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熊本県で不同意性交等罪(レイプ・強姦)に強い弁護士一覧

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熊本県で不同意性交等罪(レイプ・強姦)に強い弁護士が1件見つかりました。
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弁護士 野口 大(小畑法律事務所)

住所 〒840-0801
佐賀県佐賀市駅前中央1-10-37 佐賀駅前センタービル5階
最寄駅 JR佐賀駅から徒歩1分
営業時間

平日:09:00〜18:00

初回相談無料
営業時間外
営業時間外のため電話での
お問合せは受付けておりません
【示談交渉◎】弁護士×上級心理カウンセラーが、被害者/加害者のサポートを行います。
弁護士の強み|【少年犯罪/性犯罪/窃盗】家族・本人からの連絡◎無罪獲得実績◎事前予約で休日相談◎【早期釈放・執行猶予を目指すならご相談を!】◆犯罪心理の理解から弁護のサポート◆心理カウンセラーの資格あり◆被害者相談可
対応体制
初回相談無料
休日の相談可
逮捕前の相談可
19時以降の相談
被害者相談可能
費用分割相談可能
注力案件
不同意性交等罪(レイプ・強姦)
性犯罪
痴漢
買春・援助交際
盗撮
暴行罪・傷害罪
正当防衛
殺人罪・殺人未遂
恐喝罪・脅迫罪
器物損壊罪
住居侵入罪
詐欺罪
窃盗罪・万引き
横領罪・背任罪
薬物・大麻
覚せい剤
飲酒運転
賭博・オンラインカジノ・闇スロット
少年事件
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熊本県で利用できる公的な相談窓口

当番弁護士は専用の携帯番号へ

弁護士会は地方裁判所の管轄区域ごとに置かれるため(弁護士法第32条)、地裁が1つの熊本県では熊本県弁護士会の1会です。当番弁護士は専用電話090-3661-3133で受け付けており、申し込みがあれば24時間以内に弁護士が本人に面会に行きます。午後5時から翌朝9時までは留守番電話ですが、メッセージを残せば当番弁護士から連絡があり、土日・祝日も受け付けています。対象は熊本県内で身柄を拘束されている場合に限られ、利用は1回だけ、逮捕後にすでに弁護士と面会している場合は使えません。法律相談センターの096-325-0009と弁護士会代表の096-325-0913は、当番弁護士の番号ではありません。

逮捕される前に相談したいとき

熊本県弁護士会の法律相談センターは刑事事件の相談も扱っており、県内8か所で一般相談は30分5,500円(税込)です。予約はどの会場も096-325-0009で受け付けています。熊本県警から連絡が来た段階なら、住まいに近い会場を予約してください。

センター 場所 相談日
熊本熊本市中央区水道町(弁護士会 水道町会館)月〜土
荒尾・玉名玉名市岩崎(玉名市民会館1階)水の午後
山鹿・菊池山鹿市山鹿(市民交流センター内)水の午後
阿蘇/益城阿蘇市内牧(阿蘇市農村環境改善センター)/益城町宮園(益城町役場1階)金の午後/火・金の午後
県南・八代八代市内月・木の午後
人吉・球磨人吉市南泉田町(人吉商工会議所内)金の午後
天草天草市太田町(天草信用金庫本店2階)金の午後

被害を受けた側が使える熊本県内の相談先

窓口 電話 受付
熊本県警察 性被害相談電話#8103/0120-8343-81/096-384-1254(携帯)24時間(夜間・土日祝は当直員)
ゆあさいどくまもと(性暴力被害者のためのサポートセンター)#8891/096-386-555524時間
くまもと被害者支援センター 相談電話096-386-1033月〜金10時〜16時
熊本地方検察庁 被害者ホットライン096-323-9068平日9時〜17時
熊本県弁護士会 犯罪被害者ホットライン090-9568-1157平日9時〜17時(1件20分まで)
法テラス 犯罪被害者支援ダイヤル0120-079714平日9時〜21時・土9時〜17時

※ゆあさいどくまもとは熊本県が公益社団法人くまもと被害者支援センターに委託しており、女性相談員が電話・メールで対応し、医療機関への連絡や付き添いを無料で行います。警察への一般的な相談は、熊本県警察の警察安全相談#9110(096-383-9110)で受け付けています。

