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私選弁護人とは?当番弁護士や国選弁護人との違いを解説
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私選弁護人とは?当番弁護士や国選弁護人との違いを解説

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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私選弁護人(しせんべんごにん)とは、刑事弁護を行う弁護士のうち、被疑者・被告人およびその家族が自分で選任する弁護士のことをいいます。

 

私選弁護人のメリット・デメリットは…

メリット

デメリット

  • 【重要】かなり早い段階で選任できる
  • 【重要】刑事事件の実績がある弁護士選べる
  • 家族や会社との対応など細かいサービスを期待できる
  • 弁護士費用がかかる

 

一方で、刑事事件で利用できる弁護士には、当番弁護士と国選弁護人がおり、どちらも費用はかかりません

 

この記事では、私選弁護人・当番弁護士・国選弁護人それぞれのメリットとデメリットを次の点から比較し、考えていきましょう。

  • 私選弁護人・当番弁護士・国選弁護人のどれを選べばいいのか?
  • 私選弁護人をつける場合は、どうやって弁護士を選べばいいのか?

 

弁護士への依頼を検討している方は参考にしてみてください。

 

関連記事:刑事事件の無料相談ができる弁護士一覧と相談時のポイント

 

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私選弁護人を選任するメリット・デメリット

特に重要なポイントです。本題に入る前にぜひご確認ください。

  • かなり早い段階から選任できる
  • 刑事事件の実績がある弁護士選べる
  • 家族との連絡、会社への対応など細かいサービスが期待できる

 

私選弁護人を選任するメリット

【重要】かなり早い段階から選任できる

任意同行や任意出頭など逮捕前から依頼でき、逮捕後72時間以内に刑事弁護ができるのは私選弁護人だけです。

 

相談できるタイミングの違いを整理していきましょう。

 

【図】弁護人別|相談できるタイミングの違い

逮捕後の時系列を簡単に補足すると…

  • 逮捕後、勾留されるまでは弁護士以外は接見できない(①~④)
  • 最大で23日間身柄を拘束される(②~⑤)
  • 起訴・不起訴が決定される(⑤)
  • 起訴された場合は刑事裁判(⑥)

 

刑法犯の起訴率は38.2%で(平成28年)、起訴されると99.9%の確率で有罪判決が下されます。

 

事件の早期解決を目指すには、勾留が決まる前に釈放や不起訴を目指すことが重要です。

 

関連記事:刑事事件の流れ|重要な48時間・72時間・23日以内の対応

 

【重要】刑事事件の実績がある弁護士選べる

刑事事件はスピードが勝負なので、早い段階で信頼できる弁護士をつけることが重要になります。

 

当番弁護士や国選弁護人は費用がかかりませんが、弁護士を自由に選ぶことができません。

 

刑事事件の解決実績がある弁護士にあたれば問題ありませんが、必ずしも経験豊富な人が来てくれるとは限りません。

 

家族との連絡や会社への対応など細かいサービスを期待できる

今後の不安を解消したり、学校や会社への影響を少なくしたいのであれば、私選弁護人へ依頼しましょう。

 

どの弁護士に依頼しても、基本的に被疑者・被告人にとって有利な情状になるよう弁護活動をしてくれます。

 

しかし、国選弁護人の場合は家族への報告や学校・会社への対応など細かなサポートは期待できない場合があります。

 

私選弁護人の場合はお金を支払っているだけあって、サービスの手厚さは期待できるでしょう。

 

私選弁護人を選任するデメリット

私選弁護人に依頼すると、弁護士費用がかかります。

 

そもそも、当番弁護士や国選弁護人は、費用を支払えない人でも刑事弁護を受けられるようにするための制度です。費用を工面できない場合は、積極的に利用しましょう。

 

私選弁護人の費用に関しては、『私選弁護人の弁護士費用相場』にて後述します。

 

私選弁護人と当番弁護士、国選弁護人はどう違う?

ざっくりと各弁護人の違いを見ていきましょう。

 

種類

説明

私選弁護人

自由に選任できる弁護士

当番弁護士

逮捕後一度だけ無料で呼べる弁護士、自由に選べない

国選弁護人

勾留後の刑事弁護を依頼できる弁護士、国が選任する

 

以下では、私選弁護人と当番弁護士を比べた場合、私選弁護人と国選弁護人を比べた場合のメリットとデメリットをそれぞれ比較していきましょう。

 

私選弁護人と当番弁護士の違い

当番弁護士とは、弁護士会が一度だけ無料で被疑者に弁護士を派遣してくれる制度です。

 

家族が逮捕された際の選択肢は次の2つです。

  • 私選弁護人を選任する
  • 当番弁護士を呼ぶ

 

両者を比較すると…

 

メリット

デメリット

私選弁護人

  • 【重要】刑事弁護ができる
  • 逮捕前でも呼べる
  • 自由に選べる
  • 今後の流れを聞ける
  • 費用がかかる

当番弁護士

  • 1度だけ無料で相談できる
  • 【重要】取り調べの対応を相談できる
  • 今後の流れを聞ける
  • 【重要】刑事弁護ができない
  • 逮捕後でなければ呼べない
  • 自由に選べない

関連記事:無料で簡単に呼べる当番弁護士は逮捕で困った被疑者の味方

 

当番弁護士のメリットは、1度だけ無料で被疑者と面会してくれることです。

 

取り調べの際、供述調書に1度サインをしてしまうと刑事裁判で証拠となります。慎重にしなければなりません。

 

