事訴訟法第250条)。ただし家庭裁判所に事件が届いてから保護処分の決定が確定するまでは、時効が進みません(少年法第47条第1項)。その間に本人が20歳を迎えても同じです(同条第2項)。時効が来るのを待つのではなく、審判に向けた方針を早めに付添人と固めましょう。

外国籍の子どもと在留資格

大分県の在留外国人は令和7年末で23,027人(前年末から13.3%増)で、在留資格別では技能実習と特定技能が合わせて39.4%、留学が19.8%です(算出)。少年のときの事件で退去強制の理由になるのは、長期3年を超える拘禁刑の判決を受けたときです(入管法第24条第4号ト)。家庭裁判所の保護観察や少年院送致は刑罰ではないので、この規定には当てはまりません。ただ、鑑別所への収容などで在留資格の活動ができない期間が3か月以上続くと、在留資格を取り消される場合があります(同法第22条の4第1項第6号)。最初の面会の際に、在留カードの在留資格と期限を弁護士に伝えてください。

出典:e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第88条・第207条・第250条、裁判所「司法統計年報 刑事編(令和7年)」第32表、法務省「施設所在地及び面会受付時間一覧」、e-Gov法令検索「少年法」第47条、e-Gov法令検索「出入国管理及び難民認定法」、出入国在留管理庁「令和7年末現在における在留外国人数」

付添人(弁護士)に頼めること・選び方・費用

少年事件の弁護士は、家庭裁判所に送られる前は弁護人、送られた後は付添人という立場で子どもに付きます。

付添人に任せられる4つの役割

逮捕直後の面会

家族が会えない時期でも警察署で子どもと話し、様子を保護者に伝えます。

鑑別所への収容を避ける働きかけ

家庭で受け入れる態勢を書面で示し、観護措置をとらないよう求めます。

被害者へのおわびと弁償

保護者に代わって被害者と連絡を取り、示談をまとめます。進め方は示談交渉の記事で解説しています。

審判に向けた意見書

家庭・学校の状況と子どもの変化を裁判所へ伝えます。処分の考え方は刑事処分の記事にあります。

国が費用を負担する国選付添人が付く事件は限られています。死刑・無期・長期3年を超える拘禁刑にあたる罪で観護措置がとられ、弁護士の付添人がいない事件のうち家庭裁判所が必要と認めたものが対象で(少年法第22条の3第2項)、検察官が審判に関与する事件では必ず付きます(同条第1項)。それ以外の事件では、保護者が弁護士と契約して付添人を依頼します。

警察署・大分市の鑑別所・審判の庁を行き来できるかで選ぶ

付添人は、子どものいる警察署、大分市新川町の鑑別所、審判を開く家庭裁判所の3か所を回ります。中津市・宇佐市・豊後高田市・日田市の事件では、審判は中津支部、鑑別所は大分市という組み合わせです。大分県弁護士会の正会員は161名(2025年3月31日現在)で、支部の記載はなく、日弁連の紹介では会員の大半が大分市で業務を営み、中津・日田・杵築・佐伯・別府などにも事務所があります。問い合わせの電話で次の3点を聞き、条件のそろった事務所にその日のうちに依頼してください。

大分県の法律事務所に電話で確かめる3つのこと

  • 子どものいる警察署へ、今日か明日のうちに面会に行けるか
  • 付添人として家庭裁判所の審判に立ち会った経験があるか
  • 大分少年鑑別所と中津支部など審判の庁へ通う日当・交通費の額と、分割払いの可否

少年事件で弁護士に払う費用

捜査の段階から審判まで通して頼んだ場合、総額の目安は50万円〜90万円程度です。逆送された事件や被害者が複数いる事件では、この幅を超えます。

費用の項目 金額の目安
法律相談30分5,000円〜1万円程度(初回無料の事務所もある)
着手金30万円〜50万円
成功報酬20万円〜40万円
面会・審判立会いの日当1回2万円〜5万円(中津・日田・佐伯などと大分市の往復は交通費が加わる)
総額50万円〜90万円程度

※公的統計にもとづく金額ではありません。事件の内容と依頼の範囲で上下し、被害者への弁償金は含みません。

依頼の範囲を審判までにするか、逆送後の刑事裁判まで含めるかを、見積りの段階で決めましょう。着手金と報酬金の決まり方は弁護士選び・費用の記事で読めます。大分県弁護士会の法律相談センター(大分市中島西)は30分5,500円・完全予約制です。法テラス大分は大分市城崎町の地方事務所だけで支部はなく、無料法律相談は刑事事件が対象外です。当番弁護士からは、国選弁護の制度と、逮捕段階の弁護士費用を援助する制度について説明を受けられます。すぐに費用を用意できないときは、警察署に来た当番弁護士へ面会の場で打ち明けてください。