出典:熊本県弁護士会「逮捕・刑事事件」、熊本県弁護士会「各種相談先一覧」、熊本県弁護士会「犯罪被害者ホットライン」、e-Gov法令検索「弁護士法」第32条、熊本県警察「性犯罪被害の相談」、熊本県警察「警察安全相談」、熊本県「性暴力被害者のためのサポートセンター『ゆあさいどくまもと』」、警察庁「犯罪被害者等早期援助団体(熊本県)」、熊本地方検察庁「被害者ホットライン」、法テラス「法テラス熊本」

熊本県で不同意性交等罪の疑いをかけられた本人と家族が最初にすること

このページは、熊本県内で不同意性交等罪(刑法第177条・旧・強制性交等罪)の疑いをかけられた本人と、その家族のためのものです。同じ熊本県でも、痴漢や盗撮を含めた性犯罪の全体像は「性犯罪」のページ、性交等までは至っていない身体への接触は「不同意わいせつ」のページが扱います。ここで取り上げるのは、性交等そのものがあったと疑われている事件だけです。法定刑は5年以上の有期拘禁刑のみで罰金刑がなく、裁判官3人で審理する合議事件にあたります。熊本県内の合議事件は熊本地方裁判所の本庁だけが担当するため、八代・天草・人吉・玉名のどこで起きた事件でも、第一審は熊本市中央区京町の本庁で開かれます。控訴審は県外の福岡高等裁判所(福岡市)に移ります。家族が当番弁護士を頼む電話は、熊本県弁護士会の当番弁護士専用電話 090-3661-3133です。

いまの状況別・最初にすること

家族が熊本中央署や八代署など県内の署に逮捕された
090-3661-3133に電話してください。午後5時から翌朝9時までは留守番電話ですが、メッセージを録音すれば当番弁護士の側から連絡が来ます。土日・祝日も受け付けており、本人との最初の面会は1回に限り無料です。
熊本県警から事情を聴きたいと連絡が来た
出頭する前に弁護士と会い、相手との関係や当日の経緯をどこまで説明するかを一緒に決めてください。熊本県弁護士会の法律相談センター(予約096-325-0009)は刑事事件の相談も受け付けており、一般相談は30分5,500円です。
相手とのメッセージや通話履歴がスマートフォンにある
メッセージ、待ち合わせの記録、飲食店や宿泊先の支払い記録は、同意があったかを判断する材料になります。消さず、相手にも連絡せず、そのままの状態で弁護士に見せてください。
本人が天草署・人吉署・水俣署など熊本市から遠い署にいる
当番弁護士は県内どこの署でも同じ番号で頼めます。起訴されれば公判は熊本市の本庁、控訴すれば福岡市まで続くため、遠方の署への接見と熊本市での公判を通して担当できる弁護士に依頼しましょう。途中で弁護士を替える手間を省けます。

出典:熊本県弁護士会「逮捕・刑事事件」、熊本県弁護士会「各種相談先一覧」、裁判所「熊本県内の管轄区域表」、福岡高等裁判所「所在地」、e-Gov法令検索「刑法」第177条

熊本県で不同意性交等の疑いで逮捕されたあとの流れと、裁判が開かれる場所

逮捕から検察官への送致までが48時間、検察官が勾留を請求するかの判断が24時間以内、勾留は原則10日で延長されると最長20日です(刑事訴訟法第203条・第205条・第208条)。手続きの段階ごとの説明は逮捕後の流れを解説した記事で読めます。

八代・人吉・天草に支部があっても、この罪の公判は熊本市の本庁

捜査は熊本県警の23署のうち、事件のあった地域の署が担当します。熊本市内は熊本中央・熊本南・熊本東・熊本北合志の4署で、熊本北合志署は名前に「合志」が入っていますが所在地は熊本市北区です。熊本地裁には本庁のほか阿蘇・玉名・山鹿・八代・人吉・天草の6支部と13の簡易裁判所がありますが、管轄区域表の合議事件欄は13の簡裁区域すべてが「熊本」です。この罪は法定刑の下限が5年なので裁判所法第26条第2項第2号の合議事件にあたり、県内のどの地域の事件も本庁で審理されます。裁判員裁判も地裁の本庁だけで扱い、支部では開かれません。控訴審は福岡高裁の本庁で、熊本県内の事件が宮崎支部に回ることはありません。

