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阿曽山大噴火の裁判妙ちきりん第28回~利益に目が眩んだ元アイドルマネージャー〜

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公開日:2019.2.15

阿曽山大噴火の裁判妙ちきりん第28回~利益に目が眩んだ元アイドルマネージャー〜

Asozan 28

裁判傍聴芸人として名高い阿曽山大噴火による連載『裁判妙ちきりん』第28回!

法廷でしか味わう事のできない裁判のリアルをお届けします!

 

罪名 児童福祉法違反

被告人 37歳無職の男性

 

事件は2018年3月23日。

 

被告人は派遣型のJKリフレを経営していたが、アイリことA(16)を男性客と引き合わせ、池袋のホテル客室内で午後6時44分~午後9時の13分の間、性交させ、淫行させたという内容。

 

検察官の冒頭陳述によると、被告人は2016年11月から派遣型の店舗を持たないJKリフレの経営を開始。ツイッター上でアカウントを開設して、ツイートしたり、常連客に直接メールしたりするなどして宣伝していたという。

 

連絡があった男性客には60分1万円とコース料金を伝えて、雇っていた女子高生をホテルに派遣していたとのこと。“裏オプ”という3万円の追加料金を女子高生に支払うことで、性交できるシステムになっていたらしい。

 

ちなみに60分1万円のお金の取り分は、被告人が9000円で女子高生が1000円。でも、裏オプの3万円はすべて女子高生の取り分になるので、雇われてたほぼ全員が裏オプをしていたという。

 

取調べに対し、被害女性のAは、「店のことをアンダーリフレと呼んでいた」と供述しているそうです。

 

ちなみにアンダーというのは18歳未満。18歳以上はオーバー。隠語としては頭文字のUかOで表すみたいですけど、要するに雇われていたAも含め、18歳未満の女の子が働いている店という認識だったようですね。

 

法廷には、被告人の弟が情状証人として出廷。都内に住んでいるので、社会復帰後は同居して監督すると約束していました。

 

そして、被告人質問。まずは弁護人から。

 

弁護人

「何故、こんなことしてたんですか?」

 

被告人

「自分の利益のためです」

 

弁護人

「他にも稼ぐ方法あるけど、普通に働かなかったのは何故ですか?」

 

被告人

「利益だけを見てしまいました」

 

弁護人

「楽してお金が入るって意味?」

 

被告人

「そうですね」

 

検察官の冒頭で売り上げとか金額の話は一切出なかったので、どれだけ儲かってたのかはこの時点ではわからず。

 

弁護人

「起訴状の内容間違いないですね?」

 

被告人

「はい」

 

弁護人

「取調べではAさんが18歳未満とは知らなかったとか、客と性交しているか認識してないって言ってましたよね。認めるようになったのは何故ですか?」

 

この事件がニュースで報じられたときは、被告人は身に覚えがないと否認しているって報道だったんです。それが一転して自白。

 

被告人

「逮捕時は冷静になれてませんでした。日に日にAさんへの被害を考えるようになって」

 

と、反省の言葉を述べて質問終了。

 

次は、検察官から。

 

検察官

「自分の利益って、いくら稼いでました?」

 

被告人

「月20~30万円です」

 

1人につき9000円の儲けだから、多い月は90人位の客がいたってことですよ。こんなに18歳未満の女性と性交したがってる男がいるとは……。そして、こんなに稼いでいたとは。

 

検察官

「JKリフレの前はJKお散歩を経営してたんですよね。なぜ18歳未満の女の子を雇ってたんですか?」

 

被告人

「最初は派遣型風俗を始めて、18歳以上を雇ってたんですが、どうも需要があるなと」

 

検察官

「JKの店に変わったのは派遣型風俗を始めてどれくらい経ってからですか?」

 

被告人

「2、3ヶ月です」

 

すぐですよ。

最初っから18歳未満を雇う気で始めてたんじゃないかと疑うほど。

 

検察官

「その前はちゃんと仕事してたんですか?」

 

被告人

「はい、働いてました」

 

検察官

「何、やってたんですか?」

 

 

被告人

「アイドルのマネージャーです」

 

職歴は違えど、若い女性に関係する仕事してたんですね。少女が夢を売る仕事から、春を売る仕事のサポートとはね。少女を物扱いしてた印象は拭えない。

 

検察官

「女の子のLINEに、検挙された違法JKリフレ店のニュース記事を送ったりしてましたね。記事をどう見てたんですか?」

 

被告人

「いつ捕まるかと怖かったです」

 

検察官

「逮捕のリスクより利益を取った?」

 

被告人

「半々でしたけど生活があるので……」

 

背に腹は変えられないってやつですな。

 

検察官

「今、振り返って、どうすればよかったですか?」

 

被告人

「前の仕事、マネージャーを続けてればよかったです」

 

そこまでさかのぼるのかい。今後の具体的な

仕事について訊かず、質問終了。

 

そこは裁判官が質問するのかと思ったら、ひとつも質問しないで被告人質問終了でした。

 

この後、検察官が懲役1年6ヶ月を求刑して閉廷でした。

 

示談交渉中ということもあって、判決は1ヶ月後の予定。

 

──もし、この裁判がフィクションだったとして。私は被告人の言葉に対して―――

 

常連客なら他を探さなきゃと思うのかな。

ま、2月6日に実際に行われた裁判なのだが

 

 

 

 

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編集部

本記事は刑事事件弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※刑事事件弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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