Amazonをかたる架空請求詐欺が流行!その手口や対処法とは?

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公開日:2018.7.5
ニュース 弁護士監修記事

Amazonをかたる架空請求詐欺が流行!その手口や対処法とは?

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2018年6月、消費者庁が「Amazonをかたる架空請求詐欺が流行している」と注意喚起したことがニュースになりました。Amazonをかたる架空請求詐欺については、2017年11月にも1度、消費者庁より注意喚起されており、今回で2回目となります。

 

手口にはSMS(ショートメッセージサービス)が使われ、「身に覚えがない」と伝えた場合や、『要求に応じて1度支払った』場合でも、あの手この手を使って執拗に金銭の支払いを請求してきます。

 

この記事では、Amazonをかたる架空請求詐欺の手口や対処法、罰則などについて解説します。

 

手口

まず、個人の携帯電話宛てに、SMSで、「有料動画の利用分について、料金が未納状態です。本日中に、こちらAmazon○○宛ての電話番号までご連絡ください」などといったメッセージが送られます。

 

そして、メッセージに記載されている電話番号に連絡すると、「本日中に未納分料金を支払っていただけなければ、法的手続きをとらせていただきます」などと告げられ、ギフトカードを購入するよう促されるなどして、金銭の架空請求をされるというのが主な手口です。

 

たとえ「利用した覚えがない」と告げたとしても、「その場合は、保険が適用されて後日全額返金となります。とりあえず、1度支払った方がよいでしょう」などと、執拗に支払いを請求してきます。

 

また、もし請求に応じて1度支払った場合も、「調べてみたところ、他のサイトにも未納分がいくつかあることが判明しました」などと、あの手この手で何度も請求される、という悪質なケースもあるようです。

 

対処法

対処法としては、もしそのような連絡がきたとしても、一切応じず無視するのが最善です。1度でも応じてしまうと、詐欺グループの“カモ”として認識される恐れもあります。

 

消費者庁では、『もしSMSを受け取ったとしても、絶対に連絡しないこと』と強く呼びかけています(Amazonを騙る架空請求に関する注意喚起|消費者庁)。

 

またAmazonでは、料金先払いシステムが導入されているため、『商品・サービスを受け取っているにもかかわらず、料金が支払われていない』という状況になることは、基本的にありません。

Amazonでも、『SMSを使って料金の支払いを請求するようなことはない』と、架空請求詐欺について注意喚起しています(振り込め詐欺などにご注意ください|Amazon)。

 

万が一、『過去利用分のうち、支払いが滞っているものがあるかもしれない…』と不安な方は、Amazonカスタマーサービス消費者ホットライン(188)、警察相談専用電話(#9110)などに直接連絡・相談することをおすすめします。

 

罰則

このような架空請求詐欺は、詐欺罪が成立する可能性があります。詐欺罪の法定刑は10年以下の懲役と定められており、もし犯行が未遂に終わった場合も、未遂罪として罰せられる可能性もあります(未遂罪の法定刑は成立時と同じ)。

 

(詐欺)

第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。

引用元:刑法第246条

 

(未遂罪)

第二百五十条 この章の罪の未遂は、罰する。

引用元:刑法第250条

 

まとめ

Amazonをかたる架空請求詐欺による被害は、2018年6月時点で1億6,500万円以上になるとのことです。消費者庁やAmazonから注意喚起されているとはいえ、実際にSMSが送られてくると不安に感じてしまいますよね。

 

Amazonから、SMSを用いた利用料金の支払い請求がされるようなことはありません。もし実際にSMSが送られてきた場合は、一切反応しないことです。もし、少しでも不安に感じる場合は、相談窓口などに連絡・相談した方がよいでしょう。

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
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編集部

本記事は刑事事件弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※刑事事件弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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