取り調べに関しては、上記のように注意するべきポイントがあるので、無料で相談できる当番弁護士はぜひ利用するべきです。

 

関連記事:取り調べで作成される供述調書で気をつけるポイントと対処法

 

一方デメリットは、1度しか相談できない点です。

 

当番弁護士に釈放や不起訴を目指して弁護活動をしてもらいたければ、その弁護士を私選弁護人として選任するか、国選弁護人への切り替えをお願いするしかありません。

 

私選弁護人と国選弁護人の違い

国選弁護人とは、被疑者や被告人が貧困等の理由で私選弁護人を選任できない場合に、国が費用を負担してくれる制度のことです。

 

本来は資力50万円以下の場合でしか利用できませんが、実務上は資力が50万円を上回っていても利用できる場合があるようです。

 

私選弁護人と比較すると…

 

メリット

デメリット

私選弁護人

  • いつでも依頼できる
  • 自由に選べる
  • 費用がかかる

国選弁護人

  • 無料で刑事弁護を受けられる
  • 【重要】勾留後でなければ利用できない
  • 自由に選べない
  • 経験や実力に差がある

 

国選弁護人のメリットは無料で刑事弁護を受けられる点です。

 

一方デメリットは、私選弁護人と比較すると利用できるタイミングが若干遅い点、自由に選べない点です。

 

関連記事:国が弁護士費用を負担する国選弁護人にはデメリットも多い

 

私選弁護人に依頼するべきケースとは?

私選弁護人はメリットが多いものの、費用がかかる点で判断が慎重になる人もいるでしょう。

 

ここでは、私選弁護人に依頼しなくてもよいケースがあることも含めて判断の仕方をお伝えします。

 

私選弁護人に依頼するべきではないケース

 

①事件として立件されていない

そもそも刑事事件として立件されていない場合は、特に弁護士に相談する必要はないといえます。

 

ただ、心当たりがあり不安という場合は、弁護士に相談することで今後の見通しなどについてアドバイスを受けることは可能です。

 

②どうしても弁護士費用が支払えない

当番弁護士や国選弁護人は本来、お金が払えない人でも刑事弁護を受けられるようにするための制度です。

 

今後の生活のこともありますので、どうしても費用を工面できない場合、私選弁護人はおすすめしません。

 

③国選弁護人に不満がない(勾留後)

国選弁護人に関する不満がネット上で散見されますが、必ずしも国選弁護人が信用できないというわけではありません。

 

どんな弁護士が担当してくれるかはケースバイケースです。

 

すでに国選弁護人がついていて、なおかつ不満がないのであれば、私選弁護人に切り替える必要はありません。

 

私選弁護人に依頼するべきケース

 

①事件化されていないが自首したい

当番弁護士は逮捕後、国選弁護人は勾留後でないと利用できません。

 

自首に同行してもらいたい場合は、私選弁護人に相談しましょう。

 

関連記事:自首同行を弁護士に依頼するべき理由とケース|自首した後はどうなる?

 

②家族が逮捕・在宅起訴されている

家族が逮捕・在宅起訴された際は私選弁護人に依頼するべきです。逮捕後から勾留までに刑事弁護ができるのは私選弁護人だけです。

 

③刑事事件が得意な弁護士を選びたい

早期釈放や不起訴、減刑を目指す上では、刑事事件の解決実績がある弁護士への相談が不可欠です。

 

弁護士であれば一通り法律の知識を持っていますが、被害者や捜査機関との交渉など、経験がなければうまくいかない仕事もあります。

 

ペーパードライバーとタクシー運転手では運転の技術に差があるように、刑事事件の経験がある弁護士とない弁護士では、最終的に得られる結果が変わってきます。

 

信頼できる私選弁護人の選び方

私選弁護人を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。

  • 取扱実績や解決事例が豊富か
  • 対応が早いか
  • こちらの要望を聞いてくれるか
  • 説明がわかりやすいか
  • 料金体系が明解か
  • 相性が良いと感じるか

 

取扱実績や大まかな料金に関しては、HPや当サイトの弁護士ページなどで確認しましょう。

 

よさそうな弁護士が見つかれば、電話や面談で相性の良さや説明のわかりやすさなどを確かめていきます。

 

より詳しい選び方については、関連記事をご覧ください。

 

関連記事:刑事事件を得意とする弁護士の選び方と良い弁護士の特徴

 

私選弁護人の弁護士費用相場

私選弁護人を検討している方にとって特に心配なのが費用面ではないでしょうか。

 

私選弁護人に刑事弁護を依頼した場合、60〜100万円前後の費用がかかります。

 

被害の規模や刑事弁護の内容、弁護士事務所の料金体系によって具体的な金額は異なるので、依頼前にかならず料金体系を確認しましょう。

 

弁護士費用の内訳や相場に関しては、『刑事事件の弁護士費用相場|良い弁護士に出会う3つの方法』にて詳しくお伝えします。

 

まとめ

私選弁護人に依頼したほうが、事件の早期解決を目指しやすいでしょう。費用がどうしても工面できない場合は、当番弁護士や国選弁護人に刑事弁護をしてもらうこともできます。

 

刑事事件は時間との勝負なので、なるべく早い段階で後悔しないような弁護士に依頼をしましょう。

 

当サイトでは、刑事事件の解決実績がある弁護士を掲載しています。私選弁護人を選任したい方は、お住まいの地位から弁護士を検索してみてください。

 

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。
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編集部

本記事は刑事事件弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※刑事事件弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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