地域(主な市町村) 所在する主な警察署 地検の本庁・支部 地裁の本庁・支部 合議・裁判員の庁 控訴審
熊本市・宇土市・宇城市・合志市・大津町・菊陽町・西原村熊本中央・熊本南・熊本東・熊本北合志・宇城・大津本庁(熊本・宇城区検)本庁本庁福岡高裁(福岡市)
上益城(御船町・嘉島町・益城町・甲佐町・山都町)・美里町御船・山都本庁(御船区検)本庁(家裁は御船出張所あり)本庁福岡高裁(福岡市)
阿蘇市・小国町・南小国町・産山村・高森町・南阿蘇村阿蘇・小国・高森阿蘇支部(阿蘇・高森区検)阿蘇支部本庁(阿蘇支部では開かない)福岡高裁(福岡市)
玉名市・荒尾市・玉東町・南関町・和水町・長洲町玉名・荒尾玉名支部(玉名・荒尾区検)玉名支部本庁(玉名支部では開かない)福岡高裁(福岡市)
山鹿市・菊池市山鹿・菊池山鹿支部山鹿支部本庁福岡高裁(福岡市)
八代市・氷川町/水俣市・芦北町・津奈木町八代/水俣・芦北八代支部/※八代支部本庁(八代支部では開かない)福岡高裁(福岡市)
人吉市・球磨郡(錦町・多良木町・あさぎり町など)人吉・多良木人吉支部人吉支部本庁福岡高裁(福岡市)
天草市・上天草市・苓北町天草・上天草・牛深天草支部(天草・牛深区検)天草支部本庁福岡高裁(福岡市)

※裁判所「熊本県内の管轄区域表」「熊本県内の裁判所の名称」、熊本地方検察庁「所在地一覧」、熊本県警察「警察署の名称、位置及び管轄区域」によります。警察署は所在地からの目安で、受け持ち区域の境界とは一致しないことがあります。菊池市の旧泗水町は熊本簡易裁判所の区域(本庁)、山都町の蘇陽総合支所の区域は高森簡易裁判所の区域(阿蘇支部)、上天草市大矢野町の一部は宇城簡易裁判所の区域(本庁)です。水俣市・芦北町・津奈木町の地裁は八代支部ですが、地検のどの庁が扱うかは熊本地方検察庁のページに掲載がないため示していません。

八代市西松江城町の八代支部、人吉市寺町の人吉支部、天草市諏訪町の天草支部は地元にありますが、この罪の公判はいずれも熊本市中央区京町1-13-11の本庁です。在宅のまま起訴された人は、期日のたびに県南や天草から熊本市へ通います。弁護士には身柄のある署と事件のあった市町村を最初に伝え、接見と本庁への出廷をまとめて任せられる事務所を選んでください。

留置される場所と、家族が面会できる時期

熊本県内には拘置所も拘置支所もなく、県内の刑事施設は熊本市中央区渡鹿の熊本刑務所1か所で、法務省はこの施設を長期受刑者の収容先としています。県警の留置施設は警察本部の直轄と常設8署、非常設7署に置かれており(令和6年4月時点)、23署すべてに常設の留置施設があるわけではありません。熊本県弁護士会の案内では、逮捕されてから勾留が決まるまでは弁護士しか面会できず、勾留が決まったあとは接見禁止が付いていなければ家族も面会できます。面会に出向く前に、接見した弁護士から本人の留置先と接見禁止の有無を聞き、無駄足を防ぎましょう。

出典:裁判所「熊本県内の管轄区域表」、熊本地方・家庭裁判所「熊本県内の裁判所の名称」、熊本地方裁判所「所在地」、福岡高等裁判所「所在地」、熊本地方検察庁「所在地一覧」、熊本県警察「警察署の名称、位置及び管轄区域」、熊本県議会 教育警察常任委員会説明資料(令和6年6月・警察本部)、法務省「九州矯正管区 管内施設」、法務省「熊本刑務所」、熊本県弁護士会「逮捕・刑事事件」、e-Gov法令検索「裁判所法」第26条、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」

