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強制わいせつ罪で逮捕|罰則や類似の罪・早期解決の為の対処法とは
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強制わいせつ罪で逮捕|罰則や類似の罪・早期解決の為の対処法とは

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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2017年の法改正による性犯罪の厳罰化に伴い、強制わいせつ罪も更に厳しく取り締まられるようになりました。

 

以前は親告罪でしたが、現在では非親告罪として扱われています。被害者が刑事告訴をしなくても捜査が進められるようになったので、警察から逮捕されて処罰される確率は高まっています。

 

この記事では、強制わいせつで逮捕される状況、逮捕後の流れや対処法などをご紹介します。万が一、ご自身またはご家族が罪を犯してしまった場合は、参考にしてみてください。

逮捕後72時間以内の対応が
今後の運命を左右します

強制わいせつで逮捕されると、次のようなリスクが想定されます。

 

  1. 最大23日間、身柄拘束される
  2. 仕事を解雇される恐れがある
  3. 懲役・前科がつく可能性がある

 

弁護士に依頼すると…

  • 早期釈放を目指し捜査機関と交渉してくれる
  • 不起訴を目指し、被害者との示談交渉をしてくれる

 

刑事事件では、逮捕後72時間以内の対応が重要です。

お住いの地域から強制わいせつ事件の解決実績がある弁護士を探し、刑事弁護を依頼しましょう。

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強制わいせつで逮捕される行為とは

強制わいせつとは、暴行や脅迫を用いてわいせつな行為をする犯罪です。

 

例えば、無理やり相手の服を脱がしたり、キスをしたり、胸やお尻を触ったりなどした場合には、強制わいせつ罪に該当する可能性が高いでしょう。

 

なお、性行にまで及んだ場合には、『強制わいせつ罪』ではなく『強制性行等罪』として扱われます。わいせつ行為の詳しい定義については、以下の記事をご参照ください。

 

【関連記事】わいせつとは|わいせつな行為に関わる7つの罪と対処法

13歳未満は同意があっても罪になる

わいせつ行為をした相手が13歳未満の場合には、合意の上であったとしても、強制わいせつ罪が成立します。

 

(強制わいせつ)

第176条 十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

【引用】刑法第176条

わいせつ罪の種類

強制わいせつに類似するわいせつ罪を複数ご紹介します。

 

以下に該当する行為をした場合にも、強制わいせつ同等またはそれ以上の罰則が科されることになるでしょう。

 

罪状

概要

準強制わいせつ罪

抵抗不能な状態例:泥酔で判断能力低下している、就寝中で動けない)の相手にわいせつ行為をすること

監護者わいせつ罪

監護する立場にある者(親、養親、養護施設の職員)が保護している18歳未満の男女にわいせつ行為をすること

強制わいせつ致死傷罪

強制わいせつに及んだ結果、相手に怪我を負わせたり、死に至らしてしまうこと

強制わいせつは後日逮捕が多い

強制わいせつは被害者からの被害届を端緒に捜査が開始され、後日逮捕に繋がるケースが多いです。

 

証拠を早くそろえられる事件であれば、わいせつ行為から1週間以内に逮捕となる場合もありますし、捜査が難航する事件は、逮捕まで数年かかる場合もあります。

 

なお、強制わいせつの時効(刑事告訴できる期間)は、わいせつ行為から7年間です。事件からこの期間が過ぎるまでは、逮捕される可能性は無くなりません。

逮捕された場合の身柄拘束期間

強制わいせつで逮捕された場合、以下の図の流れで手続きが進められます。

 

 

逮捕から送致まで|最大72時間

被疑者は逮捕後、48時間以内に検察官に送致され送致後は検察から24時間以内に勾留の要否を判断されます。この逮捕から勾留までの72時間は、弁護士以外との接見はできません

 

なお、逮捕直後の取調べで作成される供述書は、身柄拘束や裁判での判断に大きく影響します。万が一、事実と異なる供述をして署名してしまった場合には、これを後から覆すのは困難です。

 

事件の認識が警察と食い違っていたり、冤罪の可能性があったりする場合には、供述書の内容次第でその後の処遇が大きく変わる可能性があります。

 

そのため、逮捕後はすぐに当番弁護士制度を利用して、弁護士から助言を受けることが重要になるでしょう。

 

【詳細記事】無料で簡単に呼べる当番弁護士は逮捕で困った被疑者の味方

勾留|10〜20日間

勾留が決定した場合には、最大10日間の身柄拘束をされます。そして更に期間が延長されると、そこから更に最大10日間追加で身柄が拘束されます。

 

そのため、逮捕から勾留に進むと、最大で23日間の身柄拘束を受ける可能性があるのです。

 

強制わいせつ罪のような重大な犯罪の場合、検察官は高確率で被疑者の勾留を求めますし、勾留期間の延長を求めるケースが多いです。

 

少しでも早期釈放を臨むのであれば、弁護士のサポートが必要になるでしょう。起訴が確定して前科や罰則を科される前に、早急に弁護士への相談をご検討ください。

 

【詳細記事】勾留とは|勾留される要件と早期に身柄を釈放してもらうための対処法

強制わいせつの罪の罰則

強制わいせつ罪の刑事罰は、『6ヶ月以上10年未満の懲役刑』です。また、類似するわいせつ罪の刑事罰は、以下の通りです。

 

罪状

刑事罰

準強制わいせつ罪

6ヶ月以上10年未満の懲役刑

監護者わいせつ罪

6ヶ月以上10年未満の懲役刑

強制わいせつ致死傷罪

無期または3年以上の懲役

 

