茨城県で闇バイトに強い弁護士一覧

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弁護士法人長瀬総合法律事務所 水戸支所

住所 〒310-0803
茨城県水戸市城南1-7-5第6プリンスビル7階
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対応体制
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電話相談可
オンライン面談可
逮捕前の相談可
費用分割相談可能
LINE予約可
自首同行可能
来所不要
注力案件
闇バイト
性犯罪
痴漢
公然わいせつ
不同意わいせつ
買春・援助交際
盗撮
不同意性交等罪(レイプ・強姦)
暴行罪・傷害罪
正当防衛
殺人罪・殺人未遂
恐喝罪・脅迫罪
器物損壊罪
住居侵入罪
詐欺罪
窃盗罪・万引き
横領罪・背任罪
薬物・大麻
覚せい剤
危険運転・あおり運転
少年事件
ストーカー
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弁護士法人長瀬総合法律事務所 日立支所

住所 〒317-0073
茨城県日立市日立市幸町1-4-1日立駅前ビル4階
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弁護士法人長瀬総合法律事務所 牛久本店

住所 〒300-1234
茨城県牛久市中央5-20-11牛久駅前ビル201
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3件中 1~3件を表示

茨城県で利用できる公的な相談窓口

抜け出したい本人と、子どもが巻き込まれていないか心配な家族

窓口電話受付と対象
近くの警察署県内27署身の危険があるときは迷わず110番を。
茨城県警察 県民安心センター(警察安全相談)#9110
029-301-9110
月〜金曜9時〜17時(祝日・年末年始を除く)。
少年サポートセンター(県警)029-231-090020歳未満の非行や犯罪被害の相談。月〜金曜9時〜17時。
法務少年支援センターみと029-251-4816水戸少年鑑別所が受ける、非行や犯罪行為の相談。
茨城県暴力追放推進センター029-228-0893月〜金曜9時〜17時(土日祝は留守番電話)。県警の匿名通報ダイヤルは0120-924-839。

家族が逮捕されたときの当番弁護士の申込み

弁護士会は地方裁判所の管轄区域ごとに置かれ(弁護士法第32条)、茨城県は地裁が1つなので茨城県弁護士会の1会です。当番弁護士の申込みは刑事事件の相談電話(029-228-9800)で、平日・休日を問わず、原則として連絡を受けてから48時間以内に弁護士が接見に行きます。夜間と休日は留守番電話になり、会の案内では、本人の氏名(フルネーム)、罪名、留置場所、逮捕か勾留の日、申し込む人の氏名・住所・電話番号、本人との続柄を録音します。法律相談センターの予約(水戸・鹿嶋 029-227-1133)や会の代表(029-221-3501)は当番弁護士の番号ではありません。逮捕を知ったその日のうちに、家族から029-228-9800へかけてください。

だまし取られた側・押し入られた側の相談先

被害に遭った人は、水戸地方検察庁の被害者ホットライン(029-221-2199)、茨城県公安委員会が犯罪被害者等早期援助団体に指定する公益社団法人いばらき被害者支援センター(029-232-2736・平日10時〜16時)、法テラスの犯罪被害者支援ダイヤル(0120-079714)で相談できます。お金の契約トラブルは茨城県消費生活センター(消費者ホットライン188)でも受け付けています。不起訴に納得できない被害者は、水戸・土浦・下妻の3つの検察審査会に審査を申し立てられます。

出典:茨城県警察「お問い合わせ・相談窓口」、法務省「水戸少年鑑別所(法務少年支援センターみと)」、茨城県弁護士会「刑事事件(逮捕されたら)」、茨城県弁護士会「弁護士に相談する」、e-Gov法令検索「弁護士法」第32条、水戸地方検察庁「犯罪被害者等の方々へ」、茨城県「犯罪被害者等支援に係る相談窓口」、茨城県「茨城県消費生活センターに相談する」、裁判所「検察審査会」