熊本県で不同意性交等が問われる罪と刑罰

痴漢や盗撮は熊本県迷惑行為等防止条例でも罰せられますが、不同意性交等は県の条例ではなく刑法で裁かれます。暴行や脅迫、アルコールや薬物の影響、睡眠中などを原因として、相手が同意しない意思を形成・表明・全うすることが難しい状態のまま性交等をすると成立し、夫婦や交際相手のあいだでも成立します。

罪名(条文) 法定刑 罰金の定め 公訴時効 熊本地裁の担当
不同意性交等(第177条)5年以上の有期拘禁刑なし15年本庁(合議)
監護者性交等(第179条第2項)第177条第1項と同じなし15年本庁(合議)
未遂(第180条)既遂と同じ(減軽されることがある)なし15年本庁(合議)
致傷(第181条第2項)無期または6年以上の拘禁刑なし20年本庁(裁判員裁判)

不同意わいせつ・性犯罪のページとの違い

第177条の「性交等」とは、性交・肛門性交・口腔性交と、膣や肛門に陰茎以外の身体の一部や物を挿入するわいせつな行為です。そこまで至らない行為は不同意わいせつ罪(第176条・6月以上10年以下の拘禁刑)で、合議事件ではないため、玉名・八代・天草などの支部の区域の事件はその支部で審理されることがあります。熊本県警の犯罪統計でも、不同意性交等は殺人・強盗・放火と並ぶ「凶悪犯」、不同意わいせつは「風俗犯」として別々に数えられています。取調べでどちらの罪名を告げられたかを、接見の際に弁護士へ伝えてください。裁判が開かれる庁と弁護の方針を早い段階で固められます。

相手が18歳未満だったときの扱い(刑法と熊本県の条例)

16歳未満の相手との性交等は、第177条第3項により相手が同意していても処罰されます(相手が13歳から15歳の場合は、行為者が5歳以上年上のときに限る)。

相手が16歳・17歳で刑法にあたらない場合でも、熊本県少年保護育成条例第13条第1項が少年への「みだらな性行為又はわいせつ行為」を禁じており、違反すると第21条第1項で2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金です。条例の「少年」は小学校就学の始期から18歳に達するまでの者で、年齢を知らなかったことは知らないことに過失がないときに限って処罰を免れる理由になります(第21条第6項)。また第23条により、違反した者が少年であれば条例の罰則は適用されません。相手に年齢を聞いたメッセージが残っていれば、スクリーンショットで保存して弁護士に渡してください。

出典:e-Gov法令検索「刑法」第176条〜第181条、e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第250条、熊本県例規集「熊本県少年保護育成条例」、熊本県例規集「熊本県迷惑行為等防止条例」、熊本県議会 議案「刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例」(令和6年12月24日熊本県条例第44号)、熊本県警察「令和7年中の熊本県内の犯罪情勢」

容疑を認める場合と、同意があったと主張する場合

この罪では、性的な行為があったこと自体には争いがなく、相手が同意していたかどうかだけが争点になる事件が少なくありません。認めて示談を目指すのか、同意を主張して取調べに備えるのかで、弁護士が動く方向は逆になります。勾留の10日間のうちに、捜査側がどんな証拠を持っていそうかを弁護士から聞き、方針を決めてください。

認めるなら、熊本地検が処分を決める前に示談を

被害者の連絡先は、被害者が了承した場合に限り、検察官や捜査員を通じて弁護士にだけ伝えられるのが通常です。本人や家族が直接連絡を取ろうとすると、供述への働きかけを疑われ、釈放が遠のきます。告訴がなくても起訴できる罪ですが、検察官が起訴するかどうかを決める際には、示談が成立したかも考慮されます(刑事訴訟法第248条)。熊本県では県が委託する性暴力被害者のサポートセンター「ゆあさいどくまもと」が24時間の電話相談を受け、医療機関への付き添いなども行っています。相手に支援者や弁護士が付いている場合も、謝罪と賠償の申し入れは弁護士に任せましょう。示談書の中身は被害者との示談交渉に関する記事で説明しています。

