信号無視で後日呼び出しを受ける可能性はある?確率・罰則・対処法を解説
信号無視を理由に「警察から呼び出されるのでは?」と気になる方もいるでしょう。
結論をいうと、現行犯で検挙されていない場合は、呼び出される可能性は低いです。
しかし、悪質な信号無視などの場合には、捜査の対象になる可能性もあるでしょう。
そこで本記事では、信号無視をしたことがある方に向けて以下の内容を説明します。
- 信号無視の呼び出しに関する基礎知識
- 信号無視で後日呼び出しを受ける確率
- 信号無視で後日呼び出しを受ける可能性があるケース
- パターン別の信号無視で後日呼び出されたときの流れ など
本記事を参考に、信号無視と呼び出しの関係性や呼び出されるリスクを確認しましょう。
信号無視の呼び出しに関する基礎知識
信号無視に関する呼び出しには、以下のようなケースが考えられるでしょう。
- 交通違反や刑事事件として警察に呼び出される場合
- 警察に赤切符が切られており検察や裁判所に呼び出される場合
- 切符を切られているのに反則金の支払いを拒否して呼び出される場合 など
信号無視の呼び出しといっても、原因や呼出先などいくつかパターンがあります。
なお、これらのうち本記事では「警察からの後日呼び出し」を中心に説明します。
信号無視で後日呼び出しを受ける可能性はどれくらい?
一般的に信号無視で後日呼び出しを受ける可能性は低いでしょう。
実際、令和6年の信号無視の総数・内訳については、以下のようになっています。
| 反則事件告知件数 (交通反則通告制度で処理された件数) |
40万41件 |
| 非反則事件告知件数 (上記以外の事件として送致された件数) |
3,993件 |
| 取締総数 | 40万4,034件 |
なお、上記だけでは現行犯なのか、呼び出しを受けたのかを正確には把握できません。
しかし、交通反則通告制度は「現認」が一般的なので、現行犯が大半だと考えられます。
具体的な確率を出すことは難しいですが、後日呼び出しを受ける可能性は低いといえます。
信号無視で後日呼び出しを受ける可能性があるケース
信号無視で後日呼び出しを受ける可能性があるケースには以下のようなものがあります。
- 危険な信号無視をおこなっていた場合
- 警察の制止を振り切って逃走していた場合
ここでは、信号無視で後日警察に呼び出される可能性が高いケースについて説明します。
なお、ニュースなどにはなっていないため、あくまで一般的な可能性の範囲となります。
1.危険な信号無視をおこなっていた場合
一般的に、以下のような信号無視は危険性が高いと判断されます。
- わざと信号無視を繰り返している
- 速度超過の状態で信号無視をしている など
上記のような信号無視は、交通事故につながる可能性が高い危険な行為です。
もしこれらの行為について通報された場合、警察に捜査される可能性があるでしょう。
特に、危険な交通違反の通報・取締りに積極的な地域もあるため、注意が必要になります。
2.警察の制止を振り切って逃走していた場合
警察の目の前で信号無視をすると、通常、その場で制止するように命令されます。
しかし、その制止を無視して逃走し、その場から立ち去るケースもあるでしょう。
この場合は警察の捜査の対象となり、呼び出しや逮捕をされる可能性が高まります。
信号無視で後日呼び出しを受けたときの流れ|2パターン
信号無視で呼び出されたときの流れは、以下のパターンによって異なります。
- 通常の信号無視の場合
- 悪質な信号無視の場合
ここでは、信号無視で後日呼び出しを受けたときの流れをそれぞれ説明します。
1.通常の信号無視の場合|反則金を納付することになる
信号無視だけで後日警察に呼び出される可能性は低いです。
しかし、仮に警察に呼び出された場合は以下のような流れで手続きが進みます。
- 指定された警察署に出頭する
- 交通違反に関する取調べがおこなわれる
- 違反切符が切られ反則金の納付書が交付される
- 期限までに銀行や郵便局などで反則金を支払う
交通違反として処理された場合、反則金を支払えば刑事事件化を回避することができます。
なお、反則金の支払いを拒否すると刑事事件に発展する可能性があるため注意が必要です。
2.悪質な信号無視の場合|略式手続きで罰金を科されることになる
悪質な信号無視の場合、反則金の手続きではなく刑事手続きとなる可能性があります。
そして、この場合は通常「三者即日処理手続き」という方法で手続きが進みます。
- 指定された場所に出頭する
- 警察による取調べがおこなわれる
- 検察による取調べがおこなわれる
- 略式手続きに同意した場合は裁判所から略式命令が出される
- 期限までに検察庁が指定した金融機関または検察庁にて罰金を支払う
三者即日処理手続きでは、上記の手続きが全て1日でおこなわれることになります。
罰金刑なので身柄を拘束されることはありませんが、前科は付いてしまうでしょう。
信号無視とは異なる理由の呼び出しもあり得るため注意しよう
一般的に、信号無視で警察に呼び出されることは考えにくいです。
そのため、もし警察から呼び出しを受けた場合は、ほかの事件の可能性も考えられます。
- 信号無視だと思っていたが実は人身事故(ひき逃げ)だった
- まったく異なる刑事事件の容疑者・参考人などになっていた など
警察からの呼び出しは任意ですので、制度上は出頭を拒否することも可能です。
しかし、正当な理由なく呼び出しを無視していると、逮捕されるリスクが生じるでしょう。
以下のページで呼び出されたときの対処法を解説しているため、一緒に確認してください。
信号無視の後日呼び出しに関するよくある質問
最後に、信号無視や呼び出しに関するよくある質問に回答します。
Q.警察などからはどのように呼び出されるのか?
交通違反での呼び出しには「呼出状」という書類が使われることが多いです。
書面には「○○についてお尋ねしたいことがあります」などと記載されています。
また、場合によっては携帯電話などに直接、電話がかかってくることもあります。
手紙が届いたり、電話があったりしたら、無視せずに必ず対応するようにしましょう。
Q.いつまで信号無視で呼び出される可能性があるのか?
信号無視で呼び出される時期は事案によって異なります。
そのため、いつ呼び出されるかは明確には決まっていません。
数ヵ月程度など、ある程度の期間が過ぎても呼び出しを受ける可能性はあります。
Q.信号無視をした場合にはどのような罰則があるのか?
自動車で信号無視をした場合、以下のように行政罰と刑事罰を科される可能性があります。
| 罰則の種類 | 罰則の詳細 |
| 行政罰 | 反則金:9,000円(普通車の場合) 違反点数:2点 |
| 刑事罰(道路交通法第119条1項2号) | 3ヵ月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金 |
通常の信号無視の場合は、交通反則通告制度により行政罰を科されます。
ただし、悪質な信号無視や反則金を支払わない場合は刑事罰になる可能性もあるでしょう。
さいごに|信号無視だけなら後日の呼び出しはあまり多くない
信号無視は交通違反であるため、後日、警察に呼び出される可能性はあります。
しかし、あくまでも可能性であり、実際に呼び出されるケースは多くないようです。
もっとも、呼び出された場合は、罰則を受けるリスクがあるため注意が必要になります。
そのため、呼び出しを受けた際は、早めに交通犯罪が得意な弁護士に相談しましょう。
なお、呼び出しの可能性が低いからといって、信号無視をしていいわけではありません。
特に信号無視は重大事故につながるリスクがあるため、常に安全運転を心掛けましょう。
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