刑務所生活が辛い4つの理由|受刑者の1日の過ごし方などを解説
刑事事件を起こしてしまい、これから服役しなければならない方や、身近な方が実刑判決を受けて刑務所で生活することになった家族にとっては、刑務所生活がどれくらい厳しいものなのか、知っておきたいものでしょう。
受刑者は、どのように1日を過ごすのでしょうか。
なぜ、刑務所での生活は辛いといわれるのでしょうか。
本記事では、刑務所生活が辛いといわれる理由を紹介し、少しでも辛い思いを減らす心得ができるよう、刑務所の日常生活について解説します。
刑務所生活が辛い理由1.自由がない
刑務所生活がつらい理由として真っ先にあげられるのが、自由がないことでしょう。
刑務所内では、起床時間はもちろん、食事の時間や寝る時間も決まっています。
そのほかにも、刑務作業や入浴など起床から消灯までの1日が厳格にスケジュールされているのです。
お腹がすいたからといって自由に間食することもできません。
眠たいからと言って昼寝をすることも基本的にはできないでしょう。
自由を奪われ、自分のペースで生活できないというのは、人間にとって苦痛やストレスのもととなり、非常に辛いものです。
また、自由時間があっても完全に自由というわけではなく、過ごし方にも制限があるので、辛いと感じることも多いでしょう。
ここからは、刑務所での生活について、具体的に紹介します。
1日のスケジュールは細かく決められている
刑務所は、受刑者の矯正を図る施設です。
そのため、刑務所内は厳しく秩序が維持され、受刑者は規則正しい生活を送らなければなりません。
きちんと規則正しい生活ができるよう、刑務官が指導・監督をします。
法務省矯正局が公表している、受刑者の刑務所内での1日のスケジュール例は以下のとおりです。
時間 |
内容 |
00時00分〜06時45分 |
就寝 |
06時45分 |
起床し、洗顔・トイレを済ませて朝の点呼へ |
07時00分 |
点呼を終え、朝食をとり、工場へ移動 |
08時00分 |
工場にて作業を開始。グループワークや研修をおこなうことも |
10時30分 |
運動 |
12時00分 |
昼食。昼食後、工場を一時的に離れることも可能 |
12時40分 |
作業再開 |
14時30分〜14時40分 |
休憩 |
16時40分 |
作業終了。身体検査のあと居室へ移動し、入浴や居室での活動 |
18時00分 |
点検のあと、夕食 |
21時00分 |
余暇時間。読書・テレビ視聴・クラブ活動などが可能 |
21時00分〜00時00分 |
就寝準備 |
受刑者って刑務所でどんな1日を過ごすの?そんなギモンをお持ちのみなさんに、受刑者のとある1日をこっそり教えます。このような規則正しい生活がきちんとできるように、刑務官が指導・監督などをしています。
引用元
何をするにしても刑務官(看守)の許可が必要になる
刑務所内では、何をするにしても刑務官の許可を得なければなりません。
居室にいるときであればトイレにはいつでも行くことができますが、刑務作業中はトイレに行くにも刑務官の許可が必要です。
原則として休憩時間以外にはトイレに行くことはできず、昼休憩まで我慢することになります。
休憩時間になったら、まずトイレに行くための整列をして順番を待ち、自分の番を待たなくてはなりません。
トイレのあとに手を洗うにも、刑務官に大きな声で「手を洗います」と言う必要があるなど、全ての行動に許可を得なければいけないのです。
また、作業中に使っている道具を机から落としてしまった場合でも、刑務官に許可を取らなければ拾ってはいけません。
ほかの受刑者と言葉を交わすことも禁じられているため、「おはよう」「おやすみ」などのあいさつをすることも禁じられています。
パソコンやスマートフォンなどの娯楽も制限されている
当然ながら、受刑者は刑務所内でパソコンやスマートフォンを使うことはできません。
刑務所生活は刑務作業が中心であり、娯楽は制限されています。
刑務所によって異なりますが、平日2時間、休日5時間ほど、テレビを視聴できる時間があります。