出典:e-Gov法令検索「少年法」第22条の3、日本弁護士連合会「弁護士白書」弁護士会別弁護士数(2025年3月31日現在)、日本弁護士連合会「大分県弁護士会」、大分県弁護士会「費用・扶助について」、大分県弁護士会「刑事弁護センター(当番弁護士)」、法テラス「法テラス大分 アクセス」、法テラス「無料法律相談に関するよくあるご質問」

大分県の少年事件の検挙状況

大分県では、子どもが事件で警察に検挙・補導されるケースがここ2年で大きく増えています。令和7年に刑法犯で検挙・補導された少年は220人で、前年の145人から75人増えました。内訳は14歳以上の犯罪少年が192人(前年123人・56.1%増)、14歳未満の触法少年が28人(前年22人)です。

大分県の刑法犯少年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 令和7年
検挙・補導人員(犯罪少年+触法少年)89人66人109人145人220人
うち犯罪少年(刑法犯の検挙人員)63人47人93人123人192人

※大分県警察「令和7年中における少年非行の概況」「犯罪統計書(令和7年分)」によります。

中身を見ると、窃盗犯が121人で全体の55%を占め、粗暴犯40人、凶悪犯7人が続きます。万引き・オートバイ盗・自転車盗・占有離脱物横領の「初発型非行」は119人で、万引きは60人(前年35人)、オートバイ盗は25人(前年9人)に増えました。学職別では中学生が31.4%、高校生が32.3%、小学生が4.5%で、再非行率は31.8%です。薬物で検挙・補導された少年は5人で、すべて大麻でした。事件には至らない不良行為で補導された少年は608人で、うち深夜はいかいが265人です。刑法犯で検挙・補導された人全体に占める少年の割合は15.3%(前年12.0%)に上がりました。

大分県全体の刑法犯は令和7年に4,151件と前年から20.6%増え、全国の増加率4.9%を上回りました。それでも人口10万人当たりでは385.7件で、多い方から42位(少ない方から6番目)です(算出)。検挙された人のうち逮捕されたのは1,408人中321人(22.8%)で、全国の32.2%より低く、77.2%は在宅のまま捜査を受けています(大人を含む・算出)。人口当たりの件数は大分県別府市と中津市が県平均の約1.5倍です(算出)。令和8年も1〜9月で3,417件と、前年同期より10.6%多くなっています。子どものお金の使い方や持ち物に気になる変化があれば、事件になる前にサポートセンターへ相談しましょう。

大分県で少年の検挙が増えていても、それを理由に一人ひとりの子どもの処分が重くなるわけではありません。家庭裁判所が見るのは、その子の事件の中身と、家庭・学校の環境です。

出典:大分県警察「令和7年中における少年非行の概況」、大分県警察「犯罪統計書(令和7年分)」、大分県警察「大分県の犯罪情勢(令和7年)」、大分県警察「大分県の犯罪情勢(令和8年9月末)」、警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分)」、総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計 結果の要約」

大分県の少年事件でよくある質問

Q1. 大分県日田市で中学生の子どもが逮捕されました。審判は日田支部で開かれますか?

いいえ。日田市と玖珠郡(九重町・玖珠町)の少年事件は、地元の日田支部ではなく中津市二ノ丁1260の大分家庭裁判所中津支部(代表 0979-22-2115)が扱います。県内の少年鑑別所は大分市新川町の1か所です。日田署、大分市の鑑別所、中津支部の3か所へ通える付添人を選んでください。

Q2. 大分県別府市・佐伯市・杵築市で起きた子どもの事件は、どこの家庭裁判所ですか?

どれも大分市荷揚町7-15の本庁です。佐伯市と杵築市には支部がありますが、少年事件は扱いません。逆送されて刑事裁判になった場合、控訴審は佐伯市の事件だけ福岡高等裁判所宮崎支部(宮崎市)、別府市・杵築市は福岡高等裁判所(福岡市)です。事件のあった市町村を最初の電話で弁護士に伝えてください。

Q3. 大分県豊後高田市・宇佐市・国東市の事件は、どこが扱いますか?

豊後高田市と宇佐市は中津支部です。豊後高田市には家庭裁判所の出張所がありますが、管轄区域表の少年事件欄は中津です。国東市は国見町だけが中津支部、それ以外の地域は大分市の本庁と分かれます。国東市の事件では、町名まで弁護士に伝えましょう。

Q4. 大分市で逮捕されました。大分中央署・大分東署・大分南署はどう分かれていますか?

条例の別表で町丁ごとに分かれています。目安として、中心部は大分中央署(大分市荷揚町)、鶴崎・大在・坂ノ市・佐賀関方面は大分東署(大分市大字鶴崎)、敷戸・判田・戸次・野津原方面は大分南署(大分市大字横瀬)で、由布市も大分南署です。境は入り組んでいるので、当番弁護士に電話するときは、警察から伝えられた署の名前をそのまま伝えてください。

Q5. 夜中や土日に子どもの逮捕を知りました。当番弁護士はいつ、誰が頼めますか?