同意があったと主張するなら、調書に署名する前に弁護士と話す

取調べの初めには、自分の意思に反して供述する必要はないことが告げられます(刑事訴訟法第198条第2項)。作成された調書は読み聞かせを受けて誤りの訂正を求められ、署名押印を拒むこともできます(同条第4項・第5項)。取調べの録音・録画が義務になるのは致傷のような裁判員裁判の対象事件で、第177条だけの事件は対象外です(同法第301条の2)。その日に聞かれたことと自分の答えを、接見のたびに弁護士に伝えてください。牛深署や多良木署のように熊本市から離れた署でも、弁護士とは立会人なしで面会できます(同法第39条第1項)。全国の令和6年の検察統計では、第177条で不起訴となった1,532人のうち、証拠が足りないとされた嫌疑不十分が844人で半数を超え、起訴猶予の672人を上回っています(起訴は939人)。

出典:e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第39条・第198条・第248条・第301条の2、熊本県「性暴力被害者のためのサポートセンター『ゆあさいどくまもと』」、法務省「検察統計調査」令和6年(全国)

不同意性交等の事件の保釈・公訴時効・在留資格

保釈は裁量保釈として判断され、請求先は熊本地裁の本庁

保釈を請求できるのは起訴されたあとだけです(刑事訴訟法第88条第1項・第207条第1項ただし書)。この罪は短期1年以上の拘禁刑にあたるため、権利保釈の除外事由(第89条第1号)に該当し、第90条の裁量保釈で判断されます。裁判所は逃亡や証拠隠滅のおそれの程度と、拘束が続くことで本人が受ける健康上・経済上・社会生活上・防御の準備上の不利益とを比べます。身元引受書、勤務先の事情、被害者の生活圏から離れた住まいの案を家族がそろえ、弁護人に渡してください。全国では令和7年の第一審で勾留された35,125人のうち、保釈保証金を納めて釈放されたのは11,132人(31.7%・算出)です。県内の事件は公判が本庁なので、期日や保釈請求の問い合わせ先は熊本地裁の刑事部・刑事訟廷(096-241-8932)です。控訴したあとの問い合わせは、福岡高裁の刑事訟廷事務室(代表092-781-3141)が受け付けています。

公訴時効は15年、致傷なら20年

不同意性交等の公訴時効は15年で、未遂や監護者性交等も同じ、致傷は20年です(刑事訴訟法第250条第3項)。行為の時に被害者が18歳未満だった場合は、その人が18歳になるまでの年数が加わります(同条第4項)。時効は行為が終わった時から進み、本人が国外にいるあいだは止まります(第253条第1項・第255条第1項)。何年も前の出来事について熊本県警から連絡があったら、出向く前に弁護士と当時の日時と状況を整理してください。

外国籍の人の在留資格

熊本県の在留外国人は32,372人(令和7年末)で、前年末から10.2%増えました。国籍ではベトナムの7,015人、在留資格では技能実習の10,007人が最も多くなっています。この罪は、執行猶予でも退去強制となる入管法第24条第4号の2の対象には含まれておらず、第4号リ(無期または1年を超える拘禁刑)で判断されます。下限が5年なので、実刑判決ならこれにあたります。勾留が長引き、在留資格の活動を3か月以上できない状態が続くと、資格の取消し(第22条の4第1項第6号)が問題になることもあります。在留カードに記載された資格と期限は、最初の接見の時点で弁護士に知らせてください。通訳が要る場合は、当番弁護士専用電話にかける時点で言語も伝えましょう。県の熊本県外国人サポートセンター(080-4275-4489)は19言語に対応しており、在留手続や雇用、医療などの生活相談を受け付けています。

出典:e-Gov法令検索「刑事訴訟法」第88条〜第90条・第250条・第253条・第255条、裁判所「司法統計年報 刑事編(令和7年)」第32表、熊本地方裁判所「ダイヤルイン」、福岡高等裁判所「窓口案内」、出入国在留管理庁「令和7年末現在における在留外国人数」、e-Gov法令検索「出入国管理及び難民認定法」、熊本県「熊本県外国人サポートセンター」