テレビがない部屋もありますが、通常は雑居房・夜間独居房・工場の食堂には設置されています。
テレビの時間を楽しみに日々を過ごしている受刑者も多いとされています。
ただし、好きな番組を見られるわけではありません。
指定されたチャンネル、または検閲され視聴許可された番組の録画だけを見ることができます。
なかでも、ニュースは内容がきちんと検閲され、暴力団抗争や脱獄に関するニュースが流れないよう管理されています。
また、本を読むことを娯楽にしている受刑者も少なくありません。
刑務所内では本を貸出していますが、種類は豊富とはいえず、差し入れで家族などに本を持ってきてもらう方が多いようです。
刑務所生活が辛い理由2.厳しい訓練や作業がある
厳しい訓練や作業があることも、刑務所生活が辛いとされる理由です。
刑務所は、罪を犯した方を矯正するために運営されています。
矯正するためには、ルールや指導が必要です。
そのため、何をやるにしても決まりがあり従わなければなりません。
ルール違反には、刑務官からの厳しい叱咤や懲罰が用意されています。
入所直後は考査訓練を受ける必要がある
まず、入所してから最初の2週間は考査工場に配属されます。
考査工場では、実際に刑務作業をおこなう工場に配属されるための適性検査・面談・刑務所生活についての心得の講義などがおこなわれます。
刑務官の言うことを聞き、あらゆる判断を刑務官に仰ぐなどの習慣を身につけるための訓練が実施されるのです。
歩き方と整列の仕方を中心に、考査工場に配属された全員で同じ訓練を受けますが、この訓練は非常に厳しいものだといわれています。
たとえば、真夏であっても炎天下で、大声で「イチ・ニ、イチ・ニ」と発生しながら30分以上足踏みをしなければならないなど、激しい運動を要します。
また、次のような練習もなされます。
- スリッパをきちんと揃える
- 直立不動で正しい姿勢をとる
- 大きな声でのあいさつをする
- 刑務官の「よし」の声を待って行動する
ただし、あくまでも刑務所に収容する目的は受刑者の矯正であり、拷問ではありません。
そのため、最低限の人権は守られ、体調などは考慮されるでしょう。
刑務作業は黙々と取り組む必要がある
工場に配属されたあとも、刑務作業はラクなものとはいえません。
まず、刑務作業中は会話をすることができません。
起床すると点呼をし、朝食を済ませたあとは、作業着に着替えて工場へ行進で移動しますが、移動中にもほかの受刑者と話すことは禁じられています。
もし、しゃべってしまったら刑務官から呼び出されて厳しく注意されます。場合によっては取調室で説教をされたり、懲罰房に入れられたりすることもあるでしょう。
工場によっては冷暖房が備わっておらず、夏は熱中症などを避けるため室温が35度以上になると作業を中断するなどのルールを設けている刑務所や工場もあります。
また、作業中は私語だけでなく、席を離れることも禁止されています。
黙々と単純作業に取り組まなければなりません。
刑務所生活が辛い理由3.共同生活と人間関係の負担がある
刑務所生活は、基本的には共同生活です。
そのため、人間関係の負担があるという点も、辛い理由だといえます。
8畳程度の部屋で5~6人の受刑者と一緒に過ごす
刑務所では、ほとんどの受刑者が共同生活を送ることになります。
8〜12畳程度の部屋に5〜6人で生活することが多く、8〜9人の受刑者が一緒になるケースもあります。
プライベートはまったくといってよいほど確保されず、トイレも外から中が見える構造です。
何をするにもほかの受刑者の目に晒されるため、たとえ共同生活に慣れている方であってもストレスになるのではないでしょうか。
刑務所内でいじめなどのトラブルに遭うこともある
刑務所は、罪を犯した方々を収容する場所です。
受刑者の犯罪をしてしまった背景や性格はさまざまで、刑務所ではいろんな受刑者と共に過ごすことになります。
なかには、ほか受刑者からいじめの被害に遭うこともあるでしょう。
