やり込んできたゲームのデータを勝手に消されてしまった…。ゲーム好きの人は、人生で一度くらいは経験したことがあるのではないでしょうか。
愛着を持っていたり、長い時間をかけてプレイしたものだったりした場合、故意でなかったとしても、データを消した相手を許せるものではないでしょう。
また父さんにゲームデータ消された…途中保存してたディシディア!!あと一戦で30連勝だったのに…ゆるさん…今回はほんとゆるさん…
— かずた (@ka_z_ta) 2011年2月5日
明日弟しばく。黒バスのゲームデータ消されたゆるさん。
— みぃ (@ErenMizuka) 2014年3月27日
よくある行為ではありますが、場合によっては『不正アクセス禁止法』として刑事責任を問われることがあるかもしれません。気になる方はこの記事を参照してみてください。

不正アクセス禁止法は、2000年に施行された法律で、ネットなどの電気通信にかかわる秩序の維持と、健全な発展を目的としています。
この不正アクセス禁止法では、他人のパソコンなど、ネット通信が可能な電子機器への許可なしでのアクセスが禁止されています。また、アクセスするためのIDやパスワードを許可なく取得・保管・入力することも禁止です。
もし、これらに違反した場合、以下のような罰則が考えられます。
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不正アクセス禁止法 |
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違法行為 |
罰則 |
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他人のパソコンやケータイを勝手に操作する |
3年以下の懲役または100万円以下の罰金 |
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アクセスするためのIDやパスワードを許可なく取得・保管・入力する |
1年以下の懲役または50万円以下の罰金 |
オンラインゲームなどで、プレイにログインIDやログインパスワードが必要となるような場合であれば要注意です。
他人が不正にIDやパスを入手してアカウントにアクセスすれば、その後ゲームデータを消去したかどうかにかかわらず、不正アクセス禁止法違反で処罰される可能性があります。

この前、ずっと進めていたゲームのデータを家族に消されてしまいました!!
オンラインゲームではなく携帯ゲーム機なのですが、ゆるせません!何か罪に問うことはできませんか?

テレビゲームのデータを保護する法令はありませんので、データを消去する行為は何の罪にも問われません。

データを消された人のなかには、機器ごと壊機器を破壊された人もいるのではないでしょうか。この行為は故意に行われたものであれば刑法第261条器物損壊罪に該当します。
罰則は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられます。
なお、民事的な賠償として金銭を請求する場合、破壊時の時価以上の請求は困難です。また、ゲームデータを金銭換算して損害を上乗せすることも困難と思われます。
ゲームに生活のすべてを注いでおり、これまで多額の時間と費用を注いできたのに、データを消去されて復元が不可能となってしまった。その結果、生きる意味を失ったというような極めて極端なケースであれば、ごくごく少額の慰謝料を請求可能な場合もゼロではないと思われます。
しかし、このようなケースでも慰謝料が請求できるかは不確実です。したがって、慰謝料の請求はできないものと考えたほうが無難でしょう。
ちなみに、セーブ前に電源を切られ、データを消された人もいるのではないでしょうか。この場合、相手の責任を問うことは、法律上は不可能です。
勝手にゲームのデータを消されないためにも、あまり没頭しすぎないことをおすすめします。
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