不同意性交等の事件で弁護士に依頼できることと選び方・費用

熊本県内のこの罪の事件で弁護士に任せる中心は、示談交渉と身柄の解放です。どちらも熊本地検が起訴するかどうかを決めるまでの限られた日数のうちに進めます。

示談交渉

被害者の意向を検察官経由で聞き取り、謝罪の申し入れから賠償額の調整、示談書の作成までを本人に代わって担います。熊本地検の処分より先に合意できれば、不起訴となる可能性が上がります。

身柄の解放

勾留を請求しないよう検察官に意見を伝え、勾留が決まれば準抗告、家族との面会が禁じられれば接見禁止の一部解除を求め、起訴後は裁量保釈を請求します。処分の見通しは不起訴・刑罰・刑事処分に関する記事にまとめています。

熊本市の本庁と福岡高裁まで通える弁護士を選ぶ

熊本県弁護士会は県内唯一の弁護士会で支部はなく、会員は292名(2026年4月1日現在)です。この罪では、本人の身柄は天草や人吉の署、公判は熊本市の本庁、控訴すれば福岡市という具合に、移動の距離が長くなりやすいのが熊本県の事情です。私選の事務所には最初の電話で次の3点を伝え、返ってきた答えを比べてください。

私選の事務所へ最初に電話するときに伝え、回答をもらう3点

  • 本人が留置されている署の名前と、初回の接見に行ける日時
  • 同意を争う否認事件や性犯罪の示談、致傷なら裁判員裁判を担当した経験
  • 熊本市の本庁への出廷、県南・天草の署への接見、福岡高裁への出廷の1回ごとの日当と交通費
区分 使える時期 熊本県での頼み方 費用
当番弁護士逮捕・勾留中に1回(県内で身柄を拘束されている場合)家族・知人は090-3661-3133へ。本人は警察官などに申し出る初回の面会は無料
私選弁護人いつでも事務所に直接依頼する。面会に来た当番弁護士にそのまま依頼することもできる弁護士と相談して決める
国選弁護人勾留されたあと弁護人がいなければ、勾留された本人が選任を請求する資力の要件がある

費用の目安と、法テラス熊本

着手金・報酬金・日当を合計した費用は90万円〜180万円程度が目安とされ、同意を争って公判で闘う場合や致傷の裁判員裁判ではさらにかかり、示談金は別に必要です。熊本市から遠い署への接見が続きそうなら、見積もりの段階で接見の回数と交通費の想定を出してもらいましょう。弁護士費用の内訳は刑事事件の弁護士選び・費用に関する記事で詳しく解説しています。

法テラスの県内の窓口は熊本市中央区水道町の法テラス熊本(0570-078365・平日9時〜17時)で、支部や出張所はなく、阿蘇郡高森町に法テラス高森法律事務所があります。収入などの基準を満たす人向けの無料法律相談は、八代・天草・人吉などにある弁護士会の相談センターの会場でも実施されています。手持ちの費用に不安があれば、面会に来た当番弁護士にその場で打ち明けてください。国選弁護人の請求や費用の援助制度について、その場で説明を受けられます。

出典:熊本県弁護士会「熊本県弁護士会とは」、熊本県弁護士会「逮捕・刑事事件」、法テラス「法テラス熊本」

熊本県の不同意性交等の検挙状況

この罪が熊本県内でどれだけ起きているかは、熊本県警と警察庁の犯罪統計で分かります。年に数十件の罪なので、割合だけでなく件数で示します。

令和7年は76件で、人口当たりでは全国6位

項目 熊本県の値
認知件数(令和7年)76件(前年61件・24.6%増)
検挙件数・検挙人員(令和7年)54件・47人(うち少年8人)
検挙率(令和7年)71.1%(全国87.3%)
凶悪犯98件に占める割合(令和7年)77.6%(算出)
人口10万人当たりの認知件数(令和7年)4.53件(算出・全国6位、全国平均3.40件)
令和8年1〜8月の認知件数(暫定値)32件(前年同期41件・22.0%減)