茨城県で闇バイトの指示に従ってしまった本人と、逮捕された人の家族が最初にすること

茨城県警察は「いわゆる『闇バイト』は、犯罪実行者の募集です」と呼びかけています。このページは、SNSや掲示板の「受け取るだけで高収入」といった募集に応じて指示役の下で受け子・出し子・侵入・強盗などの役を担ってしまった本人と、その家族に向けた刑事事件(逮捕・前科・示談・不起訴)のページです。詐欺罪そのものの成り立ちや、投資詐欺など闇バイト以外の詐欺で疑われた人の話は、詐欺事件の茨城県ページで扱っています。だまし取られた側は、水戸地方検察庁の被害者ホットラインや茨城県消費生活センターで相談できます。ここでは募集から抜け出す方法と、役割ごとに問われる罪、つくば・日立・古河・鹿嶋などで逮捕されたときに茨城県内のどこで手続きが進むかに絞ります。抜けたい人は県警の#9110か最寄りの警察署へ、家族が逮捕された人は茨城県弁護士会(029-228-9800)へ当番弁護士を申し込んでください。

いまの状況ごとに最初にすること

応募して身分証や住所を送ったが、まだ何もしていない
指示役からの連絡には応じず、やり取りの画面は消さずに残します。県警の警察安全相談(#9110・029-301-9110・平日9時〜17時)か、県内27署のうち近くの署に相談してください。20歳未満なら少年サポートセンター(029-231-0900)でも話を聞いてもらえます。動く前に離れれば、罪を重ねずに済みます。
「家族に何かする」と脅されてやめられない
茨城県警察は、一度応募すると本人と家族の個人情報を握られ、やめたいと言っても脅されて抜け出せなくなると注意しています。身の危険を感じたら、その場で110番してください。警察庁は、相談した本人と家族を警察が保護すると呼びかけています。
現金やカードを受け取った・ATMで引き出した・家に入った
詐欺・窃盗・住居侵入などの共犯として捜査される立場です。茨城県では刑法犯で検挙された人の約7割が逮捕されずに捜査を受けており(算出)、警察から呼び出しの連絡が来る形も多くあります。呼び出しに応じる前に刑事事件を扱う弁護士へ相談し、出頭に付き添ってもらってください。
家族が茨城県内の警察署に逮捕された
茨城県弁護士会(029-228-9800)に当番弁護士を申し込んでください。弁護士は原則として連絡を受けてから48時間以内に接見に向かい、最初の接見の費用はかかりません。夜間と休日は留守番電話に申し込みます。

出典:茨城県警察「『闇バイト』に注意!」、茨城県警察「お問い合わせ・相談窓口」、警察庁「いわゆる『闇バイト』の危険性について」、茨城県弁護士会「刑事事件(逮捕されたら)」、警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分【確定値】)」

茨城県で闇バイトの容疑により逮捕されたら、どの警察署・裁判所で手続きが進むか

逮捕のあとは、警察の手元で最大48時間、検察官のもとで24時間のうちに勾留を請求するかが決まり、勾留は原則10日、延長されると最長20日続きます(刑事訴訟法第203条・第205条・第208条)。指示役や仲間との口裏合わせを疑われやすいため、弁護士以外と会えなくなる接見禁止が付くことも珍しくありません。時間の流れは逮捕後の流れを解説した記事で詳しく読めます。

茨城県警察の警察署は27署で、どの署がどの市町村を受け持つかは茨城県公安委員会の規則で決まっています。注意したいのは署の名前と市の名前が一致しない署で、大宮署は常陸大宮市、太田署は常陸太田市を受け持ち、高萩署は北茨城市も、境署は坂東市と五霞町も、取手署は守谷市と利根町も担当します。守谷署という署はありません。茨城県弁護士会も、担当の警察署と留置されている署が違う場合があると案内しています。警察から連絡が来たら、捜査をしている署と本人が留置されている署を両方聞き取って、弁護士に伝えてください。接見の行き先を間違えずに済みます。

強盗致傷の裁判員裁判は鹿嶋や古河の事件でも水戸の本庁、合議と少年事件は3か所

水戸地方裁判所は本庁(水戸市大町)と日立・土浦・龍ケ崎・麻生・下妻の5支部に分かれます。受け子の詐欺や出し子の窃盗は地元の支部で裁かれることもありますが、押し入った家の住人にけがをさせて強盗致傷に問われると、裁判員裁判になり、県内のどこの事件でも水戸地裁の本庁だけで審理されます。3人の裁判官で審理する合議事件と20歳未満の少年事件は、水戸の本庁、土浦支部、下妻支部の3か所に集まります。日立・龍ケ崎・麻生の各支部は、合議事件も少年事件も扱いません。