同性ばかりが共同生活を送る場で性的な欲求を処理しきれず、性的虐待を受けることもあると報告されています。
行政改革会議資料による刑務官アンケートでは、受刑者同士の暴力・脅し・いじめを目撃したことがある方は67.7パーセント、職員から受刑者に対する暴力・脅し・いじめを目撃したことがある方は10.6パーセントだとされています。
刑務官に相談することはできますが、解決されるとは限りません。
受刑者同士のトラブルはもちろん、刑務官の指導が厳しすぎていじめのように思えるような対応をされた場合も、弁護士を頼りましょう。
刑務所生活が辛い理由4.外部とのやり取りが制限されている
刑務所では、家族と離れて生活しなければならないなど、多くの方にとって心細いものでしょう。
そんななか、面会や手紙などの外部とのやり取りが制限されているのも、刑務所生活が辛い理由の1つとしてあげられるかもしれません。
面会できる人や日時に制限がある
刑務所で受刑者と面会できるのは、基本的には家族と親族のみです。
具体的には、刑事収容施設法第111条1項に次の方々だと定められています。
- 受刑者の親族
- 受刑者の身分上、法律上又は業務上の重大な利害に係る用務の処理をする者
- 受刑者の更生保護に関係のある者
ただし、個別に申請をして許可を得ることができれば、友人や恋人が面会をすることもできます。
刑務所で面会できるのは平日のみで、土曜日と日曜日には面会ができません。
また、祝日と12月29日~1月3日の年末年始も休庁日であるため面会は不可能です。
受付時間は、多くの施設で8時30分~16時00分で、11時30分~13時00分あたりの1時間〜1時間半ほど、昼休みが設けられています。
面会時間は、1組30分前後ですが、面会待ちが多くて混み合っているときは短縮されてしまうこともあるので注意しましょう。
1ヵ月間に面会できる回数は、刑務所内の等級によって異なります。
等級は1~5まであり、受刑態度がとくに良好であれば第1類、反対に受刑態度が不良である場合は第5類と分けられています。
等級 |
月の面会回数 |
第1類 |
7回以上で各施設によって定められた回数 |
第2類 |
5回以上で各施設によって定められた回数 |
第3類 |
3回以上で各施設によって定められた回数 |
第4類 |
2回以上で各施設によって定められた回数 |
第5類 |
2回以上で各施設によって定められた回数 |
なお、受刑者が刑事施設内でのルールに違反して懲罰を受けている場合には、まったく面会できないこともあるので覚えておきましょう。
手紙の内容や出せる回数にも制限がある
受刑者との手紙のやりとりは、原則誰でもすることができます。
受刑者が手紙を受け取る回数に制限はありません。
手紙は、郵便か電報によって送ることが可能です。
ただし、オルゴール機能付きの電報などは取り扱われません。
また、受刑者とやりとりされる手紙の内容は、刑務所内で事前検査がおこなわれるケースがあります。
検査の結果、以下のような内容が含まれる場合は、郵送が認められないこともあるので注意してください。
- 職員が理解できない暗号などが書かれている
- 受刑者の矯正に支障をきたすおそれがある
- 施設の秩序などを害するおそれがある
さらに、受刑者が刑事施設内でのルールに違反して懲罰を受けている場合には、手紙の発受ができないことがあります。
受刑者側から手紙を送れる回数については、刑務所内の等級によって制限があります。
等級に応じて毎月あたりの手紙を出せる回数は以下のとおりです。
等級 |
月の面会回数 |
第1類 |
10通以上で各施設によって定められた回数 |
第2類 |
7通以上で各施設によって定められた回数 |
第3類 |
5通以上で各施設によって定められた回数 |
第4類 |
5通以上で各施設によって定められた回数 |
第5類 |
4通以上で各施設によって定められた回数 |
刑務所での生活についてよくある質問と回答
ここからは、刑務所での生活に関する、よくある質問を紹介し、回答していきます。
Q.刑務所には休みの日はあるのでしょうか?