受付(097-536-1458)は夜間・土日祝も留守番電話で受け付け、録音から24時間以内に担当者から折り返しがあります。頼めるのは逮捕された本人、親・子・兄弟姉妹、法定代理人、保佐人で、1回目は無料です。気づいた時点で、子どもの氏名・いる警察署・疑われている罪名と、折り返し先の電話番号を録音に残してください。

Q6. 大分県弁護士会は日本で最初に当番弁護士を始めたと聞きました。本当ですか?

本当です。大分県弁護士会の刑事弁護センターの案内に、1990年(平成2年)9月14日に日本で最初に当番弁護士制度を始めたと書かれています。当番弁護士は原則として24時間以内に逮捕された人と面会します。子どもの逮捕を知ったら、ためらわずに当番弁護士を呼んでください。

Q7. 大分少年鑑別所と少年院はどこにありますか?

大分少年鑑別所は大分市新川町1-5-28(代表 097-534-7576)にあり、県内の鑑別所はここだけです。少年院は中津少年学院(大分県中津市)と大分少年院(大分県豊後大野市)の2つです。鑑別所の面会で気づいた子どもの表情や言葉は、そのまま付添人に伝えてください。付添人が審判前の意見書に書き込めます。

Q8. 18歳の子どもが逆送されて裁判員裁判になりました。裁判所はどこですか?

大分県の裁判員裁判は、中津支部の区域の事件も含めて大分地方裁判所本庁(大分市荷揚町)だけで開かれます。中津支部は合議の裁判は扱いますが、裁判員裁判は開きません。判決を聞いたその日のうちに、控訴するかを弁護士と話し合いましょう。控訴には申立ての期限があります。

Q9. 午後11時を過ぎても子どもが帰りません。子ども本人も条例で処罰されますか?

大分県の「青少年の健全な育成に関する条例」は、午後11時から翌日午前4時までを深夜としています(第3条第4号)。保護者の委託や同意なく深夜に18歳未満の青少年を連れ出したり、同伴したりした人は、10万円以下の罰金又は科料の対象です(第17条第2項・第47条第6項)。一方、この条例の罰則は青少年本人には適用されません(第49条)。門限を家族で決め、守れない日が続くならヤングテレフォン(097-532-3741)に相談してください。

Q10. 法テラス大分で少年事件の相談はできますか?

法テラスの無料法律相談は、刑事事件に関する相談には使えないと法テラス自身が案内しています。法テラス大分は大分市城崎町の地方事務所だけで、県内に支部はありません。子どもが逮捕されているなら当番弁護士(097-536-1458)へ、在宅の事件なら法律事務所へ直接相談しましょう。

出典:裁判所「大分県内の管轄区域表」、大分地方裁判所「管内の裁判所の所在地」、福岡高等裁判所「管内の裁判所の所在地」、大分県法規集「警察署の名称、位置及び管轄区域条例」「青少年の健全な育成に関する条例」、大分県警察「警察署の紹介」、大分県弁護士会「刑事弁護センター(当番弁護士)」、法務省「少年鑑別所一覧」、法務省「少年院一覧」、法テラス「無料法律相談に関するよくあるご質問」、法テラス「法テラス大分」

大分県で少年事件の弁護士を探す 子どものいる警察署と、大分市の本庁・中津支部の家庭裁判所へ通える事務所を選んでください

大分県の少年審判は大分市の本庁と中津支部の2か所で開かれ、少年鑑別所は大分市新川町の1か所です。子どもがまだ警察署にいるなら、今日のうちに面会へ行ける事務所へ電話してください。呼出しの日を待っている段階なら、初回無料で相談できる事務所を2〜3か所比べてから決めましょう。

参考資料・更新情報

※本コンテンツは2026年10月22日時点で確認できた公表情報をもとに作成しています。少年の検挙・補導人員は大分県警察「令和7年中における少年非行の概況」と「犯罪統計書(令和7年分)」、県全体の刑法犯は大分県警察の令和7年の値、令和8年の値は1〜9月の値です。逮捕された人の割合は警察庁「犯罪統計資料」の令和7年の値(年齢を問わない刑法犯全体)から、人口10万人当たりの件数と順位は令和7年国勢調査人口から算出しました。家庭裁判所の処分の内訳は法務省「令和7年版犯罪白書」の令和6年の全国値、保釈の人員は裁判所「司法統計年報 刑事編(令和7年)」の全国の値(大人を含む)、在留外国人数は令和7年末、弁護士会の会員数は2025年3月31日現在の値です。刑名は令和7年6月1日施行の拘禁刑の表記に合わせています。制度や窓口の情報は変更される場合があるため、利用前に各機関および法律事務所の公式情報をご確認ください。本コンテンツは一般的な情報提供を目的とするもので、個別の事件についての法的助言ではありません。

刑事事件に強い弁護士に相談
左記の内容で検索する
弁護士の方はこちら
ベンナビ刑事のウェブサイト上に表示された、弁護士相談を促すポップアップ。