地域 市町村(受け持ちの警察署) 地検(区検の同居先) 地裁 合議・少年事件 強盗致傷など裁判員裁判 控訴審
県央水戸市・茨城町・大洗町(水戸署)、ひたちなか市・東海村(ひたちなか署)、那珂市(那珂署)本庁本庁水戸水戸本庁東京高裁
県央笠間市・城里町(笠間署)本庁本庁水戸水戸本庁東京高裁
県北常陸太田市(太田署)、常陸大宮市(大宮署)、大子町(大子署)本庁本庁水戸水戸本庁東京高裁
県北日立市(日立署)、高萩市・北茨城市(高萩署)日立支部日立支部水戸水戸本庁東京高裁
鹿行鉾田市(鉾田署)本庁本庁水戸水戸本庁東京高裁
鹿行鹿嶋市(鹿嶋署)、神栖市(神栖署)、潮来市・行方市(行方署)麻生支部麻生支部土浦水戸本庁東京高裁
県南土浦市・かすみがうら市(土浦署)、つくば市(つくば署)、つくばみらい市(常総署)、阿見町(牛久署)、美浦村(稲敷署)土浦支部土浦支部土浦水戸本庁東京高裁
県南石岡市・小美玉市(石岡署)本庁土浦支部土浦水戸本庁東京高裁
県南龍ケ崎市・河内町(竜ケ崎署)、牛久市(牛久署)、稲敷市(稲敷署)龍ケ崎支部龍ケ崎支部土浦水戸本庁東京高裁
県南取手市・守谷市・利根町(取手署)土浦支部龍ケ崎支部土浦水戸本庁東京高裁
県西下妻市・八千代町(下妻署)、常総市(常総署)下妻支部下妻支部下妻水戸本庁東京高裁
県西結城市(結城署)、筑西市(筑西署)、桜川市(桜川署)下妻支部下妻支部下妻水戸本庁東京高裁
県西古河市(古河署)、坂東市・境町・五霞町(境署)下妻支部下妻支部下妻水戸本庁東京高裁

※警察署は「茨城県警察署の管轄区域に関する規則」の受け持ち区域、地裁・合議・少年事件は裁判所「茨城県内の管轄区域表」によります。地検欄は、その地域の区検察庁が同居している水戸地方検察庁の本庁・支部で、地裁の事件を地検のどの庁が担当するかまでは公表資料で確認できていません。鉾田市は鹿行地域に入りますが、簡裁の区域は水戸です。小美玉市の旧小川町・旧美野里町は水戸簡裁の区域(地裁は本庁・合議と少年は水戸)、かすみがうら市の旧千代田町は石岡簡裁の区域(区検は本庁に同居)、桜川市の旧岩瀬町は笠間簡裁の区域(区検・地裁は本庁、合議と少年は水戸)です。

茨城県内に拘置所はなく、水戸刑務所(ひたちなか市)の拘置支所が水戸市・土浦市・下妻市の3か所にあります。20歳未満の人が観護措置を受けると、県北・鹿行・県西のどこで逮捕されても水戸市新原の水戸少年鑑別所に入ります。接見に来た弁護士には、指示を受けて動いた市町村と日付を、関わった回数の分だけ伝えてください。裁判がどの庁になり、家族が水戸や土浦、下妻まで何度通うことになるかを早めに見通してもらえます。

東京や千葉で動いた場合と、控訴審が東京高裁になること

常磐線やつくばエクスプレスで東京方面へ通う人が、東京や千葉で現金の受け取りや引き出しをした場合は、その地の警察が捜査します。どこの裁判所で裁くかは、犯罪地か被告人の住所・居所・現在地を基準に決まります(刑事訴訟法第2条第1項)。同じグループの事件が茨城県内にもあれば、起訴のあとで茨城県警察に改めて逮捕されることがあります。茨城県内の事件の控訴審は、県内全域が東京都千代田区の東京高等裁判所の管轄で、高裁の支部に回ることはありません。茨城県の外で動いた件も隠さずに、場所と回数を残らず弁護士に話してください。再逮捕があり得るかを見込んだうえで、保釈を請求する時期を組み立ててもらえます。