※令和7年は熊本県警察「令和7年中の熊本県内の犯罪情勢」と同県警の教育警察常任委員会説明資料(令和8年4月)の確定値、全国の検挙率と令和8年は警察庁「犯罪統計資料」(令和8年は暫定値)です。人口当たりの値と順位は令和7年国勢調査の人口から算出しました。令和5年以前の数字は改正前の罪名による事件を含むので、比較に使っていません。

熊本県の凶悪犯は殺人3件・強盗10件・放火9件・不同意性交等76件の計98件で、8割近くをこの罪が占めています。重要犯罪238件の中では約3割(31.9%・算出)です。同じ令和7年、不同意わいせつも131件と36.5%増え、人口当たりで全国4位でした。ただし令和8年1〜8月(暫定値)は、不同意性交等が32件、不同意わいせつが69件と、どちらも前年同期より2割前後減っています。件数の増減にかかわらず、県警から連絡があった時点で弁護士に相談してください。

熊本県では逮捕されるか、在宅のまま調べられるか

熊本県警は罪種ごとの逮捕の割合を公表していません。刑法犯全体では、令和7年の検挙人員2,852人のうち逮捕されたのは648人(22.7%・算出)で、全国の32.2%(算出)より低く、47都道府県で低い方から9番目です。残る77.3%は身柄を拘束されない在宅の扱いでした。逮捕された648人のうち498人は裁判官の令状による通常逮捕で、現行犯ではなく後日に逮捕される形が4分の3以上を占めます。在宅のままでも、示談交渉や検察官への意見書は始められます。県警から連絡が来た段階で弁護士に依頼し、処分までに使える日数を確保してください。

出典:熊本県警察「令和7年中の熊本県内の犯罪情勢」、熊本県警察「令和8年8月末の熊本県内の犯罪情勢」、熊本県警察 教育警察常任委員会説明資料(令和8年4月)、警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分【確定値】)」、警察庁「犯罪統計資料(令和8年1〜8月分)」、総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計 結果の要約」

熊本県の不同意性交等事件でよくある質問

Q1. 八代署や水俣署で逮捕されました。裁判は八代支部ですか?

八代支部では開かれません。合議事件は県内すべて本庁の扱いなので、八代市・氷川町・水俣市・芦北町などの事件も熊本市中央区京町の本庁で審理されます。八代市西松江城町には熊本地検の八代支部もありますが、起訴されたあとの法廷は熊本市です。県南の署への接見と熊本市での公判の両方を引き受けられる弁護士に依頼しましょう。

Q2. 天草や人吉で起きた事件の裁判員裁判は、どこで開かれますか?

致傷罪で起訴されると裁判員裁判になり、熊本県内では地裁の本庁だけで行われます。天草支部や人吉支部では開かれず、第177条だけの起訴でも合議事件なので本庁です。天草市や球磨郡から公判のたびに熊本市へ出ることになるため、弁護士の日当と交通費を依頼の前に見積もってもらいましょう。

Q3. 熊本地裁の判決に納得できないとき、控訴審はどこで開かれますか?

控訴審は福岡高等裁判所の本庁(福岡市中央区六本松4-2-4)です。熊本県内の事件は、同じ福岡高裁の宮崎支部ではなく、すべて福岡市の本庁に移ります。同意を争う方針なら、福岡での控訴審まで続けて担当できるかを依頼の段階で弁護士と話し合いましょう。

Q4. 夜中に当番弁護士専用電話にかけたら、留守番電話でした。

午後5時から翌朝9時までは留守番電話で受け付ける仕組みです。メッセージを録音すれば、当番弁護士の側から連絡が来ます。本人の氏名・罪名・留置先の署と、折り返しを受けられる番号を吹き込んでください。

Q5. 家族は福岡など県外に住んでいます。熊本の当番弁護士を頼めますか?

熊本県弁護士会が示している条件は本人が熊本県内で身柄を拘束されていることで、電話をかける家族の住まいは条件に挙がっていません。逮捕から勾留が決まるまでは家族は面会できず、勾留後も接見禁止が付けば会えないため、県外の家族は弁護士を通じて本人の様子と必要な差し入れを聞きましょう。熊本まで何度も足を運ぶ負担を減らせます。

Q6. 熊本市内で逮捕されたと聞きましたが、どの署か分かりません。

熊本市内の署は熊本中央・熊本南・熊本東・熊本北合志の4つで、熊本北合志署は熊本市北区にあります。逮捕を知らせてきた警察官の所属か、事件のあった区を聞き取ってから当番弁護士専用電話にかけてください。接見に向かう弁護士が留置先を早く突き止められます。

Q7. 子どもが少年事件として扱われる場合、熊本ではどの家庭裁判所ですか?