なお、痴漢事件の場合だと、被疑者は迷惑防止条例違反(6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金)に問われますが、行為態様によっては強制わいせつ罪として扱われる場合もあります。

 

例えば、長時間ずっと体に触り続けた、下着の中に手を入れたなどの悪質なケースでは、迷惑防止条例違反ではなく、強制わいせつで立件される可能性があります。

強制わいせつで逮捕された時にすべきこと

万が一、強制わいせつで逮捕されてしまった場合、被疑者やそのご家族がとるべき対応をご紹介します。

 

強制わいせつでの逮捕後にすべきこと

  • すぐに弁護士を呼ぶ
  • 被害者との示談をする
  • 深く反省をする

すぐに弁護士を呼ぶ

逮捕された場合には、まず弁護士を呼ぶことが最も重要です。どのように取調べに応じればよいか、早期釈放のために何をするべきか、弁護士に確認しておきましょう。

 

強制わいせつのような重大な性犯罪で捕まった場合は、以下のようなリスクも考慮しなくてはいけません。

 

  • 10~20日間勾留される
  • 長期の身体拘束により仕事を解雇される・学校を退学処分になる
  • 場合によっては実名報道される

 

しかし、ただちに弁護士を呼んで、的確な弁護活動を行なってもらうことで、このようなリスクを極力回避できることも期待できます。

 

また、逮捕後は外部との接触を最大72時間断たれてしまいます。家族や周囲の人へ自分がどのような状況に置かれているかを伝えるためにも、弁護士との面会は必要不可欠です。

 

少しでも早期釈放と減刑を望むのであれば、弁護士への依頼を検討してください。

 

 

【詳細記事】強制わいせつ事件が得意な弁護士とは?選び方や相談のコツを解説

被害者との示談をする

被害者が存在する事件では、被害者との示談(和解)の有無が、今後の処遇に大きく影響します。

 

ご自身またはご家族が逮捕された場合には、弁護士に示談交渉を依頼して、被害者と示談してもらうことが適切な対応だといえるでしょう。

 

なお、強制わいせつのような被害者感情が強くなりやすい事件だと、被疑者やそのご家族が被害者と交渉しても、示談を成立させることは困難です。被害者は被疑者との接触を拒むケースがほとんどかと思われます。

 

そのため、強制わいせつ事件の示談では、弁護士による代行が最も適しています。被害者の感情を十分に配慮し、弁護士を通じて示談に臨むことをおすすめします。

 

【詳細記事】

刑事事件の示談を弁護士に依頼するメリット|選び方や費用相場も解説

刑事事件加害者の示談|示談をする3つのメリットと注意点

深く反省をする

逮捕事実(被疑事実)が間違いないのであれば、加害者は真摯に事実を認めて捜査に協力し、かつ自身の行いについて猛省することが第一歩です。

 

犯罪行為を行った者が、事実を真摯に認めて反省することは当然のことです。

 

これができないということであれば、犯罪に対する認識が甘いとして、捜査機関からも裁判所からも厳しい目で見られることはやむを得ないことといえます。

 

事実でないことを事実と認める必要はありませんし、やってもいない罪を認める必要もありません。しかし、犯罪行為に及んだことが事実であるならば、そこから目を背けるべきではないでしょう。

強制わいせつ罪に関するQ &A

 

同意があっても強制わいせつ罪に問われる?

強制わいせつ罪に問われるかどうかはその状況や相手の年齢によって異なります。13歳以上とのわいせつ行為は、相手の同意があれば強制わいせつ罪は成立しません。

 

他方、13歳未満に対するわいせつ行為は、相手の同意があったとしても強制わいせつ罪が成立します。

 

なお、相手が酩酊状態でわいせつな行為をすれば、準強制わいせつ罪に問われる可能性がありますが、この場合でも、同意の有無で犯罪の成否が変わる点は上記と同じです。

キスや抱きつきだけでも罪に問われる?

これも、状況や相手との関係性を考慮した上で、裁判官が判断します。抱きついただけでも逮捕された事例や、嫌がる被害者にキスをして有罪となった裁判事例もあります。

 

裁判年月日 平成30年 2月26日 裁判所名 松江地裁 裁判区分 判決

事件番号 平29(わ)133号

事件名 強制わいせつ被告事件

参考:文献番号 2018WLJPCA02266006

強制わいせつ罪と強制性交等罪(強姦罪)はどう違う?

強制わいせつ罪と同じく、相手への暴力や脅迫を伴う性犯罪に、強制性交等罪があります。

 

この2つを分ける大きな違いは、性行等行為があったら『強制性交等罪』、これがなくわいせつ行為に留まるのか『強制わいせつ罪』の違いです。

 

以下の記事で、それぞれの違いについて詳しく解説しています。

 

【詳細記事】暴力的性犯罪の種類と概要と量刑

まとめ

強制わいせつ罪には非常に重い刑罰が定められており、たとえ初犯であっても実刑判決を受けてしまうこともあります。

 

もしも身近な方が強制わいせつ罪で逮捕されているのであれば、ただちに弁護士へ相談するなどして、今後の対策を考えてください。

 

逮捕された段階では、事実なのか冤罪なのかもわかりません。ご自身だけではどのような対応を取るべきかの判断も難しいでしょう。まずは個別に弁護士へ相談してください。

 

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は刑事事件弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※刑事事件弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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