出典:裁判所「茨城県内の管轄区域表」、水戸地方裁判所「管内の裁判所の所在地」、東京高等裁判所「所在地」、水戸地方検察庁「所在地・交通アクセス」、茨城県例規集「茨城県警察署の管轄区域に関する規則」、茨城県警察「茨城県内の警察署」、法務省「矯正施設一覧(令和8年3月)」、法務省「水戸少年鑑別所(法務少年支援センターみと)」、制度の参考:e-Gov法令検索「刑事訴訟法」

闇バイトで担わされた役割ごとに問われる罪と刑罰(茨城県)

「闇バイト」という罪名はありません。裁かれるのは、指示を受けて実際にした行為の一つ一つです。役割ごとに当てはまる罪と法定刑、時効と保釈の扱いを並べます。

指示された動き問われる主な罪法定刑公訴時効権利保釈から外れるか(第89条第1号)
高齢者の家などで現金やキャッシュカードを受け取る(受け子)詐欺(刑法第246条)10年以下の拘禁刑7年外れない
受け取ったカードでATMから引き出す、偽のカードとすり替える(出し子)窃盗(第235条)10年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金7年外れない
留守の家や事務所に入り込む住居侵入(第130条)+窃盗住居侵入は3年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金住居侵入は3年外れない
暴行や脅迫を加えて金品を奪う強盗(第236条第1項)5年以上の有期拘禁刑10年外れる
奪うときに住人を負傷させた強盗致傷(第240条)無期または6年以上の拘禁刑15年外れる
住人が亡くなった強盗致死(第240条)死刑または無期拘禁刑時効なし外れる

※刑名は令和7年6月1日施行の拘禁刑に合わせています。公訴時効は刑事訴訟法第250条、権利保釈の例外は同法第89条第1号によります。詐欺グループの組織的な犯行と認められると、組織犯罪処罰法の組織的詐欺(1年以上の有期拘禁刑)に問われることもあります。

受け子は現金やカードを手にした段階で詐欺の実行に加わったとみなされ、偽のカードと入れ替えて本物を持ち去る役には窃盗が適用されます。茨城県の例規集には、特殊詐欺や闇バイトそのものを罰する県条例は見当たらず、実行役を罰するのは刑法などの法律です。

指示役の背後に暴力団がいる場合

茨城県警察は、SNSや求人サイトで実行役を募って特殊詐欺などを行う匿名・流動型犯罪グループの犯罪や資金獲得活動が県内でもみられるとしています。県内の暴力団勢力は85組織・約590人(令和7年末)で、六代目山口組と住吉会の2団体で約56%を占めます。脅されて動いた場合でも、した行為はそれぞれ犯罪として扱われ、回数が増えるほど処分は重くなります。脅しのメッセージは画面ごと保存し、家族と一緒に県内の警察署へ相談に行ってください。早い段階でグループと手を切った事実は、処分を決める場面で本人に有利な事情として考慮される可能性があります。

出典:茨城県警察「令和7年中の暴力団情勢と検挙状況」、茨城県警察「『闇バイト』に注意!」、制度の参考:e-Gov法令検索「刑法」第130条・第235条・第236条・第240条・第246条、e-Gov法令検索「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」

闇バイトの容疑を認める場合・否認する場合

認めるなら、関わった件数と弁償の順番を整理する

水戸地方検察庁の本庁や土浦・下妻などの支部の検察官が処分を決めるときに重く見るのは、グループの中での役回り、関わった件数、被害がどこまで弁償されたかです。応募したきっかけ、指示の日時と中身、受け取った報酬、脅しの有無を日付順にメモにまとめ、接見のたびに弁護士へ渡しましょう。被害者が何人もいるときは、家族が用意できる金額と時期を弁護士に伝え、分割も含めて弁償の順番を組んでもらいましょう。勾留中に紹介者や仲間へ連絡すると罪証隠滅を疑われ、勾留延長や保釈の不許可につながります(刑事訴訟法第60条第1項第2号・第89条第4号)。

捜査機関に発覚する前に自分から申し出れば自首になり、刑が軽くなる可能性があります(刑法第42条第1項)。警察がすでに犯人を割り出していれば自首にはなりませんが、自ら出頭したことは処分を決める際の事情として扱われます。つくば署や日立署など、どこの署へ出頭する場合も、日取りを決める前に弁護士に付き添いを頼んでください。

