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桜町総合法律事務所



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熊本県の犯罪件数と検挙率
熊本県では、平成30年中に6,932件の犯罪が認知されました。警察の手によって検挙された件数は3,681件で、発生した犯罪事件を警察が検挙した割合を示す検挙率は53.10%です。
過去5年間の熊本県における犯罪認知件数は以下のグラフのとおり推移しています。
【参考】犯罪白書|法務省
認知件数は過去5年間で3,947件も減少していますが、とくに平成30年は前年比でマイナス1,356件と大きく発生が抑止されました。
検挙数も同様に減少傾向ではありますが、認知件数ほどの大きな変動はないため、検挙率は上昇傾向です。とくに平成30年の検挙率は53.10%と飛躍的に向上しています。
なお、すでに令和元年分の統計結果も発表されていますが、認知件数は6,498件、検挙率は53.4%となっており、わずかながら平成30年よりも向上する結果となりました。
このような状況をみると、とくにここ数年における熊本県は「罪を犯せば逮捕・検挙される」という状況が強まっているといえるでしょう。
なお、平成30年における検挙率の全国平均は37.9%でした。熊本県の検挙率はつねに全国平均を上回っているので、熊本県は「逮捕・検挙されやすい県」だといえます。
警察組織による検挙とは?
検挙といえば、一般的には逮捕をして捜査を進めるイメージがありますが、逮捕されずに検挙される場合もあります。
在宅捜査になれば、身体拘束を受けずに日常生活を送りながら捜査を受けることが可能です。証拠隠滅や逃亡の恐れがないと認められれば、必ずしも逮捕されるとは限りません。
ちなみに弁護士の働きかけにより、逮捕されたが在宅捜査に切り替えてもらえた事例があります。
逮捕されると、起訴・不起訴の確定までに最長23日間の身体拘束を受ける可能性があるので、長期拘束を避けたい場合には弁護士への相談を検討しましょう。
熊本県で起こった犯罪の傾向
令和元年に熊本県で発生した犯罪事件の件数は6,498件でした。
どのような犯罪が多く発生したのかを、熊本県警察が公表しているデータをもとに分析してみましょう。
犯罪名 |
認知数 |
窃盗犯 |
4,539件 |
粗暴犯 |
661件 |
器物損壊 |
586件 |
知能犯 |
274件 |
風俗犯 |
82件 |
凶悪犯 |
42件 |
【参考】県内の犯罪情勢(令和元年12月末)確定値|熊本県警察
もっとも多くを占める窃盗犯のうち、多発しているのは「自転車盗」の1,267件と「万引き」の945件でした。また、自動販売機を壊してお金を盗む「自販機ねらい」が前年比で+184%となっている点にも注目すべきでしょう。
また、粗暴犯についで器物損壊が多く発生している点も気になります。
そのほかの罪種については、ほとんどが前年から減少しておりとくに目立って増加したものはありません。凶悪犯罪の発生件数も決して多くはないので、熊本県の治安情勢は比較的に良好だといえます。
熊本県で犯罪が多い地区
熊本県警察が公開しているデータをもとに、令和元年中に熊本県内で認知された事件件数の市町村上位10位をランキングしました。
地域 |
犯罪認知件数 |
熊本市 |
3,784件 |
八代市 |
398件 |
菊池郡菊陽町 |
225件 |
宇城市 |
212件 |
荒尾市 |
206件 |
菊池市 |
199件 |
玉名市 |
169件 |
合志市 |
158件 |
天草市 |
158件 |
宇土市 |
121件 |
【参考】発生市町村別犯罪率(令和元年12月末)確定値|熊本県警察
犯罪の発生件数をランキングしてみると、人口のランキングと一致している部分が多いことがわかります。
とくに人口が集中している熊本市での発生が顕著で、若干の前後はあるものの八代市・菊陽町・宇城市・荒尾市・菊池市といった人口密集地域での発生が目立っている状況は一目瞭然でしょう。
ただし、人口から犯罪の発生件数を割った「犯罪率」を計算すると、1位は上益城郡嘉島町がトップで、人口1,000人あたり6.8人が犯罪被害に遭遇する計算になります。
一方で、発生件数ではランキング圏外ながらも11位となった山鹿市は、犯罪率でみれば26位となり人口比からみれば犯罪が少ないことになります。
単純には「人口の多さ=犯罪の多さ」という図式が成り立ちますが、一方で人口が少なく犯罪の発生件数も少ない郡部が「治安が良い」といえるわけではないようです。