刑務所にも休日はあります。
土曜日・日曜日・祝日・年末年始の12月29日~1月3日は、休庁日です。
また、お盆の時期に3日程度の休日も設けられています。
休日といっても、起床時間は7時30分ごろ、朝食は08時00分ごろなど、早起きをしなければなりません。
休日は、テレビを見られる時間が大幅に増えます。
映画鑑賞や漫画を読むことも許され、囲碁・将棋・俳句・詩吟などのクラブ活動もおこなわれます。
また、午後に2時間程度の昼寝時間が設けられ、布団を敷いて寝ることも可能です。
昼寝時間とはいえ、寝ずに過ごしても問題ありません。
夕食のあとは平日と同じようなスケジュールとなります。
そのほか、矯正指導日という日もあります。
休日ではありませんが、免業日として休日と同じ時間割りを過ごすことができます。
Q.刑務所生活は辛いことしかないのでしょうか?
刑務所生活には辛いこともありますが、それほど悲惨ではない面もあります。
刑務所であっても、土曜日・日曜日・祝日にはリラックスできる時間があります。
また、刑務所によっては受刑者の誕生日月に全体で誕生日を祝う習慣があり、ケーキが提供されるなど、受刑者にとって特別な時間を過ごせるよう工夫されています。
正月は簡単なおせち料理と1,000円程度のお菓子が配られます。
普段は態度良好な等級の受刑者以外、刑務所では原則的に給食以外は食べることが許されていません。
そのため、正月のようにお菓子を受け取れる機会は、多くの受刑者にとって非常にありがたいことだとされています。
刑務所内であっても、工夫次第で楽しみを見つけることはできそうです。
Q.「クサイ飯」といわれるように刑務所の食事はひどいのですか?
刑務所の食事が「クサイ飯」だと噂される理由は、刑務所の部屋のなかにトイレがあるからだといわれています。
食事自体がくさいわけではないのです。
実際、刑務所の食事は栄養バランスがよく、受刑者にとっては楽しみの1つといえるでしょう。
各刑務所では、地元産の野菜や乳製品などの新鮮な食材を使った栄養バランスのよいメニューが提供されています。
ご飯は基本的に麦飯です。
麦飯とは、米7に対して麦3の割合で配合されたものです。
そのほかに、コッペパン・うどん・ラーメン・やきそば・スパゲティなどが出ることもあります。
受刑者は刑務作業をしなければならないため、健康は重要です。受刑者たちの健康を守るために、仕事量に応じてカロリー摂取量の調整もされています。
立ち仕事をする人には1日あたり1,600カロリーが支給されたり、身長180センチ以上の受刑者には主食が加算される仕組みもあるのです。
また、年末年始や特別な行事のときには特別食が支給され、より豪華になります。
大晦日には年越そば、正月にはおせち料理やチョコレートなどが提供され、実際には「クサイ飯」というイメージとは大きく異なります。
さいごに|辛い刑務所生活を避けるためにもできる限り早く弁護士に相談を
刑務所生活には休日やイベントもあり、受刑者にとって少しの安らぎや特別な時間を提供することもあり、全てが辛いわけではありません。
しかし、受刑者は日々厳格なスケジュールに従い、行動や娯楽にも制約を受けなければなりません。
これらは、精神的なストレスや孤独感の原因になりえるでしょう。
やはり、刑務所での生活は厳しい環境だといえそうです。
辛い刑務所生活を避けるためには、できる限り早く弁護士に相談することが大切です。
たとえ刑務所に入ってしまったとしても早期釈放を目指すことが可能です。
そのためには、刑事事件の加害者弁護に注力している、実績が豊富な弁護士を見つけましょう。
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