「犯罪だとは知らなかった」と争うなら、取調べの受け答えを決めておく

争う場合に焦点となるのは、自分が犯罪の一部を担っていると、いつの時点でどこまで分かっていたかです。取調べの前には供述を拒めることが告げられ(刑事訴訟法第198条第2項)、内容に納得できない調書には署名も押印もしなくて構いません(同条第5項)。取調べの録音・録画が義務になるのは、強盗致傷・強盗致死のような裁判員裁判の対象事件などに限られ、詐欺・窃盗・強盗の取調べは、録音・録画の義務の対象外です(同法第301条の2)。次の接見では、その日に聞かれたことと自分が答えた内容を、そのまま弁護士に話してください。弁護士とは警察官の立会いなしで話せます(同法第39条第1項)。

出典:水戸地方検察庁「所在地・交通アクセス」、制度の参考:e-Gov法令検索「刑法」第42条、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第39条・第60条・第89条・第198条・第301条の2

起訴後の保釈・公訴時効と、在留資格への影響

強盗は裁量保釈、詐欺・窃盗は口裏合わせの疑いが壁になる

保釈を請求できるのは起訴されて被告人になってからです(刑事訴訟法第88条第1項・第207条第1項ただし書)。強盗と強盗致傷は第89条第1号に当たるため権利保釈の対象から外れ、保釈の可否は、第90条に基づく裁判所の裁量に委ねられます。その際には、拘束が続くことによる健康上・経済上・社会生活上の不利益や、裁判の準備への支障も考えられます。詐欺と窃盗は第1号に当たりませんが、共犯者の多い事件では罪証隠滅のおそれ(第4号)が退ける理由になりがちです。前科による除外(第2号)は長期10年を超える罪の前科に限られ、詐欺や窃盗の前科だけなら当たりません。

令和7年に全国で第一審が終わった被告人をみると、勾留されていた35,125人のうち11,132人(31.7%・算出)が保釈で釈放されています。水戸地裁本庁での保釈請求など刑事訴訟の申立ては刑事訟廷事務室(029-224-8237)が窓口です。身元を引き受ける家族の誓約書と、勤め先や学校の書面は、起訴の前から準備しておきましょう。

共犯の時効は、グループの最後の行為の時から全員について進む

共犯事件の公訴時効は、同じ事件の最後の行為が終わった時から、共犯者全員について進みます(刑事訴訟法第253条第2項)。共犯者のうち誰かが起訴された時点で、残りの共犯者の時効も進まなくなります(第254条第2項)。犯人が国外にいる間に時効が止まる規定(第255条第1項)はその人だけに働き、指示役が海外にいても、茨城県内で暮らす実行役の時効まで止まるわけではありません。動いた日を事件ごとに一覧にして、弁護士に渡してください。事件ごとの時効の完成時期を整理してもらえます。

特定技能・技能実習・留学の資格なら、執行猶予でも退去強制の手続きに

茨城県の在留外国人は111,808人(令和7年末・全国10位)で、特定技能17,968人と技能実習17,832人はいずれも全国7位です。どちらも留学と同じく入管法の別表第一の資格で、第24条第4号の2は刑法第36章(窃盗・強盗)と第37章(詐欺)の罪を対象にしているため、別表第一の資格の人は、執行猶予付きの拘禁刑でも退去強制の手続きに入ります。永住者や日本人の配偶者など別表第二の資格なら、第24条第4号リの「1年を超える拘禁刑」かどうかで決まり、刑の全部に執行猶予が付けば当たりません。在留資格の種類と在留期限は、初めての接見で弁護士に知らせてください。生活の相談は、県が案内する茨城県国際交流協会の外国人相談センター(029-244-3811・11言語)で受けられます。

出典:裁判所「司法統計年報 刑事編(令和7年)」第32表、水戸地方裁判所「窓口案内」、出入国在留管理庁「令和7年末現在における在留外国人数」、茨城県「外国人政策」、制度の参考:e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第88条〜第90条・第253条〜第255条、e-Gov法令検索「出入国管理及び難民認定法」第24条

茨城県の闇バイト事件で弁護士に頼めること・選び方・費用

茨城県内の闇バイト事件で弁護士が担う中心は、身柄の早期解放と被害者への弁償の2つです。まだ逮捕されていなければ、県内の署への出頭に付き添ってもらうこともできます。