熊本家庭裁判所で少年事件を扱うのは本庁・八代支部・天草支部の3か所です。人吉と水俣の区域の少年事件は八代支部、玉名・荒尾・山鹿の区域の少年事件は熊本市の本庁が扱い。観護措置がとられると熊本市西区池田の熊本少年鑑別所に入ります。犯行時に18歳か19歳だった特定少年の場合、この罪は少年法第62条第2項により、原則として家裁から検察官へ送り返される事件にあたります。扱う家裁の手続きで付添人を務められる弁護士に、鑑別所に入る前後の早い段階で依頼してください。

Q8. 16歳・17歳が相手の事件が、罰金で終わることはありますか?

熊本県少年保護育成条例の「みだらな性行為又はわいせつ行為」として扱われれば、法定刑に100万円以下の罰金があるため、略式手続で罰金となる場合があります。相手が拒めない状態だったとして第177条の罪に問われた場合は罰金刑がなく、熊本市の本庁で正式な裁判を受けます。出会った経緯から当日の流れまでを日付順にまとめて弁護士に渡せば、条例と刑法のどちらで扱われそうかを早い段階で見通せます。

Q9. 不同意性交等の判決に執行猶予が付く可能性はありますか?

執行猶予は言い渡す刑が3年以下のときに限られるため、下限が5年のこの罪はそのままでは対象になりません。刑法第43条の未遂減軽や第66条の酌量減軽で刑の下限が半分の2年6月になれば(第68条第3号)、3年以下の刑として執行猶予を付ける余地が生まれます。示談や被害回復といった減軽の材料を、熊本地検が起訴を決める前から弁護士と整えましょう。

出典:裁判所「熊本県内の管轄区域表」、福岡高等裁判所「所在地」、熊本県弁護士会「逮捕・刑事事件」、熊本県弁護士会「各種相談先一覧」、熊本県議会 教育警察常任委員会説明資料(令和6年6月・警察本部)、法務省「熊本少年鑑別所(法務少年支援センターくまもと)」、熊本県例規集「熊本県少年保護育成条例」、e-Gov法令検索「少年法」第62条、e-Gov法令検索「刑法」第43条・第66条・第68条

熊本県で不同意性交等の弁護士を探す 本人のいる署から熊本市の本庁、福岡高裁まで通える事務所を比べてください

この罪の第一審は、八代・人吉・天草・玉名の事件も含めて熊本地裁の本庁に集まります。どこの署まで接見に出向くか、夜間や休日にも動けるかは事務所ごとに違います。本人がすでに県内の署に留め置かれているなら、今日のうちに接見に向かえる事務所へ電話してください。

参考資料・更新情報

※本コンテンツは2026年10月5日時点で確認できた公表情報をもとに作成しています。不同意性交等・不同意わいせつ・凶悪犯・重要犯罪の令和7年の件数と検挙率、市町村別の割合は熊本県警察「令和7年中の熊本県内の犯罪情勢」および同県警の教育警察常任委員会説明資料(確定値)、刑法犯の身柄措置と人口当たりの全国順位は警察庁「犯罪統計資料(令和7年1〜12月分【確定値】)」、令和8年の件数は警察庁「犯罪統計資料(令和8年1〜8月分)」の暫定値、起訴・不起訴の人数は法務省「検察統計調査」(令和6年・全国)の値です。保釈の人員は裁判所「司法統計年報 刑事編(令和7年)」の全国値、在留外国人数は令和7年末、弁護士会の会員数は2026年4月1日現在の値です。割合と人口当たりの値は公表値から算出しました。制度や窓口の情報は変更される場合があるため、利用前に各機関および法律事務所の公式情報をご確認ください。本コンテンツは一般的な情報提供を目的とするもので、個別の事件についての法的助言ではありません。

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