窓開けっ放し・エンジンかけっ放しで車から離れるのは違法?
車内は非常に熱がこもりやすく、何も対策をしていない車を夏場の炎天下に放置すると、1時間ほどで50度以上に達することもあるようです。
車内で熱中症や脱水症状などを発症するケースなどもあり、それぞれで対策を取る必要があるといえるでしょう。
『夏場は積極的にエアコンを使うようにしている』という方も多いかもしれませんが、中には、『走行時は窓を開けて冷気を取り込むようにしている』という方もいるようです。
しかし、そのまま窓を閉めずに車から離れたり、『ちょっと離れるだけだから』と、エンジンを切らずに車から離れたりすると、道路交通法違反となる可能性があります。
車から離れる際は、道路交通法で定められた『正しい手段』をとる必要があります。この記事では、車から離れる際に取るべき手段について解説します。
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『窓を開けっ放しで放置』は罰則対象?
道路交通法では、『運転者が順守するべき規則』として、『運転者は車から離れる際、他人に勝手に運転されないよう必要な手段を取ること』と定められています。
参考元:道路交通法第71条5号の2
窓を閉めずに駐車していることが他人に勝手に運転されるおそれがあるとして、違反となってしまう可能性はゼロではありません。
また、窓を開けっ放しにしておくと、窓を閉めている場合に比べて、より車上荒らしに狙われやすくなると考えられます。
窓を開けっ放しにした状態で車上荒らしに遭ってしまうと、運転者にも一定の責任が問われる可能性もあります。したがって、防犯的にも、そして被害に遭った場合に不利益を被らないためにも、車から離れる際はキッチリ窓を閉めた方がよいでしょう。
『エンジンをかけっ放しで放置』は罰則対象?
道路交通法では、『運転者は車から離れる際、エンジンを止めるなどして、停止状態を保つために必要な手段をとること』と定められています。
参考元:道路交通法第71条5号
エンジンを切らずに車から離れたり、キーを抜かずに未ロック状態のまま車から離れたりした場合、この違反となる可能性があります。
『夏場はクーラーをかけっ放しにして、なるべく車内を冷やしておきたい』と思う方もいるかもしれませんが、たとえ少しの間でも車から離れる際は、もし車内に誰もいないのであればエンジンを切った方がよいでしょう。
まとめ
窓を閉めずに車から離れたり、エンジンを切らずに車から離れたりすると、道路交通法違反となる可能性があります。
この記事が、安全な自動車生活の意識を高めるきっかけとなれば幸いです。
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