身柄の解放

勾留を請求しないよう検察官に意見を伝え、勾留が決まれば準抗告で争い、起訴されたら保釈を請求します。処分の見通しは不起訴・刑罰・刑事処分に関する記事にまとめています。

弁償と示談

被害者の了解を得たうえで連絡先を教えてもらい、分割払いも含めて弁償を申し入れます。被害者が複数なら、支払う順番も組み立てます。進め方は被害者との示談交渉に関する記事で読めます。

県北・鹿行・県西の署なら、接見に通える事務所かを最初に聞く

茨城県弁護士会は県内でただ一つの弁護士会で、水戸・土浦・下妻の3支部があり、会員は301名(2026年9月1日現在)です。高萩・大子・神栖・鉾田・古河・境などの署に本人がいると、事務所から接見に向かう移動が長くなります。強盗致傷で裁判員裁判になれば水戸の本庁へ、控訴すれば東京高裁へ出向くため、接見や出廷のたびにかかる日当と交通費も費用に加わります。電話口で本人が留置されている署の名前を告げ、次の4つの答えを聞いてから依頼する事務所を決めてください。

依頼する前に答えてもらう4点

  • 本人のいる署まで、依頼した当日か翌日に接見へ行けるか
  • 強盗致傷として水戸地裁本庁の裁判員裁判になっても、引き続き担当できるか
  • 家族との面会を認めてもらう、接見禁止の一部解除を申し立てたことがあるか
  • 県北・鹿行・県西の署へ接見に行く1回ごとの日当・交通費と、東京高裁での控訴審まで任せた場合の費用

当番弁護士は逮捕直後に無料で1回接見し、国選弁護人は勾留のあとに付きますが、どちらも弁護士を選べません。当番弁護士として来た弁護士に、そのまま私選で依頼することはできます。まだ逮捕されていない段階から動いてほしいときや、強盗致傷として裁判員裁判に進みそうなときは、家族が私選弁護人を早く選びましょう。

費用の目安と、法テラスの拠点(水戸・下妻・牛久)

着手金と報酬金、接見の日当を足した総額は70万円〜130万円程度が目安で、被害者への弁償金は別に用意します。費用の内訳は刑事事件の弁護士選び・費用に関する記事にあります。法テラスは水戸市大町の法テラス茨城(0570-078317)のほか、下妻市と牛久市に法テラスの法律事務所があり、土浦市には拠点がありません。茨城県弁護士会の法律相談センターは水戸・土浦・下妻・鹿嶋の4か所で、刑事事件も含めて30分5,500円(税込)の完全予約制です。費用を用意できそうにないときは、当番弁護士との接見でそのまま打ち明けてください。国選弁護人への切り替えも含めて説明を受けられます。

出典:茨城県弁護士会「茨城県弁護士会について」、茨城県弁護士会「弁護士に相談する」、日本弁護士連合会「弁護士会別会員数(2026年9月1日現在)」、法テラス「法テラス茨城」、法テラス茨城「アクセス」

茨城県の闇バイト関連事件の検挙状況

茨城県警察と警察庁の公表資料には、茨城県内で闇バイトに応じて加わった人の検挙人数は見当たりません。そこでこのページでは、闇バイトで担わされやすい特殊詐欺と強盗、少年の検挙、逮捕か在宅かの割合という、県の数字が公表されているものだけを示します。どれも闇バイトによる事件に限らず、県内のすべての事件を数えた値です。令和7年の県内の刑法犯認知件数は19,273件(前年比8.6%減)で、全国が4.9%増えたのと逆に減りました。

特殊詐欺はSNS型を含めて647件、件数は前年より63%増

令和7年の茨城県の特殊詐欺は、SNS型投資・ロマンス詐欺を含めると647件・約53億8,409万円で、件数は前年から63.0%増えました(算出)。内訳は、県警が「特殊詐欺」として数える338件・約17億6,552万円と、SNS型投資・ロマンス詐欺の309件・約36億1,857万円です。338件のうちオレオレ詐欺(ニセ警察詐欺を含む)は163件で前年の1.7倍、被害が出た地域は県南が145件と最も多く、県央93件、県西56件、県北25件、鹿行19件でした。人口当たりの件数は全国より少なく、多いほうから32番目です(算出)。詐欺を含む知能犯の検挙率は21.5%で、前年の27.3%から下がりました。知人や先輩から「書類を受け取るだけ」の仕事を持ちかけられたら、その場で断ってください。

※県警は令和8年からSNS型投資・ロマンス詐欺を特殊詐欺の手口の一つに統合し、ニセ警察詐欺を独立した手口にしました。令和8年6月末の314件・約23億9,249万円は統合後の数え方のため、令和7年の338件とは並べていません。

強盗は26件、検挙された人は51人

茨城県の区分(令和7年)件数・人数全国との比較
強盗の認知件数26件(前年32件)人口10万人当たり0.93件(全国1.16件・多いほうから15番目・算出)
強盗の検挙件数・検挙人員26件・51人1件当たりの検挙人員は約2人(算出)
詐欺の認知件数1,224件(32.0%増)知能犯の検挙率21.5%

※茨城県警察「茨城県の犯罪情勢(令和7年中)」と警察庁「犯罪統計資料」の値で、闇バイトによる事件だけを取り出した数字ではありません。人口当たりは令和7年国勢調査の人口で割った値です。

逮捕は3割弱、少年の検挙は392人

令和7年に茨城県内で刑法犯として検挙された4,194人のうち、逮捕されたのは1,185人(28.3%・算出)で、全国の32.2%や関東1都6県の35.7%より低く、71.7%は在宅のまま捜査を受けました。逮捕された人のうち733人(61.9%・算出)は令状による通常逮捕です。罪の種類ごとの逮捕率は、県警も警察庁も公表していません。刑法犯少年の検挙は392人(40.0%増)で、伸び率は全国(12.2%増)の約3.3倍(算出)、高校生が192人と約半数を占め、再犯者率は30.1%でした。呼び出しの電話や手紙が届いたら、その時点で弁護士に依頼してください。処分の判断が出るまでの期間を、被害弁償の話し合いと検察官に出す意見書の準備に使えます。

出典:茨城県警察「茨城県の犯罪情勢(令和7年中)」、茨城県警察「特殊詐欺の認知状況(令和7年確定値)」、茨城県警察「特殊詐欺の認知状況(令和8年6月末)」、茨城県警察「少年非行等の概況(令和7年)」、警察庁「SOS47 発生状況(令和7年中)」、警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分【確定値】)」、総務省統計局「令和7年国勢調査 結果の要約」

茨城県の闇バイト事件でよくある質問

Q1. 神栖市で押し入った事件が強盗致傷になりました。麻生支部で裁判になりますか?

なりません。神栖市・鹿嶋市・潮来市・行方市は水戸地裁麻生支部の区域ですが、裁判員裁判は県内すべての事件を水戸地裁の本庁(水戸市大町)だけで行います。裁判員裁判にならない合議事件でも、麻生支部の区域は土浦支部で審理されます。家族が水戸まで通う日程も含めて、公判の準備を早めに弁護士と相談しましょう。

Q2. つくば市の高校生の子どもが受け子をして逮捕されました。どこの家庭裁判所が担当しますか?

つくば市は土浦簡裁の区域なので、少年事件は水戸家裁の土浦支部が扱います。観護措置が付けば水戸市新原の水戸少年鑑別所に入ります。本人が18歳か19歳の特定少年で強盗まで疑われていると、家庭裁判所は原則として事件を検察官に送り、成人と同じ刑事裁判になります(少年法第62条第2項)。指示役とのやり取りが残ったスマートフォンは初期化させず、弁護士との相談に持っていきましょう。

Q3. 日立市で逮捕されました。日立支部で裁判になりますか?

1人の裁判官で審理する事件なら日立支部で開かれることがありますが、日立支部は合議事件を扱わないため、3人の裁判官による事件は水戸の本庁で審理されます。強盗致傷の裁判員裁判も水戸の本庁です。弁護士には、本庁で審理になったときの出廷の費用も先に聞いておきましょう。

Q4. 「太田署にいる」「境署にいる」と言われました。どこの警察署ですか?

太田署は常陸太田市、大宮署は常陸大宮市を受け持つ署です。境署は猿島郡境町にあり、坂東市と五霞町も担当します。守谷市で逮捕されたときは取手署、つくばみらい市なら常総署の受け持ちです。署の名前と所在地は、接見を頼む弁護士にそのまま伝えてください。

Q5. 夜中に家族の逮捕を知りました。当番弁護士は申し込めますか?

申し込めます。茨城県弁護士会の029-228-9800は夜間・休日は留守番電話になり、本人の氏名、罪名、留置場所、逮捕か勾留の日、あなたの氏名・住所・電話番号と続柄を録音します。逮捕された日が分からないときも、そのまま申し込んで構いません。朝を待たずに伝言を残してください。

Q6. 起訴されたあと、面会はどこへ行けばいいですか?

茨城県内に拘置所はなく、水戸刑務所の拘置支所が水戸市新原・土浦市国分町・下妻市にあります。本人がどこにいるかは事件ごとに違うため、面会に行く前に、弁護士から本人の居場所と面会の受付時間を聞いておきましょう。

Q7. 控訴したら、裁判はどこで開かれますか?

茨城県内の事件の控訴審は、県内全域が東京都千代田区の東京高等裁判所の管轄です(代表 03-3581-5411)。控訴審まで同じ弁護士に任せるなら、東京への出張費の扱いを判決の前に決めておきましょう。

Q8. 脅されてグループから抜けられません。相手は暴力団の名前を出してきます。

危険が迫っていれば110番してください。暴力団が関わるトラブルは茨城県暴力追放推進センター(029-228-0893)でも相談できます。受け取りや引き出しまでしてしまった人は、警察へ行く前か同じ日のうちに、弁護士にも電話を入れてください。どの罪に当たりそうかの見通しを聞いたうえで、出頭の日取りを決められます。

Q9. 弁護士費用を払えそうにありません。県南や県西でも相談できますか?

収入や資産が一定以下なら、法テラス茨城(0570-078317)で無料の法律相談を予約でき、下妻市と牛久市には法テラスの法律事務所もあります。勾留された本人は、資力が一定以下なら国選弁護人を請求できます(刑事訴訟法第37条の2)。費用の心配は当番弁護士との接見で正直に話し、国選弁護人に頼む流れになるかを聞いておきましょう。

出典:裁判所「茨城県内の管轄区域表」、東京高等裁判所「所在地」、茨城県弁護士会「刑事事件(逮捕されたら)」、茨城県例規集「茨城県警察署の管轄区域に関する規則」、茨城県警察「茨城県内の警察署」、法務省「矯正施設一覧(令和8年3月)」、茨城県警察「お問い合わせ・相談窓口」、法テラス「法テラス茨城」、制度の参考:e-Gov法令検索「少年法」第62条、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第37条の2

茨城県で闇バイトの事件に対応する弁護士を探す 指示役から次の連絡が来る前に、弁護士へ相談してください

茨城県内の事件は27署に分かれて捜査され、強盗致傷の裁判員裁判は水戸の本庁、合議と少年事件は水戸・土浦・下妻、控訴審は東京高裁と、手続きの場所が地域と罪名で変わります。高萩・神栖・古河などの署まで接見に通えるか、夜間や休日に動けるかは事務所ごとに違います。家族が茨城県内の署に留置されているなら、すぐ接見に動ける事務所を選び、今日のうちに電話をかけてください。グループに脅されて離れられない人は、警察へ相談するのと同じ日に弁護士へも電話しましょう。

参考資料・更新情報

※本コンテンツは2026年10月5日時点で確認できた公表情報をもとに作成しています。刑法犯の認知件数・強盗・詐欺の件数は茨城県警察「茨城県の犯罪情勢」(令和7年中)、特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺は茨城県警察の令和7年確定値(令和8年は6月末の暫定値)、少年の検挙は茨城県警察「少年非行等の概況」(令和7年)、暴力団の勢力は茨城県警察「暴力団情勢と検挙状況」(令和7年末)、刑法犯の身柄措置は警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分【確定値】)」、保釈の人数は裁判所「司法統計年報 刑事編(令和7年)」第32表の全国値、在留外国人数は令和7年末、弁護士会の会員数は2026年9月1日現在の値です。人口10万人当たりの件数・順位・逮捕の割合・増加率は公表値から算出しました。茨城県内で闇バイトに応じて加わった人の検挙人数は、公表資料で確認できなかったため記載していません。刑名は令和7年6月1日施行の拘禁刑に合わせて記載しています。制度や窓口の情報は変更される場合があるため、利用前に各機関および法律事務所の公式情報をご確認ください。本コンテンツは一般的な情報提供を目的とするもので、個別の事件についての法的助言ではありません。

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